イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

2018年上半期 私的邦楽ベストを選んでみました

毎年上半期と下半期、および年間を通して、極々私的ながら邦楽ベストを選出しています。今回は今年上半期編です。

<2018年上半期 私的邦楽ベスト (2018年6月26日作成)>

 

◯ 作成時のルール

 ・今年上半期に発売されたシングル、またはアルバムからの先行配信曲で、基本的にミュージックビデオが制作された曲から選出(ただし一部例外有り)

 ・1組の歌手につき1曲。ただし客演曲の場合はその限りではない

 ・1枚のCD-R(80分弱)に収まるように編集。歌手名の前の数字はトラックNo.であり順位ではない

YouTubeにミュージックビデオが掲載されている曲はYouTubeを、弊ブログで言及している曲にはブログのリンクを掲載

 

01. 三浦大知「DIVE!」

02. パスピエ「ネオンと虎」

03. sumika「フィクション」

04. Da-iCE「TOKYO MERRY GO ROUND」

05. Official髭男dism「ノーダウト」

06. Superfly「Fall」

07. NakamuraEmi「かかってこいよ」

08. 大橋トリオ「VENUS」

09. 中田ヤスタカ「White Cube」

10. MONKEY MAJIK「Tokyo lights」

11. MONDO GROSSO「偽りのシンパシー (Album Mix)」

12. 小袋成彬 feat. 宇多田ヒカル「Lonely One」

13. 平井堅「知らないんでしょ?」

14. 米津玄師「Lemon」

15. cero「魚の骨 鳥の羽根」

16. SOIL&"PIMP"SESSIONS feat. 三浦大知「comrade」

17. 久保田利伸「You Go Lady」

18. フレンズ「ベッドサイドミュージック」

 

total time:1:17:08

4月スタートの3時間番組『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ 月-金曜18時)にハマればハマるほど、他のことに手がつけられなくなっている自分ですがしかし、80年代感とボーカルの相性の良さ、且つリズム隊がしっかりしているパスピエやポップネスの中にソウルフルな要素も垣間見えるOfficial髭男dismが生ライブコーナーで披露した新曲にハマり、新しい音に出会う機会が増えたことに感謝したい気分。新鋭では小袋成彬さんも素晴らしく、フランク・オーシャン的な音世界を見事に自分のものにして日本で広めています。ちなみに、客演/プロデューサーの宇多田ヒカルさんが一昨日発売したアルバム『初恋』に収録された「Too Proud」では、アメリカでここ数年流行しているトラップが用いられていて、取り入れのスムーズさもまた才能だよなあと実感です。

ブログで言及した楽曲以外では、星野源さんをよりポップにしたようなsumika、サビ後半にドラムが一瞬だけ倍のビートを刻むところがひたすらに格好いいSuperfly、プロデュースしたPerfume「If you wanna」(2017)をより尖らせた中田ヤスタカ、流行の音の咀嚼力の強さを今回も示したMONKEY MAJIC、アンビエント感は軽めながらしっかりとした輪郭を持ったMONDO GROSSO、独自の世界観をより深めたceroUA「情熱」に象徴される90年代R&Bを現代に蘇らせたかのようなSOIL&"PIMP"SESSIONS&三浦大知コラボ、そしてベテラン貫禄の一発となった久保田利伸(以上敬称略)。「You Go Lady」サビ頭のOh×3のフレーズが異様なほど癖になります。

ちなみに、今年の人間交差点フェスで観たNakamuraEmiさんの、ヒップホップ×フォーク×ポップの見事なまでの融合、そして魂の揺さぶらせ方は今年上半期最大の収穫でした。明日、ワンマン観てきます。