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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

ニュースは"番宣の手段"なのか?

昨日、自分がスタッフの一員を担当するラジオ番組が終わり車に乗り込むと、エフエム青森で『JFNニュース』(別の局においてはその局名を冠したニュースの番組名になっているかもしれません)がOAされていました。しかしその18時台最後のニュースでの、最後に報じられた内容が強い違和感だったのです。

作家の村上春樹さんがはじめてDJ(ディスクジョッキー)を務めるラジオ番組が、今日TOKYO FMなどJFN全国38局で放送されます。番組のテーマは"走ることと音楽"で、年に1回はフルマラソンを走るという村上さんが、普段ジョギングの際に携帯音楽プレーヤーで聴いている曲などを紹介します。番組は一部地域を除いて、この後7時からの放送です。

JFNニュース(8月6日 18時55分放送分)より

今回報じられたのは5項目。山形等の豪雨や酷暑、台風といった天候に関する報道、西日本豪雨仮設住宅の件、米の中国への追加関税について、高校野球結果速報、そして最後に『村上RADIO』の番組宣伝が。

首都圏ラジオ局が昨日まで聴取率調査週間であったことからこの企画を目玉に据えたかったというTOKYO FM側の思いもあったでしょうし、地方局においても村上春樹さんが初のラジオ挑戦というのは訴求要素があると考えていたはずです。とはいえ、ニュースに宣伝を紛れ込ませることは絶対に違うというのが私見。ニュースとはこれまでに発生した出来事を伝えることですし、山形等東北各地で豪雨が発生し万一の事態が想定されるならばその報道の尺を拡げるほうがはるかに有意義でしょう。そしてそもそもニュースは宣伝の場ではありません。

これはNHKがニュースに『NHKスペシャル』の番宣を刷り込ませた例(なお、当時のNHKニュースのリンク先は消えていますので本日付で補足しております)。これはこれで問題ながら刷り込みというパターンであり、一方で今回のラジオニュースはあまりに堂々と番宣を行っていて唖然。自分がひねくれた人間なのかもしれませんが、その後放送される『村上RADIO』を前に、ラジオを切ってしまいました。radikoで後追い出来ると思ったのもありますが、興味が一気に薄れたのは事実です。

宣伝するならCM等で堂々とやっていただきたいものです。自然災害が最悪発生しかねない状況が想定出来るならばそこに十分な尺を割き、念には念を入れた呼びかけを行ったほうが好いはず。ニュースに番宣は強い違和感でしかありません。

 

なお『村上RADIO』は、エフエム青森でも19時からOAされたはずですが、radikoではこのように表示されます。

RHYMESTERDJ JINさんとDJ HERIさんによるJoint&Jamの画像で村上春樹さんの声...というのは違和感ですね。ちなみに、8月改編?TOKYO FMはどうなる(7月29日付)で記載した木村拓哉さん新番組や、前番組の後番組(『コエチャン!』)についてもエフエム青森では現段階でタイムテーブルに記載して(更新されて)おらず、その点においても不親切さを感じて仕方ありません。ほんの少しだけでも、リスナーやユーザーへの気配りが出来ていればこのような問題は解消されたのではないでしょうか。