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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

米ソングスチャート、ドレイク「In My Feelings」が次週ストリーミング最高記録を更新する予感

ビルボードソングスチャートを定点観測。

現地時間の8月6日月曜に発表された、8月11日付最新チャート。ドレイク「In My Feelings」が4週連続の首位を獲得、DJキャレドの新曲が5位に初登場を果たしました。

記事は下記に。

そしてトップ10はこちら。

 

ドレイクの強さは変わらず。

ダンス・チャレンジムーブメントによりストリーミング過去最高の数値を叩き出した「In My Feelings」。未だムーブメントは途絶えることなく、今週もストリーミングは9540万という歴代6位の記録を叩き出しました(同指標首位)。前週より10%ダウンしているとはいえ、上記ミュージックビデオが先週末に公開されたこと(で次週のチャートに再生回数が反映されること)、またビデオにはこれまで"#InMyFeelingsChallenge"に投稿された作品も登場することから、次週のチャートではもしかしたら歴代最高記録を更新するかもしれません。他指標でも、デジタルダウンロードは前週比30%ダウンながら72000という高い数値で4週目の首位に、そしてラジオエアプレイは前週比18%大幅アップとなる9570万で同指標3位。3指標、ほぼ完璧な数値でトップをキープしています。

ラジオエアプレイトップはマルーン5 feat. カーディ・B「Girls Like You」で、前週から7%アップし1億2370万を記録...しかし総合では1ランクダウンの4位に。これは前週初登場を果たしたシックスナイン feat. ニッキー・ミナージュ「FeFe」が強いゆえ。

ストリーミングは前週比44%もの大幅アップで6580万という高水準に達しています。デジタルダウンロードも同4%アップしており、高位置で初登場しながら翌週には大幅ダウン...というありがちなパターンとは真逆の結果に。ラジオエアプレイがついてくればロングエントリーもありそうです。

5位に初登場を果たしたのが、DJキャレド feat. ジャスティン・ビーバー、チャンス・ザ・ラッパー、クエヴォによる「No Brainer」。

7月27日にリリースされた同曲はデジタルダウンロード2位(それでも41000ですから、ドレイク「In My Feelings」が如何に強いかが分かります)、ストリーミング5位(2980万)、ラジオエアプレイ28位(3580万)でのスタート。ラジオエアプレイが高めな印象を受けます。DJキャレドにとっては4曲目のトップ10入りですが、ジャスティン・ビーバーにとっては14曲目。さらにジャスティンは100位以内に70曲目となるエントリーを果たし、60年のチャート歴史上15組目となる70曲以上エントリーの快挙を達成しました。同じく客演したチャンス・ザ・ラッパーは2曲目、そしてクエヴォは5曲目のトップ10入り。9位にランクインしているタイガ「Taste」に客演しているオフセットも、クエヴォと同じミーゴスの一員であり、同じグループのメンバーがソロでそれぞれトップ10入りしているののはかなり珍しいことです。

 

もうすぐトップ10はこちら。

・カリード feat. ノーマーニ「Love Lies」(18→15位)

以前も紹介している曲ですが、ラジオエアプレイでは遂にトップ10入り(12→10位 前週比9%アップの6660万)。こういう曲が上がってくること、そしてエラ・メイ「Boo'd Up」がトップ10内にキープしていることを踏まえれば、この言葉には説得力がありますね。頼もしいです。