イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

ユーミンがサブスクリプションサービスで"全曲"解禁…しかしあの1位獲得曲が入っていません

今日、公式からアナウンスが。

これは!と思い、真っ先に調べた曲があるのですが…カバーしか出ていませんでした。

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自分が求めていた「今だから」という楽曲は、1985年に小田和正さん、財津和夫さんとの連名でリリースされたシングル。オリコンで首位を獲得しながら未だにCD化されていない唯一の曲とのこと。CD化切望の旨を6年前に記載しながら、現在まで音源を容易に手に入れられない状況が続いています。

冷静に考えれば、今日のサブスクリプションサービス解禁でも「今だから」が未配信なのは無理もないことでした。小田和正さんはデジタルダウンロードは解禁してもサブスクリプションは現段階でNG、財津和夫さんはデジタルダウンロード・サブスクリプション共に中途半端なカタログとなっており、コラボ相手のデジタルへの対応状況を踏まえれば「今だから」が未配信なのはよく分かるのです。ならばなぜ全曲配信と謳ったのでしょう。冒頭にて引用したツイートのリンク先を辿ると。

デビューから45年の間に制作した38作に及ぶ全オリジナルアルバム、そして41作のシングル、7作のベストアルバム、1作のセルフカバーアルバムに収録されている楽曲から厳選した424曲が、本日より遂に配信スタートしました!

本日9月24日より、荒井由実を含む松任谷由実の全曲配信、遂にスタート! - 松任谷由実オフィシャルサイト(9月24日付)より

"厳選した"と書かれており、"全曲配信"というタイトルと矛盾するのではないかと。コラボ曲以外は全曲だと言われればそれまでですが…釈然としない自分がいます。

 

「今だから」においては、6年前に書いたことの再掲になりますがコラボレーション集をリリースする、もしくは未だサブスクリプションサービス未配信(それどころかデジタルダウンロードもきちんと配信していない方が少なくないのが実態ですが)の歌手に配信を促し、音楽業界の意識が変わることでスムーズな配信に至らせるようお願いしたいところです。尤も「今だから」においてはCD化すらされていないため、コラボレーション相手の説得?が最大の課題かもしれませんが。

オフィシャルサイトでは、松任谷正隆氏がサブスクリプション解禁に至るまでに抱えていた"矛盾"を知ることが出来るのですが、その矛盾はおそらく、デジタルに懐疑的な歌手の根底にある考えではないでしょうか。松任谷正隆氏は『さらに進んだマスタリングも念頭に入れ、配信が進化していくよう協力していきたい』と述べており、それが実現することで、他の歌手をデジタル配信に、そして「今だから」がCD化も含めた解禁に至らせる前向きな力になるものと考えます。