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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

島津亜矢に歌ってほしい20年前の名曲

島津亜矢さんに歌っていただきたい曲があるのです。

 

島津亜矢さんといえば、今週『うたコン』(NHK総合 火曜19時30分)、『UTAGE! 秋のリクエスト祭り』(TBS 11月7日20時)に出演。「Everything」(MISIAさんのカバー)、「White Love」(SPEEDのカバー)等を披露しています。『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)への復帰等もあり、歌の上手さはここ数年で俄然知られるようになってきましたが、もしかしたらカバー集『Singer』シリーズ(2010~)への取り組みが彼女の認知度上昇に一役買っているのかもしれません。自分もシリーズ1作目に収録された「I Will Always Love You」(ドリー・パートンによるオリジナルで、今回のカバーはホイットニー・ヒューストン版を参照)で彼女の凄さに触れたひとりです。

 

その島津亜矢さんに、いずれ歌ってほしいのがこの曲。

・デボラ・コックス「Nobody's Supposed To Be Here」(1998)

…の、”Special - Slow To Fast -"バージョン。

曲の終盤で、ヘックス・ヘクターによるリミックス版に切り替わるバージョンです。

「Nobody's Supposed To Be Here」はデボラ・コックスのセカンドアルバム『One Wish』(1998)からの先行シングルとしてリリースされ、米ビルボードソングスチャートで8週間2位を記録。終ぞ首位には立てなかったものの、1999年の年間ソングスチャートでは9位を記録しています。

 

ではなぜこの曲のカバーを切望するか。

① 『Singer』シリーズにおける洋楽の選曲がこぞってバラードである

島津亜矢さんはこれまでにセリーヌ・ディオン「My Heart Will Go On」やホイットニー「Saving All My Love For You」等を洋楽ではセレクト。たしかに巧く、文句のつけようがないのですが、もうちょっと挑戦的になってほしいと思うのです。ただ、あまりに挑戦すぎても…と敬遠するファンも少なくないでしょうから、バラードではじまり最後でいきなり賑やかになるという展開はどうかなと。今週テレビで披露したSPEED「White Love」もスロウからミディアムに移行するので(最後はスロウで着地)、そういう展開にも柔軟に対応出来ると思います。

 

② デボラ・コックスとはホイットニー・ヒューストンつながりである

島津亜矢さん版の「I Will Always Love You」は、ここ数年地上波でも披露されており、島津亜矢さんといえばホイットニーのカバーというイメージが薄くながら定着しているかもしれません。他方デボラ・コックスは”第2のホイットニー・ヒューストン”として、ホイットニーを見出したクライヴ・デイヴィスの下でデビュー。デビュー作は大ヒットに恵まれなかったものの次作では「Nobody's Supposed To Be Here」が大ヒットし、後にホイットニーとの夢の共演が叶います(ホイットニーのベストアルバムに収められた「Same Script, Different Cast」(2000)は「Nobody's…」の制作チームによる作品)。そしてホイットニーの死後、彼女が主演した映画『ボディガード』のミュージカル版に主演したのがデボラ…という次第。そのミュージカル楽曲集が昨年リリースされています。

ホイットニー・ヒューストンという共通項がある島津亜矢さんとデボラ・コックス…強引かもしれませんが、共演というプランがあれば是非観てみたいものです。

 

② 島津亜矢さんの知名度がこの曲の認知度を高めさせることが出来る

あくまでこの曲が好きすぎるゆえ広がってほしいという思いが強くあるのですが。

この秋リリースされた『Singer 5』はこれまでのシリーズにおいて最高の出足となりました。

(勝手ながら引用させていただきました。問題があれば削除させていただきます。)

今回の洋楽カバーは3曲。チャカ・カーンに挑戦した「Through The Fire」が巻頭を飾っています。

SINGER5

SINGER5

  • 島津亜矢
  • 謡曲
  • ¥2200

まだまだ順位が高くはないといえ、地道に花開いてきた印象があります。テレビ出演も多く、島津亜矢さんの歌の巧さ、カバーへの挑戦がテレビ企画ではなく彼女のライフワークになっていることも伝わっていくことでしょう。その徐々に高まってくる知名度において、おそらく日本で認知度の高くない「Nobody's Supposed To Be Here」を披露していただけたならば、この曲にスポットが当たる気がするのです。

 

③についてはちょっと無理矢理感が強くなりましたが、是非ともお願いしたいなと。無論、演歌の世界でもきちんとヒットを出し、『NHK紅白歌合戦』への切符を手にしていただきたいところです。