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チャート愛好家。ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

第61回グラミー賞、ノミネート発表

2019年に開催される第61回グラミー賞のノミネーションが昨夜発表されました。今回から主要4部門はノミネート数が5から8へ変更され、ますます予想しにくくなると思うのですが、その分楽しみが増えた気もします。

それでは、主要4部門のノミネートを押さえてみたいと思います。

・最優秀レコード賞 (Record Of The Year)

・カーディ・B、バッド・バニー & J・バルヴィン「I Like It」

・ブランディ・カーライル「The Joke」

・チャイルディッシュ・ガンビーノ「This Is America」

・ドレイク「God's Plan」

レディー・ガガブラッドリー・クーパー「Shallow」

・ケンドリック・ラマー & SZA「All The Stars」

・ポスト・マローン feat. トゥエニーワン・サヴェジ「Rockstar」

・ゼッド、マレン・モリス & グレイ「The Middle」 

・最優秀アルバム賞 (Album Of The Year)

・カーディ・B『Invasion Of Privacy』

・ブランディ・カーライル『By The Way, I Forgive You』

・ドレイク『Scorpion』

・H.E.R.『H.E.R.』

・ポスト・マローン『Beerbongs & Bentleys』

・ジャネル・モネイ『Dirty Computer』

・ケイシー・マスグレイヴス『Golden Hour』

サウンドトラック『Black Panther : The Album』

・最優秀楽曲賞 (Song Of The Year)

※ソングライターに送られるため、歌手名は()で表記

・「All The Star」(ケンドリック・ラマー & SZA)

・「Boo'd Up」(エラ・メイ)

・「God's Plan」(ドレイク)

・「In My Blood」(ショーン・メンデス)

・「The Joke」(ブランディ・カーライル)

・「The Middle」(ゼッド、マレン・モリス & グレイ)

・「Shallow」(レディー・ガガブラッドリー・クーパー)

・「This Is America」(チャイルディッシュ・ガンビーノ)

・最優秀新人賞 (Best New Artist)

・クロイー&ハリー

・ルーク・コムズ

・グレタ・ヴァン・フリート

・H.E.R.

・デュア・リパ

・マーゴ・プライス

・ビービー・レクサ

・ジョージャ・スミス 

まずなにより、ここ数年主要部門に常連だったテイラー・スウィフトが不在ということが特徴的と言えます。アルバム『Reputation』は今年の米ビルボード年間アルバムチャートを制しながらシングル曲が全て年間ソングスチャートトップ10入りしておらず、その売り方の問題もありつつも、アルバムの内容がここ数作では高いわけでないということが今回表れたのではないかと。事実テイラーは1部門のノミネートにとどまっています(最優秀ポップボーカルアルバム部門に『Reputation』がノミネートされたのみ)。

また、カニエ・ウェストも主要部門のノミネートを逃しています。最優秀アルバム賞へのこだわりが人一倍強かったわけですが、『Ye』がノミネートされなかった代わりにでしょうか、その『Ye』をはじめプッシャー・Tやナズ等のプロダクションが評価され、最優秀プロデューサー部門(クラシック以外)でノミネートされました。

グラミー賞の常連といえばジェイ・Zとビヨンセですが、その夫婦ユニットであるザ・カーターズも主要部門を逃しています。一方でビヨンセのレーベルから登場した姉妹デュオ、クロイー&ハリーが最優秀新人賞のノミネートされているのは面白いところ。その最優秀新人賞にノミネートされた中で最優秀アルバム賞にもノミネートされた唯一の歌手がH.E.R.。合計5部門にノミネートされています。

最優秀新人賞以外の主要3部門の全てでノミネートされているのはブランディ・カーライル、ドレイク、ケンドリック・ラマー & SZA(ケンドリックが手掛けた『Black Panther : The Album』を含む)の3組。アメリカーナというジャンルの歌手、ブランディ・カーライルは今回のグラミー賞で女性歌手最多となる6つのノミネートとなり、要注目と言えるでしょう。

ちなみに今回のグラミー賞で最多ノミネートはケンドリック・ラマーの8つ、次いでドレイクが7つとヒップホップ勢が強く、ブランディ・カーライルおよびプロデューサーのボーイ・ワンダが6つ、そしてカーディ・B、チャイルディッシュ・ガンビーノ、H.E.R.、レディー・ガガ、マレン・モリス、プロデューサーのサウンウェーヴ、マスタリングエンジニアのマイク・ボッツィが5つと続きます。ケンドリック・ラマーは今年最優秀アルバム賞をブルーノ・マーズに譲ってしまったばかりですが、これまで3作が同賞にノミネートされながら獲れずじまいだったゆえ、ある意味4度目の挑戦といえるでしょう。全てのノミネートは下記リンク先をご参照ください。

第61回グラミー賞は現地時間の来年2月10日、日本時間で翌11日に開催されます。今から楽しみです。