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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

ここ数週で米ビルボードゴスペルソングスチャートが面白いことになっている

1月7日付のビルボードジャパンソングスチャートが昨日発表されました。今日は1月14日分が発表され、2日連続で2週分が公開されることもあり、このブログでは明日まとめて取り上げます。

 

 

今日は米ビルボードからひとつかみ。ここ数週でゴスペルソングスチャートに大きな異変が生まれています。

断続的ながら、昨年12月22日付まで通算40週もの首位を独走していたコリン・ホーソーン「Won't He Do It」。

その翌週、12月29日付ではコリンが陥落。新鋭、クイーン・ナイジャによる「War Cry」が初登場でトップに。

翌週、今年1月5日付では5位に急落しますが、クイーン・ナイジャはその1月5日付米ビルボードアダルトR&Bソングスチャートで「Medicine」が5週目の首位を獲得し、R&B界でその名を広めつつある歌手。その彼女がゴスペルの世界でも精通するということが証明されました。

「Medicine」は『松尾潔のメロウな夜』(NHK-FM 月曜23時)、今年1月7日放送分で音楽プロデューサー、作詞・作曲家の松尾潔氏が選んだこちらのチャートでも16位に選出されています。

実はクイーン・ナイジャ、次のエラ・メイとも言われているようですが、昨年夏にリリースした「Karma」が、ゴスペル曲に"激似"と問題視されているそう。下記は音楽評論家の林剛氏によるツイート。

逆に言えば、ゴスペルに造詣が深いということが、激似騒動および「War Cry」のゴスペルソングスチャート首位発信から証明された気がします。今後クイーン・ナイジャが聖俗双方で活躍するのではないか…と期待する自分がいますが、問題の早期解決を願うばかりです。

 

ゴスペルソングスチャートに話を戻すと、1月5日付ではコリン・ホーソーンが通算41週目の首位に返り咲きますが、最新1月12日付でトリー・ケリー feat. カーク・フランクリン「Never Alone」が登場19週目にして遂に首位に立ちました。

初登場時2位だったこの曲、これまでコリン・ホーソーンを破ること出来ないままでしたが念願の首位獲得です。

コリン・ホーソーン「Won't He Do It」およびトリー・ケリー feat. カーク・フランクリン「Never Alone」は今年のグラミー賞、最優秀ゴスペルパフォーマンス/ソング部門に共にノミネートされています。が、最優秀ゴスペルアルバム部門でのノミネートはトリー・ケリー(『Hiding Place』)のみ。グラミー賞を仮にトリーが獲得するならば、チャートを独走することもあり得るでしょう。

 

とはいえ、コリン・ホーソーン「Won't He Do It」は女性歌手としてゴスペルソングスチャートの最長記録を更新しました。これまではタメラ・マン「Take Me To The King」の25週が最長。また全ゴスペル曲ではマーヴィン・サップ「Never Would Have Made It」の46週が最長であり、コリンはあと5週で並ぶのです。コリンとトリー・ケリー、そしてクイーン・ナイジャ等の首位争いがどうなるか、記録更新はあるのか、そしてグラミー賞はどうなるか…注目すべきところは多いですね。