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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

米津玄師も推薦、中村佳穂「きっとね!」にはきっと…いや確実にチャートインしてほしいと願う

昨日のブログで1月7日および14日付ビルボードジャパンソングスチャートを紹介した際、次週の展望について書いたのですが、実はもうひとつ期待したいことが。それは、中村佳穂さんのチャート登場なのです。

 

自分も昨年の年間ベストソングのひとつに挙げた、中村佳穂「きっとね!」(アルバム『AINOU』(2018)収録)。ミュージックビデオが公開された直後、あの米津玄師さんが取り上げています。中村佳穂さんにとっては寝耳に水。

ミュージックビデオが音楽をより多くの方に届けるツールになるわけで、米津玄師さんがビデオの登場を誰よりも切望し、公開のタイミングで推したのかもしれません。

 

1月8日に公開された「きっとね!」のミュージックビデオは、今朝の段階で早くも10万再生を突破。米津玄師さん経由で知った多くの方が称賛の声をYouTubeに寄せています。米津玄師さんのつぶやきは決して多くはなく、その中で今年に入り公式RTを除いてつぶやいた3つのうちふたつが上記で引用した中村佳穂さんに関する激賞と奨励。米津さんは現段階でおよそ180万近くのユーザーにフォローされており、米津玄師さんがそこまで推す中村佳穂さんとはいったい!?と思った方が動画を観てハマる…という構図が生まれつつあります。

 

となると、個人的には「きっとね!」のチャートインを期待せずにはいられません。

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上記は中村佳穂「きっとね!」のビルボードジャパン、最新1月14日付までのCHARTinsight。ラジオエアプレイが好調でラジオ指標では100位以内に6週在籍し、昨年11月26日付で最高15位を記録。ラジオ指標の好調さは、好事家の評判をある種裏付けるものと言っても過言ではないでしょう。総合チャートでは100位以内には入らずも、都合8週間300位以内に入っていたわけです。これがミュージックビデオ公開および米津玄師さん推薦に因る動画再生指標の増加に伴いラジオ指標が巻き返し、ならびにTwitter指標(ひとつのツイートで歌手名と曲名の双方を入れることが条件)が上昇すれば、きっとではなく確実に総合チャート300位圏内にカムバックを果たせる…それどころか総合100位以内も夢ではない気がします。次週は『NHK紅白歌合戦』(NHK総合等)の特需が収束しそうなタイミングゆえ、尚の事です。

 

個人的には、仮に日本にグラミー賞があったならと仮定した上で中村佳穂さんを主要4部門に選んだり、また勝手ながら担当ラジオ番組『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時)の今月のエンディング曲に「そのいのち」を据えたりしていて注目していただけに、このタイミングで脚光を浴びる、いわば"見つかった"のは嬉しい限り。いずれ米津玄師さんの前座に中村佳穂さんが…となったならば凄いことかもしれません。最後に「そのいのち」の動画を紹介しますので、是非とも「きっとね!」「そのいのち」が収録されたアルバム『AINOU』を手に取り、中村佳穂さんの魅力にハマっていただけたならと思います。