イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

わずか3年で全米1位を5曲輩出、プロデューサー/ソングライターのルイス・ベルに注目

最新1月19日付米ビルボードソングスチャートでは首位が交代しましたが、交代する前と後2曲共に関わっているのがルイス・ベルというプロデューサー/ソングライター。

昨年の米ビルボードチャートと照合した良記事があったので勝手ながら紹介(問題があれば削除いたします)。昨年はポスト・マローン関連で大ヒット曲を連発していましたが、なるほどポスト・マローンと二人三脚という感じなんですね。

そのポスト・マローンの音楽の多様性の如く、ルイス・ベルはカミラ・カベロやロード、カイゴにショーン・メンデス、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーといった今をときめく歌手を手掛け、ポップ/ロック/EDM等ジャンルの垣根を越えて活躍しています。彼が関わった作品集をWikipediaでみると、初めて米ビルボードソングスチャートでトップ10入りを果たしてからまだ3年というのですから驚きです。そしてチャート的には、昨年春このような快挙を達成しています。

最新ソングスチャートにおいても、1位のポスト・マローン & スウェイ・リー、2位のホールジーの他、初のトップ10入りを果たしたベニー・ブランコ、カリード &ホールジー(9位)のボーカル編集にも関与しており、関連作が3曲トップ10入り。今最もホットな音楽制作者と言っても過言ではないでしょう。

というわけで、ルイス・ベルが関与しトップ10入りした楽曲を列記してみましょう。

 

・ポスト・マローン feat. クエヴォ「Congratulations」

 (2016 8位 共同ソングライト・共同プロデュース)

・DJスネイク feat. ジャスティン・ビーバー「Let Me Love You」

 (2016 4位 共同ソングライト・共同プロデュース・ボーカルプロデュース)

・カイゴ & セレーナ・ゴメス「It Ain't Me」

 (2017 10位 ボーカルプロデュース)

・ポスト・マローン feat. トゥエニーワン・サヴェジ「Rockstar」

 (2017 1位 共同ソングライト・共同プロデュース・ボーカルプロデュース)

・カミラ・カベロ feat. ヤング・サグ「Havana」

 (2017 1位 共同ソングライト・ボーカルプロデュース)

・カミラ・カベロ「Never Be The Same」

 (2018 6位 ボーカル編集)

ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー「Youngblood」

 (2018 7位 共同ソングライト・共同プロデュース・ボーカルプロデュース)

・ポスト・マローン feat. タイ・ダラー・サイン「Psycho」

 (2018 1位 共同ソングライト・共同プロデュース・ボーカルプロデュース)

・ポスト・マローン「Better Now」

 (2018 3位 共同ソングライト・共同プロデュース・ボーカルプロデュース)

・ベニー・ブランコ、カリード &ホールジー「Eastside」

 (2018 9位 ボーカル編集)

・ホールジー「Without Me」

 (2018 1位 共同ソングライト・プロデュース・ボーカルプロデュース)

・ポスト・マローン feat. スウェイ・リー「Sunflower (Spider-Man: Into the Spider-Verse)」

 (2018 1位 共同ソングライト・共同プロデュース・ボーカルプロデュース)

 

さらに、ルイス・ベルとタッグを組むポスト・マローンが昨年末に急遽リリースした「Wow.」は最新1月19日付の米ビルボードソングスチャートで11位に到達、トップ10入り目前となっています。勿論こちらにもルイス・ベルが関与しているのです。

・ポスト・マローン「Wow.」

 (2018 11位(現在) 共同ソングライト・共同プロデュース)

 

ポスト・マローンは来月のグラミー賞で主要2部門(「Rockstar」で最優秀レコード賞、『Beerbongs & Bentleys』で最優秀アルバム賞)を含む4部門にノミネート。仮に主要部門を勝ち得たならば、ポスト・マローンは勿論のことルイス・ベルへの製作依頼が一段と高まりそうです。賞の動向も含め、ルイス・ベルに注目してみましょう。