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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

映画の大ヒットと乖離? 未だソングスチャートでトップ10入りしないクイーン「Bohemian Rhapsody」のチャート上昇策

ビルボードジャパンソングスチャートを毎週追いかけていると、"社会の流行と曲の順位が乖離している"ことが勝手ながら解せないというか勿体無いと思うことがあります。昨年あれだけ流行したDA PUMP「U.S.A.」が最高2位どまり、それも合計11週も在籍しながら終ぞ1位を獲れずじまいな事実がその根底にあるのですが。

さて、そんな悔しさをこの曲にも抱いてしまいそうです。

・クイーン「Bohemian Rhapsody

クイーンの名曲であることは勿論、彼らを題材にした映画『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)のタイトルに用いられ有名な楽曲。映画が世界的に大ヒットしたことでアメリカでもこの曲がリバイバルヒットとなりましたが、日本ではこの曲を含む複数曲がビルボードジャパンソングスチャートにランクイン。映画のサウンドトラックが同アルバムチャートで最高2位を記録しているのは見事なのですが、実は「Bohemian Rhapsody」のソングスチャートにおける現段階(2019年1月28日付まで)の最高位は11位(1月7日付)であり、一度もトップ10入りを果たしていないのです。映画が日本でも大ヒットし、社会的な流行となったならば、「Bohemian Rhapsody」には一度でいいからトップ10入りしてほしい…という勝手な想いを強く持ち合わせています。

Bohemian Rhapsody」がはじめて40位以内にランクインした2018年11月19日付(総合27位)以降の、ソングスチャートにおける同曲の各指標をみてみると。

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シングルCDセールスおよびルックアップの両指標はシングルCD未リリースのためカウントされず、この曲を曲単位で購入した分のデジタルダウンロード指標はランクイン。しかし同指標は緩やかに下降傾向にあり、曲単位ではなくアルバムとして購入する流れが出来ているのかもしれません。一方、ストリーミングおよび動画再生の各指標は安定し、最新1月28日付においてはストリーミングが総合ポイントのおよそ40%、動画再生が同25%を稼いでいます。この2指標は急激に下がるとは考えにくいでしょう。他方カラオケ指標は100位未満であり、曲の難易度の高さ等を踏まえれば急激な増加は見込めないと考えます(仮にカラオケの特典映像で映画のシーンやメイキング等を用いるならば上昇も有り得そうです)。

ならば、仮にトップ10入りを目指すとして、テコ入れすべきはラジオエアプレイとTwitterの両指標となります。ラジオエアプレイは最新曲や好事家的視点に基づくレコメンドが反映される傾向にありますが、その日ニュースになった出来事に関連した曲も流れることがあります。となると。

 1月23日水曜、映画の興行収入が100億円を突破。前日には第91回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞(ラミ・マレック)を含む5部門にノミネートされたとアナウンス。このタイミングで今一度「Bohemian Rhapsody」をかけようと思うラジオ関係者は少なくなかったはずです。曲の尺の長さを考慮して別の曲に…ということが少なければ、ラジオエアプレイ指標は確実に上がるはずです。

そしてTwitter指標についてですが、今一度映画の公式Twitterアカウントや、クイーンの日本レーベル公式等が【"#クイーン"と"#ボヘミアンラプソディ"をひとつのツイートに入れてつぶやいて】と呼びかけるキャンペーンを行うのはどうでしょう。映画のタイトルを、バンド名も含めてつぶやけば口コミ効果が期待出来るのみならず、同名曲のTwitter指標に貢献出来るというダブルの効果が。そしてこのTwitterキャンペーンは、たとえば星野源「アイデア」や三浦大知「Blizzard」でその成果が証明されているのです。

熱心なクイーンファンの年齢層がSNSを好んで行う世代かという疑問もあるかもしれませんが、若年層も足繁く映画に通っていると聞きます。その結果か、同曲のTwitter指標は最高2位を記録(2018年11月26日および12月3日付)。Twitter指標はツイートキャンペーン次第でさらに伸ばせる可能性があるはずです。

 

この提案が仮に映画等公式側に届いたとして、次回のビルボードジャパンジャパン週間チャート(1月30日発表、1月21~27日を集計期間とする2月4日付分)に活かすには今日明日の2日間しかありませんが、実施して損することはないと思います。また、検討を重ねた上で実施に至るならば2月18日からの1週間が効果的でしょう。第91回アカデミー賞授賞式が日本時間の2月25日月曜午前に行われるその直前の1週間、映画・クイーン公式・日本レーベルが共同戦線を張ってTwitter等でのキャンペーンを行うのもアリかと思っています。弊ブログではソングスチャートのランクアップにこだわって提案していますが、そのキャンペーンは曲のみならず映画や、サウンドトラック等も押し上げるものと考えます。ゆえに是非とも…と思うのですが如何でしょうか。