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チャート愛好家。ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

米ソングスチャートは4週連続首位交代、アリアナ・グランデ「7 Rings」が初登場で頂点に

毎週火曜は米ビルボードソングスチャート速報。

現地時間の1月28日月曜に発表された、2月2日付最新チャート。アリアナ・グランデ「7 Rings」が初登場で首位に到達。アリアナにとっては同じく初登場首位を記録した「Thank U, Next」に次ぐ、2曲目の首位達成です。

トップ10速報発表前、既に米ビルボードが「7 Rings」の首位発進を予想していました。

が、蓋を開けてみるとそれぞれの数値は予想を大きく超え、ストリーミングは8530万、デジタルダウンロードは96000、ラジオエアプレイ2750万という結果に。ラジオエアプレイは39位に登場し、デジタル2指標は首位発進。音源解禁と共にミュージックビデオを公開したことが、ストリーミング女性歴代2位の数値となって表れています。ちなみに同女性歴代1位は同じくアリアナ・グランデによる「Thank U, Next」が、ミュージックビデオ公開分を初カウントした昨年12月15日付の9380万、全歌手でのトップはドレイク「In My Feelings」で、昨年7月28日付で1億1610万を記録しています。またデジタルダウンロードにおいてはこの半年間で、同じくドレイク「In My Feelings」の104000(昨年8月4日付)に次ぐ好成績となりました。

初登場で首位を達成したのは「7 Rings」が33曲目、そして初登場で首位を2回以上成し得たのはアリアナ・グランデが5組目。マライア・キャリーが3曲で達成し、ジャスティン・ビーバー、ドレイク、ブリトニー・スピアーズが2曲で初登場首位に。アリアナは今後順調にキャリアを積めばマライア超えもあり得そうです。また首位を獲得した最初の2曲が共に初登場で首位というのはアリアナが初という快挙達成です。

アリアナ・グランデは「Thank U, Next」の首位獲得からわずか2ヶ月と2週で、今回「7 Rings」が頂点に立っています。この短いスパン、女性歌手ではリアーナが2010年末にドレイクに客演参加した「What's My Name?」→自身の「Only Girl (In The World)」という2週間以来の好成績。共に主演曲となると、ジャスティン・ビーバーが「Sorry」→「Love Yourself」で成し遂げた3週間以来となります。

「7 Rings」では、ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』で有名な「My Favorite Things (邦題:私のお気に入り)」が引用されています。この曲をカバーしたハーブ・アルパート & ザ・ティファナ・ブラス版は1969年初めに45位まで上昇しましたが、引用作で1位を獲るとは、『王様と私』や『オクラホマ!』等を手掛けてきた作曲家コンビ、オスカー・ハマースタイン2世リチャード・ロジャースは思ってもみなかったことでしょう(お二方とも既に亡くなられていますが)。

曲名に注目すると、”7”が付く曲で首位に立ったのはエルトン・ジョン「Candle in the Wind 1997」「Something About the Way You Look Tonight」のダブルAサイドシングル(1997-1998 14週首位)以来2曲目、”7”単体では初。ルーカス・グラハム「7 Years」は3年前2位どまり、またプリンス & ザ・ニュー・パワー・ジェネレーションによる、その名も「7」は1993年に7位まで上昇しています。他方”Ring”が付く曲では4曲目の首位に。近年ではビヨンセ「Single Ladies (Put A Ring On It)」(2008-2009 4週)があります。

 

このアリアナ・グランデ「7 Rings」に押し出されたのはホールジー「Without Me」(総合2位)。ラジオエアプレイは2位をキープし、前週比3%アップの1億970万となっていますが、ストリーミングが前週比12%ダウンの4150万、デジタルダウンロードは同30%大幅ダウンの29000でデジタル2指標は共に3位。ラジオエアプレイの高さだけでは「7 Rings」を抑えることは出来ませんでした。

 

最新のトップ10はこちら。

[今週 (前週) 歌手名・曲名]

1位 (  -  ) アリアナ・グランデ「7 Rings」

2位 (1位) ホールジー「Without Me」

3位 (2位) ポスト・マローン & スウェイ・リー「Sunflower (Spider-Man: Into the Spider-Verse)」

4位 (5位) アリアナ・グランデ「Thank U, Next」

5位 (3位) トラヴィス・スコット「Sicko Mode」

6位 (4位) パニック・アット・ザ・ディスコ「High Hopes」

7位 (6位) マシュメロ & バスティル「Happier」

8位 (9位) ポスト・マローン「Wow.」

9位 (7位) マルーン5 feat. カーディ・B「Girls Like You」

10位 (8位) リル・ベイビー & ガナ「Drip Too Hard」

「Girls Like You」は通算31週目のトップ10入りで、あと2週でエド・シーラン「Shape Of You」(2017)の持つ最多記録に並びます。そして上位5曲および9位が首位獲得曲という、密度の濃いランキングになっていますね。

 

それにしても、今回のアリアナ・グランデの動向…昨年のドレイクをやはり彷彿とさせます。こうなると、アルバムリリースのタイミングで「In My Feelings」的な曲が生まれる予感がします。

アリアナ側がどう動いてくるか楽しみですが、まずは「7 Rings」がその勢いをどこまでキープ出来るか、次週の動向に注目です。