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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

米ゴスペルソングスチャート、次週は首位交代? カーク・フランクリンの新曲が発表

最新2月2日付の米ビルボードゴスペルソングスチャートではトリー・ケリー feat. カーク・フランクリン「Never Alone」が4連覇を達成。前週同様、ライバルだったコリン・ホーソーン「Won't He Do It」(今週2位)が赤丸付いていないため、しばらくは「Never Alone」の独壇場になるのでは…と思われていました。が、次週はその首位の座が入れ替わる予感がします。しかもトリーの共演者に。

・カーク・フランクリン「Love Theory」(2019)

1月25日金曜に突如リリース。次週2月9日付のチャートはデジタル2指標(デジタルダウンロードおよびストリーミング)が1月25日からの1週間を集計期間となるため、同日付チャートでトップに立つ可能性があります。となると、同チャートでカークが初登場で首位発進となるのは「Wanna Be Happy?」(2015年9月19日付)以来ですね。

「Love Theory」に関してはカーク自ら、”購入してツイートしよう”キャンペーンを行っています。

この曲のチャート1位を狙ったキャンペーンというよりは、カーク・フランクリンが主催する5月のゴスペルフェスティバルの宣伝も兼ねている模様。

これ、ゴスペルファンにはたまらないラインナップだと思うんですよね。ゴスペルで販売促進キャンペーンというのは個人的にあまり聞いたことがないのですが、チャンス・ザ・ラッパーやファレル・ウィリアムス等と組み聖俗様々な世界を知るカークには普通というか、それで素晴らしい曲が浸透するならば好いことだと考えているのかもしれません。

 

「Love Theory」は、フェス用のアンセムとしてのシングルという位置づけかもしれませんが、「Wanna Be Happy?」のリリースから1ヶ月半後にアルバム『Losing My Religion』(2015)を発売したことを踏まえれば、来るべきアルバムは既に完成しているのかもしれません。カーク自身寡作の人(リリースペースは3年~4年に1作)ですが、そろそろ本格的に動く時期かもしれず、期待する自分がいます。