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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

ラジオ特集に向けて、あなたの”モヤモヤソング”教えてください

明日の担当ラジオ番組、『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時。サイマル放送で全国どこからでも聴取可能です。詳細はこちら)。弘前大学ラジオサークル2年の磯野ふさえさん(注:番組特有の”海鮮ネーム”です)発案による、【モヤモヤソング】を特集します。この番組で時折行うスタッフ持ち込み特集、歌手に特化したものが多い中で”概念”な特集は珍しいのですが、前回の持ち込み特集が声のきれいなアーティストという主観的なものだったので(且つオチ?がクリスタルキング「大都会」で、彼女の年齡とのギャップに驚くなど)、こういう視点は面白いと感じています。貴重な逸材です。

ふさえさんにモヤモヤの定義を聞くと、”歌詞がグダグダ、ネガティブだったり、サウンドがフワフワ…”ということで、かなり広義。ふさえさん、そしてスタッフから集めた曲を明日お送りするのですが、リスナーの皆さんからの【モヤモヤソング】を是非教えていただきたいと思います(し、ラジオを聴けなかった方は後日でもこのブログエントリーにコメントを残していただけたならば嬉しいです)。いろんな発見がありそうで楽しみです。

 

さてここでは、一足早く自分のセレクト…のヒントを。どうも選出基準が他のスタッフとは異なるんですよね。たとえば。

 

宇多田ヒカルAddicted To You (UNDERWATER MIX)」(1999)

R&Bプロデューサーチームのジミー・ジャム&テリー・ルイスとタッグを組んだ初の作品。2つのバージョンが収録されましたが、ブランディ&モニカ「The Boy Is Mine」を手掛けたロドニー・ジャーキンス(後に宇多田ヒカルさんと「タイム・リミット」(2000)で組むことに)が当時得意とした上モノ使いと、当時徐々その名が知られていったティンバランド印の”チキチキ”を組み合わせたUP-IN-HEAVEN MIXがメインに。UNDERWATER MIXはジャム&ルイスとのコンビで大ヒットを連発したジャネット・ジャクソンによる「That's The Way Love Goes」(1993)をアップデートさせたような内容でメロウ好きにはたまらなかったのですが、結果的にこのバージョンがシングルのみの収録にとどまったことにモヤモヤした次第。

 

Perfume「If you wanna」(2017)

こちらは翌年リリースのアルバム『Future Pop』に収録されたシングル。先月放送の『ジェーン・スー 生活は踊る』(TBSラジオ 月-金曜11時)で音楽ジャーナリストの高橋芳朗氏が、先に取り上げた宇多田ヒカルさんの最新曲でスクリレックスと共に手掛けた「Face My Fears」(2019)にて用いられたフューチャーベースを紹介する際、この曲を取り上げています。

高橋芳朗さんの紹介に付け加えるならば、3分に満たない尺の短さもまた、現在の洋楽のトレンドを意識したものでしょう。個人的に一昨年の私的邦楽ベストにも選んだほど気に入っているのですが、たとえばチャート上だったり、また同年の『NHK紅白歌合戦』だったりで目立ったのはその前のシングル「TOKYO GIRL」(2017)であり、「If you wanna」は霞む印象が。「TOKYO GIRL」もEDM的な盛り上がりはあれど、盛り上がった後にJ-Pop的なサビに着地するわけで、それはそれで好みではあるのですが、より斬新なほうにもっと注目が集まってもいいのに…と思うなど。で、モヤモヤなのです。

 

 

明日のラジオで紹介する予定の自分セレクトの楽曲はこの2曲に似た流れであり、つまりは”なんで自分の好きなほうが目立たないの…!?”という、大げさに書くならば心の叫びの吐露。20年前の名曲を取り上げる予定です。自分のモヤモヤ、言い換えれば【イライラ】かもしれませんね。