テレビやラジオ局の改編といえば4月と10月が定番です。1クールの連続ドラマを踏まえ7月と1月の改編もありますが、基本は春と秋のはず。それが、今月から大きく変える局が存在します。いわば、6月改編とでも言いましょうか。
たとえばTBSテレビ。
#NEWS23 卒業🎓
— news23 (@news23_tbs) May 31, 2019
3年間ありがとうございました!#雨宮塔子 #駒田健吾 #宇内梨沙 #TBS #TBSテレビ #ニュース #雨宮アナ #駒田アナ #宇内アナ #卒業 #本当にお疲れ様でした #news23_tbs pic.twitter.com/67dYr689jn
5月で星浩さん以外は卒業となり、雨宮塔子さんは渡仏の模様。TBSラジオ『アフター6ジャンクション』の木曜パートナー等を務める宇内梨沙アナウンサーは日曜版『Nスタ』のスポーツコーナーを担当することに。『Nスタ』日曜版も昨日からメンバーを一新しています。下記Instagramは宇内アナウンサーのアカウントのリンクを貼付(問題があれば削除いたします)。
厳密には『NEWS23』も『Nスタ』日曜版も番組出演者がほぼ一新される形であり改編とは異なるかもしれませんが、今日からは元テレビ朝日アナウンサーの小川彩佳さんがメインとなることから『NEWS23』は改編並の変革を断行したと言っていいでしょう。小川アナウンサーの退社は4月5日付と報じられており(テレ朝・小川彩佳アナ、5日付で退社…「令和」5月に1歳年上の一般男性と結婚へ : スポーツ報知(4月7日付)参照)、それを待っての6月改編だったのかのかもしれません。
ラジオ局で大きな改編がみられたのはInterFM897。
新番組【Forever Young】
— InterFM897 (@InterFM897) May 27, 2019
ミレニアル世代のトリリンガルラッパー/シンガー #ちゃんみな @chanmina1014 がDJを務めるラジオ番組、6️⃣月から4か月限定、毎週月曜日23時🕚から30分🕦放送決定㊗️
詳細▶ https://t.co/9ydr55Cp1U#chanmina897 #interfm897 #radiko pic.twitter.com/xn7O39ld1z
こちらは今日から放送される新番組ですが、はじまるのはこの番組くらいでしょうか。他方、先月で終了した番組は複数。
#TeamVKS 今週も聴いてくれてマハロ!お陰様でVKSは今まで人生の中にベストラジオショー!リスナーの熱い応援と愛は毎週感じました⭐️ 本当にマハロ!早く戻られますように!これからも応援をよろしくお願いしマッスル💪 #vkifm #みんなのVKS #山P #TatsuD #SatoD #Ichiro #IssakuP #AbeP #Maeda #Nami
— Vance K Band (@vancekband) May 25, 2019
皆さん!本当にありがとうございます。この何週間はとても辛かった。でも死ぬまでにRock n Roll! Thank you so very much everybody! #MRS897
— THE MIKE ROGERS SHOW (@MRS897) June 1, 2019
土曜午前の『The Vance K Show』、日曜早朝の『THE MIKE ROGERS SHOW』が共に終了。その終了分を、土曜は早朝と午前の2つの生ワイド番組をそれぞれ1時間ずつ伸ばして対応、日曜はスペシャルミックスを放送…って、これでは人員削減ではないかと思うのです。その他にも水曜20時台の1時間、土曜14時からおよび25時30分からの30分番組も終了し、こちらも”Music Mix”というスペシャルミックスに差し替え。逆にスペシャルミックスからDJ有の番組に切り替わったのは先述した『Forever Young』のみですが、4ヶ月限定なんですよね。これでは6月改編が規模縮小等のマイナスイメージとして捉えられてもおかしくない気がします。
『NEWS23』は視聴率が、InterFM897は局全体の聴取率が芳しくないということは耳にしたことがあります。またラジオ業界では、トップを行くTBSラジオは聴取率よりも聴取データが即座に判るradikoを活用したサービスを運用しています。
この手法が他局にも波及すれば、(尤もラジオ局ではTBSラジオ以外の民放局が聴取率調査週間に”スペシャルウイーク”を打つ等、旧来の手法にもこだわっているものの)これまで以上に”数字”を求める姿勢が各局に登場し、有望な人員を引き抜いたり逆に数字が獲れない番組を終了させること等、春や秋の改編時期を待たずに行うことが自然となってくるのかもしれません。
しかしながら、InterFM897においてはその内容から規模縮小という後ろ向きな姿勢が見て取れるゆえ、ならばスペシャルミックスでの他局との差別化をどう図るかを提示する等、縮小ではなく攻めの改編であることを訴求したほうが好いでしょう。またTBSテレビにおいては人員配置問題が見て取れるため、4月改編出来なかった理由を伝える、もしくはそれを言わずともリニューアル後に明確に且つ良い方向に変化したことを示す必要があるでしょう。裏にあるかもしれない諸事情を上手く隠し、数字は求めてもそれが第一義だと思わせない姿勢を明確に示すことが重要だと考えます。