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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

「Old Town Road」強すぎ、対象的に「Me!」は…6月8日付米ソングスチャートをチェック

ビルボードソングスチャート速報。現地時間の6月3日月曜に発表された、6月8日付最新ソングスチャート。リル・ナズ・X feat. ビリー・レイ・サイラス「Old Town Road」が9連覇を達成、ビリー・アイリッシュ「Bad Guy」が最高位となる2位に上昇。またダベイビー「Suge」が自身初のトップ10入りを果たしました。

アリアナ・グランデ「7 Rings」の8週を抜いて今年最長のナンバーワンヒットとなったリル・ナズ・X feat. ビリー・レイ・サイラス「Old Town Road」。前週ミュージックビデオがストリーミングに初加算され歴代2位となるストリーミング再生回数を記録しましたが、今週は前週比12%ダウンしたものの1億1530万を記録し歴代5位。ストリーミング再生回数トップ10のうち実に8週を「Old Town Road」が、それもすべて1億超えでランクインさせるという驚異的なヒットとなっています。

ストリーミングはダウン傾向にあるものの未だ1億を超え、デジタルダウンロードは前週比8%アップの81000、ラジオエアプレイは同8%アップの9530万を獲得。ラジオエアプレイ3位、デジタル2指標首位で且つ未だ勢いが衰えていないのですから、どこまで首位の座を続けるかが楽しみです。

 

リル・ナズ・Xのみならず、最近のチャートは新鋭が頑張っています。

たとえばビリー・アイリッシュ「Bad Guy」。前週自己最高の3位を獲得したのですが今週はさらに1ランクアップし2位へ。アルバム『When We All Fall Asleep, Where Do We Go?』も米アルバムチャートで首位に返り咲いた今週、同曲のストリーミングは前週比1%アップの3870万(同指標2位)、デジタルダウンロードは同10%アップの20000(同指標4位)、ラジオエアプレイは同29%大幅アップの3820万(同指標22位)と数字の面でも躍進。それでも「Old Town Road」のおよそ3分の1のポイントであることから如何に「Old Town Road」がモンスターヒットかが解るのですが、このまま「Bad Guy」が伸びていけば首位交代もゼロではないかもしれません。

3位にはカリード「Talk」が上昇。ロジックにアレッシア・カーラ共々参加した「1-800-273-8255」(2017)での自己最高位に並びました(主演作では初)。ラジオエアプレイで前週比16%アップし8840万となっており、こちらも伸びしろがあると言えます。

 

さらに今週は新鋭がトップ10内に初登場。ダベイビー「Suge (Yea Yea)」が前週から5ランク上昇し、9位に付けました。

ストリーミングは前週比17%アップの3520万(同指標4位)、デジタルダウンロードは50位未満ながら同17%アップの5000、そしてラジオエアプレイは同25%アップの2240万で同指標50位に登場。既にラジオでも支持を受けており、トップ10入りを受けて次週は全指標上昇の可能性は高いかもしれません。

ちなみにこの「Suge (シュグ)」とはシュグ・ナイトのこと。ヒップホップ好きな方ならご存知の方が多いかもしれません。DJ YANATAKEさんの解説が分かりやすいですので、勝手ながら紹介いたします(問題があれば削除いたします)。

この「Suge」が収録されたアルバム『Baby On Baby』は今年3月に米ビルボードアルバムチャートで25位に初登場し、前週最高位となる7位を獲得。アルバムも「Suge」のヒットに伴いどこまで伸びるか楽しみです。

 

最新のトップ10はこちら。

[今週 (前週) 歌手名・曲名]

1位 (1位) リル・ナズ・X feat. ビリー・レイ・サイラス「Old Town Road」

2位 (3位) ビリー・アイリッシュ「Bad Guy」

3位 (5位) カリード「Talk

4位 (2位) エド・シーラン & ジャスティン・ビーバー「I Don't Care」

5位 (4位) ジョナス・ブラザーズ「Sucker」

6位 (7位) ポスト・マローン & スウェイ・リー「Sunflower (Spider-Man: Into the Spider-Verse)」

7位 (6位) ポスト・マローン「Wow.」

8位 (8位) サム・スミス & ノーマニ「Dancing With A Stranger」

9位 (14位) ダベイビー「Suge」

10位 (10位) エイバ・マックス「Sweet But Psycho」

そしてもうすぐトップ10はこちら。

・ヤング・サグ、J・コール & トラヴィス・スコット「The London」(12位初登場)

モーガン・ウォレン「Whiskey Glasses」(26→17位)

・ブレイク・シェルトン「God's Country」(24→20位)

 

さて次週は、前週末に解禁したケイティ・ペリー「Never Really Over」がどこまで上昇するかが楽しみです。

翌週には、今週末に10年ぶりのアルバム『Happiness Begins』をリリースするジョナス・ブラザーズの「Sucker」が、アルバムの勢いを受けて再度浮上する予感。

「Sucker」は最新ソングスチャートでラジオエアプレイを制しており、前週比1%未満ながら上昇し1億580万を獲得。アルバム効果でデジタル2指標が伸びれば再度トップ3する可能性もあります。

 

カントリー2曲がトップ20内に入ってきたのとは対象的に、カントリーからポップアイコンとなったテイラー・スウィフトの、ブレンドン・ユーリーを迎えた「Me!」が早くもトップ10から陥落してしまいました。前のアルバム『Reputation』(2017)からの先行曲「Look What You Made Me Do」がトップ10入りわずか8週だったのですが、「Me!」はその半分となる4週のみの在籍に。この状況、かなり危機的だと思うのは自分だけではないはずです。