イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

ラジオ局のスペシャルウィークは3形態化…ニッポン放送方式への疑問および最善な形態の私見

今日からの1週間、首都圏のラジオ局は2ヶ月に一度の聴取率調査週間です。

(※ 勝手ながら引用いたしました。問題があれば削除いたします。)

ちょうど半年前も同様に、聴取率調査週間の開始日でした。その日のブログエントリーでは、ラジオと聴取率(調査)に関して【放送局は無礼にならないでほしい】【聴取率データはきちんと公表してほしい】【(TBSラジオが新たに参照する)radikoのデータも公表してほしい】という3つの願いを記載しています。

が、その願いは今日に至るまで叶っていません。それどころか逆方向に加速させたラジオ局があり、自分の中での信頼度はどんどん下がっているのが正直なところです。

ニッポン放送の特別番組攻勢を全く理解出来ないというわけではないものの、それにより通常番組が多数潰れることが気になって仕方ありません。通常放送番組のタイムテーブルと照合すると。

・6月10日(月)

 18:00-21:30 『明石家さんま オールニッポンお願い!リクエスト』

 (差し替えられる番組)

  『板東英二プロ野球バンバン伝説』

  『週刊ワクワクエクストリーム』

  『政井マヤ 世界ぐるっとカフェトーク

  『磯山さやかのGoodナイト!Goodトーク!』

  『私の正論』

  『土屋礼央 SOUND RING』

  『劇団EXILEのREPROFILE』

  『すとぷりMonday』

  『ことばのチカラ ~成功へのターニングポイント』

・6月10日(月)~13日(木)

 22:00-24:00『吉田拓郎ラジオでナイト ~ディレクターズカット~ 総集編スペシャル』

 (差し替えられる番組)

  『オールナイトニッポン MUSIC10』

・6月16日(日)

 18:00-20:00『イルカのミュージックハーモニー 夜の増刊号』

 (差し替えられる番組)

  『渡部陽一 明日へ喝!』

  『マッスルRADIO』

  『玉城ティナとある世界』

  『SPECIAL BOX』(-20:00)

 20:00-22:00『令和元年 さだまさしと、ふるさとのはなしをしよう』

 (差し替えられる番組)

  『SPECIAL BOX』(20:00-)

  『刀剣乱舞2.5ラジオ』

  『MANKAI STAGE『A3!』ラジオ』

  『浦井健治 Dressing Room』

半年前のブログエントリーの再掲になりますが、『これでは休止されたレギュラー放送がどれだけの力を持っているかを数字で確認することが出来ません。また、差し替えられる番組が不憫でなりません』『ニッポン放送の姿勢がレギュラー放送を待っているリスナーにも、そしてレギュラー放送を担当する方に対しても失礼なのでは?と思わずにはいられません。そういう局が首位に君臨したところで、信頼度は生まれないのではと強く思います』…この思いはやはり今回も拭えないままです。”オールナイトニッポン”ブランドも差し替え対象になったことはさらなる衝撃となりました。

 

 

ニッポン放送のやり方は流石に露骨ですが、聴取率調査週間に合わせて豪華ゲストならびにプレゼントを用意することは、TBSラジオスペシャルウイークをやめるまで長きに渡る定番でした。しかしこの4月から、J-WAVEスペシャルウイークを実施しなくなった模様です(”J-WAVE スペシャルウィーク”で検索すると出てくる局のページは、今年2月のスペシャルウィークについてでした。また先に引用した『ラジオの時間』編集部のツイートからも行なわないことが推測されます)。ラジオ局のスタンスは【TBSラジオJ-WAVEのように行なわない(もしくは特段豪華にしない)局】【文化放送TOKYO FMのように豪華にしても差替をほぼ行なわない局】【ニッポン放送のような差し替えを積極的に実施する局】の3つの形態となり、どのスタンスを正しいと思うかはリスナーによって判断が分かれると思います。が、これみよがしに差し替えや豪華プレゼント等は行なわず通常放送を心がけ、ふとしたタイミングでいつも聴いてくださるリスナーへの感謝の意を示したプレゼント等を提供する程度が最善ではというのが私見。そのほうが、普段から愛聴しているリスナーが当選しやすいシステムになり、ラジオ局とリスナーとの関係性がより深まると思うのです。