一安心です。
パプリカのカバーをYouTubeに投稿しました。原曲が世に出て一年ほどたった今、沢山の人たちに愛される曲になったことがとても嬉しいです。よろしくお願いします。
— 米津玄師 ハチ (@hachi_08) August 9, 2019
米津玄師 MV「パプリカ」Kenshi Yonezu / Paprika https://t.co/BR5NpgV5Bc
Foorinへ提供した「パプリカ」のセルフカバー版が米津玄師さんの公式YouTubeアカウントにてフルバージョンで公開。これを”一安心”とした理由は、FoorinバージョンがYouTubeで多数再生されながらもビルボードジャパンソングスチャートの動画再生指標においてカウント”非対象”のため。それゆえ、米津玄師さん版はどうなるのか気掛かりでした。
来週水曜公開のソングスチャート、Twitterと動画再生の2指標でどこまで上昇するか楽しみです。
さて、セルフカバー版公開のタイミングで、Foorin版「パプリカ」のダンスバージョンが1億回再生を突破しました。
📣速報
— REISSUE RECORDS (@reissuerecords) August 9, 2019
☀️ #Foorin ☀️「#パプリカ」ダンスミュージックビデオが
⚡️1億再生⚡️突破!!!!
米津玄師セルフカバー公開にぴったり合ってしまいました!!
👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏
たくさんのご視聴ありがとうございます!!
いっぱい踊って、楽しい夏にしましょう💫https://t.co/Z0i3MyhYG9 pic.twitter.com/DIKHXLv36z
これで両バージョンに注目が集まるのは必至でしょう。とはいえ、”同じ轍を踏まない”ブログエントリーでも書いたように、1億回再生されても1ポイントも動画再生に加算されていないのは勿体無いと思ってしまいます。
この動画再生指標によるポイント、実に大きいのです。最新8月12日付ビルボードジャパンソングスチャートの解説からその大きさを予測することが出来ます。
RADWIMPSの「愛にできることはまだあるかい」は前週3位から5位にランク・ダウン。国内週間動画再生数は、前週4,900,877回から当週5,066,978回へ増加して1位を守っており、注目度の高さは変わらず。
RADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」の今週の総合ポイントは7222、そしてCHART insightからは動画再生指標がチャート構成比の22%程度を獲得していることが判ります。
ここから、「愛にできることはまだあるかい」が動画再生指標から得られたポイントはおよそ1589となり、再生回数で割ると1再生あたり0.00031ポイントに。この【1再生あたり0.00031ポイント】をFoorin版「パプリカ」に充ててみましょう。
Foorin版「パプリカ」のダンスバージョンはおよそ55週で1億回再生に至りました。1週あたりの再生回数は182万弱となり、動画再生指標に換算すると564ポイント。つまり、「パプリカ」の動画に動画再生指標の加算対象となるISRC付番がきちんと成されていたならば、1週あたり564ポイント前後が上乗せされたことになるのです。ISRC付番については以前記載したこちらをご参照ください。
Foorin版「パプリカ」は昨年の『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)を機に総合チャートを上昇しているため、今年度以降の動画再生指標加算分は1週あたり少なくとも600ポイントと考えられます。これを年間チャートに当てはめれば、「パプリカ」はISRC未付番のために3万ものポイントを逃してしまっているのです。しかも今日で公開されてから丸1年となる世界観バージョンは現段階で2100万回再生を突破しており、この分も含めると尚の事、動画再生指標未加算の原因である登録ミスは大きな誤りと言えます。
実は昨日、NHKのYouTubeアカウントでも米津玄師さんバージョンの「パプリカ」が公開されています。が、Foorinバージョンの例を踏まえるに、こちらを再生しても動画再生指標にはカウントされない可能性が高いでしょう。米津玄師さん版が観たい方は米津さんのYouTubeアカウント発の動画をチェックしてほしいと思います。そしてレコード会社や芸能事務所側には、今後NHKが自身のYouTubeアカウントでミュージックビデオをアップすることにした際はISRC付番をきちんと確認し、Foorinのような機会損失を招かないようにしてほしいと切に願います。いや、アップした動画でも後からISRCを付番することは可能ゆえ、今からでもNHKに問い合わせることを勧めます。