face it

青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

森口博子『GUNDAM SONG COVERS』、レンタル未導入の店舗の多さを憂う

流行に追いつけていない店舗に対しては言葉は悪いものの見限れば好いのかもしれませんが、それがチェーン全体でならば大きな問題でしょう。

 

今月7日に発売された森口博子さんのアルバム『GUNDAM SONG COVERS』は、テレビ番組の企画によるガンダム関連曲の人気投票により選ばれた、自身の楽曲を含むトップ10全てを収録した(セルフ)カバー集。8月19日付ビルボードジャパンアルバムチャートで5位、同日付オリコンアルバムランキングで3位に初登場を果たしています。

オリコンでは、トップ10入りインターバルで女性歌手最長記録となりました。

カバー集から先行公開となった、バイオリニストの寺井尚子さんをフィーチャーした「水の星へ愛をこめて」は7月13日にミュージックビデオが公開され、現段階で110万を超える再生回数を記録。

インストアイベントやラジオでのライブも好評で、自分も拝聴した『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ 月-金曜18時)ではMCの巧さもさることながら、原曲キーを維持するどころか歌唱も説得力もさらに深まった彼女のパフォーマンスに魅了されました。

聴いた方が口々に彼女の素晴らしさを讃えているのですが、レコード会社等の予想を超える評判となりCDはバックオーダーが多数(その枚数は1万以上とも聞こえきます)。ゆえに、たとえばAmazonでの次回入荷予定は9月以降。それまで待てないという方はデジタルで…と思うでしょうがしかし、アルバムは全体でのダウンロードおよびストリーミング解禁が成されていません。

3曲が先行で解禁されていたのですが、全容を知るにはCDを聴くしかありません(個人的にこの戦略については思うところがありますがここでは割愛)。とはいえ先述したように売切状態ならば、CDレンタルが最後の手段となります。そのレンタルは昨日解禁されたのですが…。

これはTSUTAYAアプリを調べて判った事実。同アプリで商品検索すると登録店舗の在庫状況が確認出来るのですが、自分の行きつけの店舗では在庫ありの[○]でも貸出中の[×]でもなく、商品が未導入であることを示す[ - ]が表示されます(この場合、”申し訳ありません。この商品は現在検索が出来ません。”と出てくるのですが、検索が出来ないという表現は貸出中と混同されかねないのでは。非常に紛らわしいですね)。その在庫照会場面で[在庫のある店舗を探す]を選択し地図上の店舗をタップすると、各店舗の在庫照会が出来るのですが、青森県で最も大きい店舗のひとつであるTSUTAYA青森中央店ですら未導入の状況であり、このように調べた結果青森県内は全滅と判明したわけです。さらに悪いことには、東北地区の旗艦店と銘打ったMORIOKA TSUTAYAですら未導入という事態。

f:id:face_urbansoul:20190824224952p:image

一方のGEOでもアプリによる登録店舗の在庫検索が可能。調べると、青森県内で最も信頼できるGEO青森柳川店に導入されていました。が、どうやら午前の段階で貸出中となった模様で、導入数が多くなかっただろうことが想定されます。それでも在庫があるだけまだマシだと思うのですが、少なくとも青森県のほぼ全ての店舗で導入されていない状況を強く憂います。

 

店舗側が商品を導入するか否かの判断をいつ行うかは解りかねますが、森口博子さんが今回アルバムを制作するきっかけとなった『発表!全ガンダム大投票』(2018 NHKBSプレミアム)がSNSを中心に大きな賑わいをみせたこと(5月5日はオルガ記念日! 「全ガンダム大投票」結果発表、いきまーす! MS部門1位はνガンダムに - ねとらぼ(2018年5月6日付)参照)を踏まえれば、セールスチャート上位登場はある程度予想出来たことでしょう。またアニメジャンルを厚くする店舗は少なくないわけで、ならば尚の事『GUNDAM SONG COVERS』を入れてもよかったはずです。ダウンロードとストリーミングをアルバム全体で解禁していない以上、レンタルのニーズが高まることは想定可能と言えます。

 

個人的には今回のヒット、およびNHKガンダムを大きく取り扱うことを踏まえれば、森口博子さんの『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)への復帰もあり得るかもしれません。仮にそうなれば尚更、自分の住む青森県や近隣県のTSUTAYAやGEOにおけるアルバム未導入は判断ミスが過ぎると思ってしまいます。前作の売れ行きにこだわりすぎたり、流行(の可能性)を探るリサーチ力不足も否めませんが、店舗やチェーンに元来リサーチしようとする気概がなかったのでは…というのは考えすぎでしょうか。仮にデータだけとにらめっこし、事務的に導入可否を決めるならばそれはやめていただきたいものです。