イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

米ビルボードが情報公開の大半を制限したことに強い違和感を覚える

もう表題の通りなのですが。開いてみて驚きました。米ビルボードチャートのうち、ソングスチャート(Hot 100)やアルバムチャートはそれぞれ100位、200位まで確認出来るものの、ソングスチャートを構成するストリーミング、ダウンロードおよびラジオエアプレイの各種チャートが有料での公開のみに制限されたのです。

f:id:face_urbansoul:20190925053721p:image
f:id:face_urbansoul:20190925053729p:image

(上記は9月25日朝に確認した、9月28日付米ビルボードソングスチャート(上)と、同ストリーミングチャート(下)。3位以降は"PRO…"表示で隠れてしまっています。)

各ジャンルのチャートも、1位と2位は見えるもののそこから先は一切分からない状態。おそらく今月半ばからこの措置が採られていると思われるのですが、納得出来ない自分がいます。ちなみに確認するためにはBillboard Proというサービスへの加入が必要。月10ドル99セント、印刷する場合は24ドル99セントかかるようです。

f:id:face_urbansoul:20190925053732p:image

有料化の狙いを想像するに理解は出来るものの、日本より無料での公開範囲を著しく狭めるその動きには、米ビルボードは"チャートは文化である"ことを理解していないのではと強い違和感を覚えます。Spotifyが順位を付けて国別等のチャートを公開しているのとは対照的であり、その姿勢を疑問視します。とにかく、非常にやりにくくなってしまった…というのが本音です。