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チャート愛好家。ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

Spotifyは遂に「白日」が「Pretender」を逆転、King Gnuは『CEREMONY』でさらなるブレイク必至

King Gnuの勢いが止まりません。アルバム『CEREMONY』はCDセールスがフラゲ日を含む2日間で16万枚を突破しました。

昨年大ブレイクを果たしたOfficial髭男dism『Traveler』の初週CDセールス(記事はこちら)の倍以上となることが確定し、20万枚という大台も見えてきました。ビルボードジャパンアルバムチャートはCDセールスに加えダウンロードとルックアップも構成指標となっていますが、全指標首位の可能性も高いと思われます。

一方のビルボードジャパンソングスチャートでは、今週そのOfficial髭男dismによる「Pretender」に次いで2位を獲得した「白日」がストリーミング指標で絶好調。しかも。

現在、1位「Pretender」と2位「白日」の差は63万回と、今までにないほど僅差となっており、次週はこの2組のチャート動向に要注目だ。

【ビルボード】Official髭男dism「Pretender」がストリーミング34連覇 ジャスティン・ビーバー「ヤミー」が初登場 | Daily News | Billboard JAPAN(1月15日付)より

ビルボードジャパンソングスチャートにおけるストリーミング指標(サブスクリプションサービスの再生回数に基づく)は2曲とも1週間の再生回数を更新しており、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)の効果は他指標では薄れる一方、これらロングヒット曲はサブスクリプションサービスが引っ張る形に。2曲とも、チャート構成比におけるストリーミング指標は5割近くとなっています。

そのストリーミング指標、次週は逆転する可能性を孕んでいます。同指標のカウント対象サービスのひとつ、Spotifyの動向をみてみましょう。

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日本における1月15日付Spotifyデイリーチャートをキャプチャしたのが上記(200位まではこちら)。〆の時間の関係上、『CEREMONY』からの楽曲は前日付で大挙初登場を果たし、この日は『CEREMONY』収録曲が5曲トップ10入り。しかし「白日」は「Teenager Forever」に抜かれ、「Pretender」に追いつかない…ように見えるのですが。

デイリーで「白日」は初となる首位を獲得しました。また「飛行艇」についても「白日」同様2バージョンがランクイン(17位にアルバム収録版、27位に先行配信版)。「白日」と「飛行艇」をそれぞれ合算すると。

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King Gnuは『CEREMONY』収録曲が6曲トップ10入りを果たすことに。また、Official髭男dism「Pretender」の1日あたりの再生回数最高記録は207,336回(1月13日付)であり、「白日」は1日あたりでの最高記録記録も「Pretender」を抜いたことになります。そしてアルバムリリースにあたって配信した”Voice Comment”もランクインするのですから、その注目度の高さには驚かされます。

 

King Gnuの勢いを加速させたのはリリースタイミングの素晴らしさゆえでしょう。「Teenager Forever」のミュージックビデオ解禁は1月9日であり、『NHK紅白歌合戦』で「白日」を披露~「Teenager Forever」のビデオ解禁~『CEREMONY』リリースと、1週間程度の間を開けて次々と展開していくのですから、King Gnu熱が冷めやらぬどころかいっそう高まっていくのは自明。

しかもミュージックビデオ公開日の深夜には、ラジオ番組『King Gnu井口理のオールナイトニッポン0』(ニッポン放送 木曜27時)がOAされ、『NHK紅白歌合戦』の楽屋裏がメンバー本人から紹介。この内容もまた、King Gnuへの注目をさらに高める一因になったものと考えます。

この【King Gnu熱の持続】という展開はこの1年で幾度となくみられ、その度にブログで紹介しましたが、先述した『NHK紅白歌合戦』以降の流れも含むこの持続がアルバム『CEREMONY』の大ヒットにつながったと捉えていいでしょう。

 

ビルボードジャパンチャートでは次週、アルバム『CEREMONY』が1位を獲得することはほぼ間違いありませんが、ソングスチャートはSKE48「ソーユートコあるよね?」が高いシングルCDセールスを基に1位を獲得する可能性大。SKE48の昨年の2枚のシングルはいずれも、シングルCDセールス指標加算初週に24000ポイント以上を獲得しています。

さらに翌週はジャニーズ事務所所属歌手2組のワンツーフィニッシュも予想されます。しかしながら、「Pretender」が登場から半年後に1位を獲得したように、「白日」もさらなるロングヒットを経て首位の座に就く可能性は高いでしょう。次週以降のチャートアクションに注目したいと思います。

なお、シングルCDセールス指標のみ高い曲が上位に登場した直後に急落することが繰り返される昨年の状況を踏まえ、ビルボードジャパンに同指標の見直しを求める昨年末のエントリーを再掲します。ビルボードジャパンに対し、あらためて議論することを願いたいと思います。