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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

2020年1月の私的トップ10ソングス、選出しました

音楽聴取の環境変化を機に、新しい音楽に触れる楽しさを再認識しています。そこで出来る限り毎月、その月によく聴いたりハマった曲を10曲取り上げることにします。その前の月にリリースされているものを主に、しかしその縛りは出来る限り緩くしようと思います。

 

10位 アリシア・キーズ「Underdog」

J-WAVEチャート(『TOKIO HOT 100』(日曜13時))でトップ3入りを果たしたアリシアのミディアムチューン。ヒップホップにも通じるビートだと思ったらソングライターにはエド・シーランの名があり、なるほど「Shape Of You」の流れだと思いつつ、このキャッチーさと背中を押すメッセージには逆らえません。先月開催されたグラミー賞の司会も見事で、3月のアルバムが楽しみです。

 

9位 w-inds.「DoU」

曲のジャンルが多岐に渡れどサビのクールダウンで一気に締まる印象、そして米国の演出手法を踏襲したミュージックビデオが、w-inds.の音楽性の豊かさや醸し出す雰囲気の大人っぽさを示しています。今回も橘慶太さんによる作品で、もはや彼の作品に間違いはないのだと実感。

 

8位 dvsn「A Muse

ズルいですこれは。ジェイ・Zも「Dead Presidents」(1996)で用いたロニー・リストン・スミス「A Garden Of Place」をサンプリングし、ビートを織り交ぜた後にゆっくり深層に向かうかのようなメロディではじまる…これだけで降参してしまいました。美しすぎます。

 

7位 H ZETTRIO「レソラ」

元は昨年11月にリリースされた曲が、元日にリリースされたアルバム『RE-SO-LA』に収録されたことでSpotifyJ-WAVEで注目され、それらを機に遅ればせながら知った次第。美しさと軽快さ、時折入るシンセの効果でちょっと80年代感を醸し出すように感じられるのも◎。先のdvsn同様、80年代を意識した音は今年も流行しそうです。

 

6位 Rina Sawayama「Comme des Garçons (Like The Boys)」

遂にこの春リリースされるファーストフルアルバム『Sawayama』からの先行曲は、強さと靭やかさを湛え一切の隙がないアップ。『情熱大陸』(毎日放送/TBS 日曜23時)で昨年遅ればせながら彼女の存在を意識したのですが、イギリスから世界にその名を轟かせるのに「Comme des Garçons (Like The Boys)」は間違いなく名刺代わりとなることでしょう。

 

5位 Official髭男dism「I LOVE...」

アルバム『Traveler』から間を空けずにドラマ主題歌提供…どこにそのストックがあるのかと不安になりましたが、心配は杞憂でした。変則的な構成、ゴスペル的ハンドクラップの導入など随所に彼ららしさを織り交ぜ、それでいて難解さは感じさせません。サブスクは長尺は望まれないと言われる中、4分42秒の「I LOVE...」は現在ヒット中。5分強の「Pretender」の大ヒットにより、流行に即するのではなくただただ好い曲を作るという姿勢が徹底されているように思います。

 

4位 香取慎吾 feat. WONK「Metropolis」

ブギーテイストな音像に香取慎吾さんの声がこんなに合うとは!といい意味で驚かされた元日発売のアルバム『20200101』収録曲。新鋭からベテランまで招き彼らの個性を大切にしながら、しかしアルバムを通して聴くと紛うことなき香取さんの作品に仕上がっています。様々なアレンジをこなす歌声の器用さが、曲の世界観をよりふくよかにさせるのだと実感。J-WAVEチャートでトップ10入りしたのも納得です。

 

3位 アッシャー feat. エラ・メイ「Don't Waste My Time」

グラミー賞におけるプリンストリビュート、およびこの曲でもって”アッシャー復活!”と言い切ってよいでしょう。16年前に大ヒットした『Confessions』の続編たるアルバムを制作中とのことですが、そこでも参加したジャーメイン・デュプリ&ブライアン・マイケル・コックスが手掛けたこの曲は当時の薫りを思い出させ、それでいて古くない絶妙な仕上がりに。

 

2位 BTS「Black Swan」

リル・ナズ・X「Old Town Road」にビリー・レイ・サイラス等と共に客演参加しグラミー賞でパフォーマンスした姿にK-Popの凄さをあらためて思い知ったのですが、その前にリリースされたアルバムからの先行曲がこちら。華麗でありながら不穏な空気も湛え、危ういバランスを完璧に保つ姿は見事。

 

1位 NakamuraEmi「東京タワー」

はじめて聴いたのは地元のラジオ番組でしたが、平日昼の番組から流れてくるこの曲に心の中で号泣。フルOA後にラジオDJ陣が一瞬沈黙したのはこの曲に自分同様心をえぐられたからではないかと。サビのビブラートしながら音階が落ちていく歌唱法、2番のサビに至るまでのヒップホップ的アプローチ、さらには"40歳近くにもなって…"のくだりが本当に刺さります。ライブ、絶対に行きます。

 

今月も素晴らしい音楽に出会えることを願っています。