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チャート愛好家。ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

遂にaikoがサブスク等デジタル解禁…きっかけは踊ってみた動画?

遂に。

今朝Twitterを開くと”aiko” ”サブスク”がトレンド入り。5時台の段階で前者には既に1万を超えるリツイートが成され、待ち焦がれた方もしくは突然過ぎて驚く方が多かったことが解ります。

シングルCDとしては1年10ヶ月ぶりとなる、本日リリースの「青空」も解禁。さらに嬉しいことに、ミュージックビデオもフルバージョンで登場しています。

 

aikoさんについては昨年、デジタル未解禁についてブログで取り上げました。

昨年のベストアルバムリリース後もストリーミングはおろかダウンロードは一部に限定、シングルCDのカップリング曲は未解禁であったことなどの疑問を記載したところ、賛否両論多くのリアクションをいただきました。否定的な声の中にはaikoさんがCDパッケージを大事にする方なので(解禁はしないでしょう)というものがあり、このままでは半永久的に厳しいかもしれないと思っていたのですが、もしかしたらaikoさんがデジタル解禁に至ったのは、上記ブログエントリーでも触れていますが昨年の「ストロー」の好リアクションが影響していると思うのです。

 

2年前リリースのシングル「ストロー」が、昨年春に突如ビルボードジャパンソングスチャートにて再浮上を果たした理由は、YouTuberの@小豆さんが(当時パオパオチャンネル内で)披露した上記動画にて、aikoさん自身による「ストロー」をフルバージョンで用いたこと。曲の使用許可を受けきちんとクレジットしたことで上記動画はUGC(ユーザー生成コンテンツ)となり、ソングスチャートにおける動画再生指標の加算対象となったのです。荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)」がバブリーダンス動画によりリバイバルヒットとなったのと同じ現象と言えば解りやすいかもしれません。

 

aikoさんがデジタル解禁に至ったのはベストアルバムではなくシングルCDリリースのタイミングにはなりましたが、そもそも「ストロー」使用を許可すること自体が珍しかったわけで、なるほどこの許可やチャートアクションへの反映が、aikoさんを接触指標群の充実、ミュージックビデオのフルバージョンそしてサブスクリプションサービスへの解禁に至らせる一因だったのではないかというのが自分の見方です。ちなみに上記「ストロー」チャートアクションのブログエントリーで一部動画が消えてしまったのは、「ストロー」のショートバージョンが撤去されたため。フルバージョンが本日アップされています。

 

ちなみに今回の解禁により、サブスクリプションサービスの略称である”サブスク”がトレンド入りするというのも面白いところ。

音楽ジャーナリストの柴那典さんが先週書いた内容を強く実感。これにより”サブスク”の認知度自体も高まるのではないかという気がしますし、弊ブログでもサブスクという略称を積極的に用いていこうと感じた次第です。

 

今回のaikoさんの解禁に対するリアクションは、松任谷由実さんのサブスク解禁による好反応を想起させます。松任谷由実さんは2018年春にベストアルバム『ユーミンからの、恋のうた。』をリリースしましたが、その年の『NHK紅白歌合戦』出場を果たしたのはベストアルバムや音楽フェス出演等もあれど、同年秋のサブスク解禁というインパクトが大きかったのではと捉えています(し、レコード会社も同年の活動においてサブスク解禁をきちんと取り上げています→こちら)。となると気が早いのは承知でも、aikoさんの今年の紅白出場は濃厚とみていいのかもしれません。