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チャート愛好家。ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

「I LOVE...」のApple MusicのCM、わずか15秒でOfficial髭男dismのゴスペル愛がよく解る

短い映像ながら強く惹かれるものがあります。

ライブ映像に関しては下記に詳細が記載されているのですが。

実際のミュージックビデオ(→YouTube)、今回公開されたライブ映像とは別に用意された15秒のCM映像で、ジャケット写真がどうやって生まれたかが解る仕組み。ジャケット写真がどう生まれたかをこのタイミングで明かすのは巧いですね。

そしてそれ以上に巧いと思ったのが、CM冒頭に挿入したピアノのイントロ。そこから2番サビ前のハンドクラップに持っていくところにつなげるあたり、Official髭男dismのゴスペル好きが炸裂しているように思うのです。

今回のピアノからは他にも思い出される曲があるかもしれませんし、マライア・キャリー「You're So Cold」はその歌詞自体ゴスペルではないのですが、収録された彼女の1991年作のアルバム『Emotions』をよく聴いた身としては、後半のオープニングであるこの曲を真っ先に想起した次第。

このアルバム収録曲ではなんといってもタイトルトラックが有名ですが、「Make It Happen」の格好良さも白眉。翌年に収録されEPとしてもリリースされたMTVアンプラグドライブでは、よりゴスペルらしさを感じる仕上がりとなっています。

後にソロ歌手としてデビューするケリー・プライスをはじめとする重厚なコーラス、連弾が印象的なピアノ、そしてハンドクラップの引用はまさにゴスペル的。なによりミュージックビデオの舞台が教会なのですから、意識していないわけがないですよね。

ヒゲダンのメンバーは『Emotions』リリース前後に生まれているわけですが、もしかしたら後にこの作品に触れ、「I LOVE...」や「Stand By You」等に散りばめられたゴスペルエッセンスの源流になったのかなと勝手ながら思っています。

 

ちなみにヒゲダン×ゴスペルといえば。

くしゃみしたメンバー(上記動画では笑福亭鶴瓶さん)によく"bless you"と声をかけているそうですが、これは外国で同様の使い方をしている方を真似てのもの。ゴスペルで"bless you"といえば”God Bless You (神の御加護がありますように)”という意味で用いられるんですよね(なお、くしゃみにおける"bless you"はお大事にの意味合いが強い)。偶然外国での仕草を真似たとはいえ、この言葉をチョイスするのもヒゲダンのゴスペル好きの一端かなと思っています。