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チャート愛好家。ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

2020年3月の私的トップ10ソングス+α、選出しました

1月からはじめた【私的トップ10ソングス+α】企画。前の月にリリースされた曲を中心に、しかしその縛りは出来る限り緩くして、今月も選んでみました。ミュージックビデオ等動画がない曲は巻末のプレイリスト(Spotify)でチェックしてみてください。過去の私的トップ10ソングスについてはこちらをご参照ください。

 

(※追記(4月7日8時3分):平井堅 feat. あいみょん「怪物さん」のミュージックビデオが公開されましたので下記に貼付しました。) 

 

 

10位 ジェネイ・アイコ feat. H.E.R.「B.S.」

ジャスティン・ビーバー「Yummy」が90年代R&B復権を加速させ、その流れを組む作品がこの先どんどん出てきそうな気がします。この曲はその「Yummy」以降と言えそうな、ジェネイ・アイコ&H.E.R.という新世代を担うふたりによる逸品。

 

9位 SASUKE「Part.2」

現役高校生のSASUKEさんが自ら編曲も担当したアップナンバー。歌声の細さは少し気になるものの、フュージョン的なイントロからアレンジは終始キラキラ。曲の展開は複雑ながらもそう思わせないのはSASUKEさんの巧みさゆえではないでしょうか。

 

8位 Jinmenusagi x DubbyMaple「GROWUP2GIVEUP」

今の社会情勢を如実に示す音楽ジャンルはヒップホップだと思うのですが、おそらくは新型コロナウイルス前に録られたであろうこの曲が示す世界はまさしく今、いや今に至るまでの日本ではないかと思うのです。成長して諦める者が増えていく中で受け手(聴き手)のあなたはどうする?と問われている気がします。 

 

7位 Yaeji「WAKING UP DOWN」

 中毒性の高さは音楽のみならず、ミュージックビデオにおけるかわいい?キャラクターからも感じることが出来るのですが、Spotifyで再生するとこのミュージックビデオから各キャラクターのダンスだけが抽出されてループされるため、さらに中毒性が高まるのです。ミュージックビデオをどうやってSpotifyに活かすかもこれからのヒットの鍵と言えるかもしれません。

 

6位 平井堅 feat. あいみょん「怪物さん」

平井堅さんが女性歌手をフィーチャーした曲といえば安室奈美恵さんを招いた「グロテスク」が浮かびますが、そこでも示された人間の”素直さ”をフォーカスした歌詞は本当にリアル。JUJU with HITSUJI「かわいそうだよね」もそうでしたが、女性が歌う前提で書かれた平井堅さんの曲に宿る説得力たるや。

 

5位 ハイム「The Steps」

リリースの度に良曲を届けてくれるハイムのアルバム先行曲は、シェリル・クロウSoak Up The Sun」を思わせ、日本のラジオ局でも支持されること間違いないでしょう。アルバム『Women in Music Pt. III』はリリースが4→8月に延期された模様ですが、先行曲を聴いて到着を楽しみにしようと思います。 

 

4位 ジェイコブ・コリアー feat. キンブラ & タンク&ザ・バンガス「In My Bones

そのミュージックビデオの奇抜さも含め、プリンスが生きていたならば嫉妬したかもしれませんね。イギリス出身のマルチプレイヤー、ジェイコブ・コリアーによるファンクチューン。客演参加するキンブラおよびタンク&ザ・バンガスの相性の好さ、そして爆発音で終わるというのもまた良し。爆発音で終わる曲に名曲がまたひとつ(過去取り上げた作品はこちら)。

 

3位 泉川貴広 feat. ジャーメイン・ホルムズ「Life Is Your Thoughts」

ジャジーなヒップホップ…たとえば米のレコード会社ヒドゥン・ビーチのヒップホップカバー(インスト)集も好きだった身には嬉しい発見でした。ニューヨーク在住のジャズピアニスト、泉川貴広さんのこの曲、ボーカル参加のジャーメイン・ホルムズはかつてディアンジェロのツアーにバックボーカルとして参加した実力派。夏に出るらしいフルアルバムが楽しみです。

 

2位 シャイラ・プロスピア「Let's Be」

シャイラ・プロスピアといえば2000年にリリースしたアルバム『In My Shoes』が日本の好事家の間で話題となったUK出身のR&B歌手。当時は隠れた良曲を発掘するコンピレーションアルバム『Soul Essencials』シリーズが出たばかりで、自分はその第一弾で彼女を知ったのですが、そこから20年を経て再開出来たのはSpotifyのおかげ。二番終わりから大サビへの流れは、アニタ・ベイカーを彷彿とさせます。

 

1位 ジェシー・ウェア「Spotlight」

UKのR&B歌手がワンツーフィニッシュ。知り合いの方が勧めていたこの曲がエレガンスで素晴らしく、またミュージックビデオのダンスも含めてこちらも大好きなポーラ・コール・バンド「I Believe In Love」(1999)を思い出した次弟。バンドで披露される洗練されたディスコティークには抗えません。

 

 

以下、次点として10曲。

・チャイルディッシュ・ガンビーノ「Time」

・CIRRRCLE「TYO」

・ジェイ・エレクトロニカ「Flux Capacitor」

・KEITA feat. 岡崎体育「Tokyo Night Fighter」

・カイザ「All Of The Feelings」

・Kokoroko「Carry Me Home」

・オスカー・ジェローム「Sun For Someone」

・サンダーキャット feat. タイ・ダラー・サイン & リル・B「Fair Chance」

・トム・ミッシュ & ユセフ・デイズ feat. ロッコ・パラディーノ「Lift Off」

・Vaundy「life hack

先月はチャイルディッシュ・ガンビーノ、そしてザ・ウィークエンドのアルバムを楽しんだ方が多いと思いますが、w-inds.橘慶太さんがKEITA名義でリリースした曲に宿るザ・ウィークエンド感というか、現在の流行をタイムラグなく踏襲しているのは流石。心あるテレビ番組は是非とも取り上げてほしいと思います。

 

Spotifyのプレイリストはこちらに。

今月も素晴らしい音楽に出会えることを願っています。