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チャート愛好家。ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

ドレイクやスチャ&ライムスの新曲、そして"One World: Together At Home"から、マイケル・ジャクソンが生きていたならば…と思わずにはいられない

日本時間の昨日、レディー・ガガの呼びかけにより行われたイベント、【One World: Together At Home】。

Twitter上でも話題になった今回のイベントからは様々な思いを抱いた次弟。素晴らしいパフォーマンスを示した歌手やテレビ局の垣根を超えて参加したホストへの賛辞、このような素晴らしいイベントを主催してくださったレディー・ガガやWHO、そして医療関係者等への感謝など。他方、自身の対応遅れの問題から責任逃れを行うかの如くWHO非難に勤しむトランプ大統領や同種の攻撃的姿勢を貫く日本の一部市井への疑問、果たして日本ではこのような結束が行えるだろうかという海外と日本のエンタテインメントの社会や政治参加という志の違いといった(ネガティブな)見方も自分の中に生まれています。そして、もしマイケル・ジャクソンが生きていたならば彼が真っ先に呼びかけたのかもしれない、とも。これはチャリティ企画の金字塔としてマイケルが手掛けた「We Are The World」(1985)を思い出さずにはいられなかったということもありますが、ここ最近立て続けにリリースされた曲にマイケル・ジャクソンの名があることが、この思いの元となっています。

 

4月3日にリリースされ、最新4月18日付米ビルボードソングスチャートで初登場首位を成し遂げたドレイク「Toosie Slide」ではサビに"I could dance like Michael Jackson"というフレーズが登場し(コーラスには"Who's bad?"とも。リリックはこちら)、ミュージックビデオではマイケル独特の股間に手を添えるあのポーズも披露。

 

今年デビュー30周年を迎えたスチャダラパーRHYMESTERとコラボレーションし今月1日に解禁された「Forever Young」(スチャダラパーのアルバム『シン・スチャダラ大作戦』に収録。上記ミュージックビデオはショートバージョン)では、サビとMummy-Dさんパートにマイケルの名が登場。特にMummy-Dさんパートでは"見ててくれ天国のマイケル"とあることから、2009年に急逝したマイケル・ジャクソンについて歌っていることは明らかではないかと(リリックはこちら)。

 

マイケルが歌詞に示された例は、星野源「SUN」における"J"も同様。

同じく「SUN」の歌詞における"スネア"も「Rock With You」を想起させるに十分。そしてこの「SUN」のみならず、マイケル・ジャクソンへのオマージュが様々な曲に表れています。ドレイクがマイケルの未発表曲を用いた「Don't Matter To Me」という例も含め、音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんが紹介しています。

このムーブメントが2020年も続き、ドレイクそしてスチャダラパーからのライムスターという同時期のリリースに至ったと言えるでしょう。

 

今もエンタテインメント業界にはマイケルへのリスペクトが溢れ、彼の思いやる心が海外ではチャリティなどの形に表れている気がします。Mummy-Dさんのリリックを借りれば"見ててくれ天国のマイケル"と誇らしく言えるような素晴らしい態度を示していかないといけないなと、エンタテインメント業界の末端にいる自分も強く感じていますし、日本でもそれを形にしないといけないのではないかと痛感するところです。