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詩人、小林大吾による「処方箋 / sounds like a love song」の最高のセルフカバーに触れる

セルフカバーには賛否両論あると聞きます。ライブなどではなるべくならばオリジナルバージョンが聴きたい…テレビ番組でそう申していたのはマツコ・デラックスさんだったでしょうか、無論その気持ちも解ります。

しかしながら、オリジナルを超えたセルフカバーというのは存在するのだと思うのです。

『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ 月-金曜18時)等の構成作家としても活躍する古川耕さんがエグゼクティブ・プロデューサーを担当しているのが詩人の小林大吾さん。その小林さんと椎名純平さん、そしてKREVAさんやRHYMESTER等数多くの歌手のライブやレコーディングに参加するキーボーディストのタケウチカズタケさんの3名が2018年に行ったライブツアーに合わせて制作、会場でリリースされたアルバム『the 3』が、一昨日サブスクで解禁されていました。この3名でライブ活動していることは『アフター6ジャンクション』で知っていたのですが、CDをリリースしていたことは恥ずかしながら知りませんでした。そしてここに収められていたのが、小林大吾さんの代表曲と言える「処方箋 / sounds like a love song」のセルフカバー(厳密には"rebuild")バージョンであり、初めて触れたとき、感動で震えました。

小林大吾さん自体、胸を張ってこの新たなバージョンを勧めています。

リリースから8年たった今、新たに録り直したことで最終到達点とも言うべきバージョンに仕上がった「処方箋/sounds like a love song」が収められています。当時このクオリティで読むことができていればあんな恥ずかしい思いをしないで済んだのに!と地団駄を踏まずにはいられない完成度です。ふつうに読んでいるようでかっちりとリズムに絡み合うリーディング+音楽の神髄がここにあります。これに関してはもう、断言していいはずです。

ムール貝博士言行録: ツアー限定アルバム「the 3」のこと、ならびにツアーってなんだよ先に言え的なSolo Solo Solo TOUR 2018のお知らせ(2018年6月8日付)より

すべての言葉が説得力を増していますが、とりわけ魔女の言葉たるや! 発売から2年経ってはじめてこのバージョンを知ったのですが、一聴して今月のベストの1曲になりました。ライブ会場になかなか行けない身に、サブスクの解禁は本当にありがたいことです。

 

「処方箋/sounds like a love song」については以前紹介した際、当時のライブ映像を載せています。下記リンク先から辿り、セルフカバー版と聴き比べてみてください。

(※なお、ブログエントリーに貼付したポッドキャストは消えてしまっています。ご了承ください。)

 

サブスクにおいては、昨日はUNISON SQUARE GARDENがアルバム全曲を来月に解禁するとアナウンスし、今日はRADWIMPSが全曲を解禁とサービスがどんどん充実してきていますが、個人的にこの小林大吾さんによる今の「処方箋/sounds like a love song」に触れられたのは感謝しかありません。

そして、「処方箋/sounds like a love song」が磨き上げられてきたのはライブを重ねてきたからに他ならないはず。しかしそのライブハウスは今、苦境に立たされています。最も上に立つ者がライブハウスを名指しして行くなと言うのならば、きちんと補償をセットにすることは責務のはずでは…そう思い昨日、自分の考えを綴った次弟です。