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チャート愛好家。ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

今週ビルボードジャパンの上半期チャートが発表、その前にソングスチャート1位および2位獲得曲の動向をチェックしてみる

今週金曜、ビルボードジャパンが2020年度上半期チャートを発表します。おそらくは早朝に発表が見込まれることから、このブログでも同日には感想等私見を記載し、今週中にポッドキャストも公開出来ればと考えています。

さてその発表前に、週間チャート1位および2位獲得曲における獲得翌週の動向をチェックしてみましょう。昨年度についてはビルボードジャパンソングスチャート1位および2位獲得曲から見えてきた、シングルCDセールス指標のウェイトを下げる必要性(2019年12月7日付)をご参照ください。

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※ シングルCDセールスおよびルックアップ(パソコン等に取り込んだ際にインターネットデータベースにアクセスされる回数)の順位欄が未記載なのはCD未リリースゆえの場合がほとんど。ただし昨年12月23日付の2位、MAG!C☆PRINCE「Try Again」についてはCDは発売されていながらもルックアップが300位未満となっています(各指標は300位までが加算対象・100位未満300位圏内は[-]で表示)。

※ 6月1日付については翌週のチャートが今週水曜に発表されることから、翌週の各欄は未記載となっています。

※ ソングスチャート50位未満はポイント未記載のため、翌週のポイント前週比が計算出来ない場合は[(計測不能)]と記載しています。

首位においては、5月25日付までの25週中12週とほぼ半分が翌週のポイントにおいて2割未満に。そのすべてはアイドルもしくはK-Popアクトであり、シングルCDセールスが主体となり他指標が十分獲得出来ないがためにCDセールス加算2週目に急落することが見て取れます。この12週の首位獲得曲は翌週のポイント前週比がいずれも2割に届いていませんが、SixTONES「Imitation Rain」と同日リリースで2位止まりとなったSnow Man「D.D.」がポイント前週比2割をわずかながら超えていることは注目すべきでしょう。ただ「Imitation Rain」も「D.D.」も、シングルCDセールスが今年度中にミリオンに届くだろう状況にあって週間チャートで2位以上を獲得したのがシングルCDセールス初加算週のみという状況では、多くの方に浸透したとは断言出来ないかもしれません。

他方、Official髭男dism「Pretender」や「I LOVE...」、King Gnu「白日」やLiSA「紅蓮華」は翌週のポイントで極端に落ち込むことがありません。これらストリーミングで浸透している曲は週間のポイントこそ2万に届かない一方ロングヒットに至っているため、上半期および年間チャートで上位進出することは間違いないでしょう。この流れに乗るであろう瑛人「香水」やYOASOBI「夜に駆ける」はシングルCDをリリースしておらず、CDに頼らないヒットが生まれる傾向が出てきています。いや仮にコロナ禍という状況が生まれず、アイドル等が順調にシングルCDをリリース出来ていたとしても、それらの曲がCD加算2週目の急落傾向をなぞっていたならば「夜に駆ける」等を上回る勢いにはならないはずです。

 

ビルボードジャパンソングスチャート、年間および今週発表される上半期分はポイントはポイントの合計で順位が決まります。シングルCDセールスに長けた曲は瞬間風速こそ強いものの、長期的に残る曲が最終的により高い順位を獲得することは自明であり、だからこそシングルCDセールス加算2週目の動向を見ることをお勧めしたいと思います。

最後に、ジャニーズ事務所所属歌手とAKBグループ、坂道グループそしてK-Popアクトにおいて、基本的にシングルCDのリリースタイミングが被っていないという状況は、偶然としては出来すぎな気がするのです。