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レディー・ガガ & アリアナ・グランデ「Rain On Me」がフィジカル施策効果で初登場首位獲得…6月6日付米ビルボードソングスチャートをチェック

ビルボードのソングスチャートをチェック。現地時間の6月1日月曜に発表された6月6日付最新ソングスチャート。前週初の首位に立ったミーガン・ジー・スタリオン feat. ビヨンセ「Savage」が2位に後退、レディー・ガガアリアナ・グランデ「Rain On Me」が初登場でチャートを制しました。

レディー・ガガのニューアルバム『Chromatica』がリリースされる1週間前、5月22日金曜に先行カットされた「Rain On Me」。CDやレコード、カセットテープといったフィジカルが公式サイトで販売され、購入者には買ったタイミングでダウンロードが可能になるというフィジカル施策がこの曲でも行われた結果、ダウンロード指標は72000を獲得し同指標を制覇。またストリーミングは3140万となり2位発進、一方でラジオエアプレイは1110万(同指標50位未満)となっています。ソロの女性歌手同士による共演曲での首位獲得は8曲目であり、今年に限れば4週前に首位となったドージャ・キャット feat. ニッキー・ミナージュ「Say So」、2週前のミーガン・ジー・スタリオン feat. ビヨンセ「Savage」に続く3曲目に。

「Rain On Me」はレディー・ガガにとって5曲目の首位獲得曲。主演映画『A Star Is Born (邦題:アリー/スター誕生)』(2018)の劇中歌でブラッドリー・クーパーとの「Shallow」が昨年3月9日付で1位となって以来ですが、オリジナルアルバム発の首位獲得曲となると「Born This Way」以来およそ9年3ヶ月ぶりとなります。コルビー・オドニスをフィーチャーした「Just Dance」、および「Poker Face」が2009年に首位を獲得しており、ガガにとっては2000年代、2010年代そして2020年代の3つのディケイドで首位に。マライア・キャリー(1990年代を含む4つのディケイド)、ビヨンセに次ぐ3組目の記録達成者となりました。

一方でアリアナ・グランデにとってはジャスティン・ビーバーとの「Stuck With U」以来2週ぶりの首位返り咲き。アリアナは4曲全てが初登場で首位を獲得したことになり、ジャスティンやマライア・キャリー、ドレイクの3曲を超え最多記録を更新。ちなみに今年、初登場で首位を獲得した曲は既に4曲目となり、1995年、2018年に並ぶ最多記録に。

5月2日付でザ・ウィークエンド「Blinding Lights」が4週目の首位を獲得して以降、今週まで5週連続で首位が入れ替わりそのすべてが初の首位に。これは1990年9月29日付(ネルソン「(Can't Live Without Your) Love and Affection」)~11月10日付(マライア・キャリー「Love Takes Time」)の7週連続入れ替わり以来の記録となります。

 

前週首位のミーガン・ジー・スタリオン feat. ビヨンセ「Savage」は2位にダウン(3つの指標の数値等は記事に未掲載)。そして3位にはダベイビー feat. ロディ・リッチ「Rockstar」が1ランクアップで初のトップ3入り。ストリーミングは前週比4%アップの3550万となり同指標2週目の首位を獲得しました。

 

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#Hot100 (chart dated June 6, 2020)

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[今週 (前週) 歌手名・曲名]

1位 (初登場) レディー・ガガアリアナ・グランデ「Rain On Me」

2位 (1位) ミーガン・ジー・スタリオン feat. ビヨンセ「Savage」

3位 (4位) ダベイビー feat. ロディ・リッチ「Rockstar」

4位 (3位) ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」

5位 (2位) ドージャ・キャット「Say So」

6位 (5位) ドレイク「Toosie Slide」

7位 (8位) デュア・リパ「Don't Start Now」

8位 (7位) ロディ・リッチ「The Box」

9位 (9位) ジャスティン・ビーバー feat. クエイヴォ「Intentions」

10位 (6位) フューチャー feat. ドレイク「Life Is Good」 

ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」はラジオエアプレイを制しながらも前週から1000万以上落ち込み7740万に。前週同指標が全体的に下がったという指摘があり、もしかしたらチャートポリシーが変更された可能性があるかもしれません。その影響を受けてでしょうか、前週まで38週トップ10入りを果たし最長記録を更新していたポスト・マローン「Circles」が遂に陥落となりました。

 

次週は「Rain On Me」の動向に注目。フィジカル施策の反動でダウンロードが急落し、一方でラジオエアプレイが補完出来なければダウンは必至ですが、次週はアルバムチャートに『Chromatica』が初登場し「Rain On Me」はストリーミングを稼ぐことが予想されるため、トップ10落ちの可能性は低いとみています。しかしながらダウンするスピードが速いならば、米ビルボードにはラジオエアプレイを見直した可能性について言及するとともに、フィジカル施策についても議論することをお願いしたいところです。