イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

ストリーミング

【ビルボードジャパン最新動向】ポイント前週比1.5倍のCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」、2万ポイント突破の要因とは

最新3月20日公開分(集計期間:3月11~17日)のビルボードジャパンソングチャートでは、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が8連覇を達成。ポイント前週比151.0%を記録した今回、興味深い記録が複数みられています。 連続首位獲得記録および各指標の動向に…

大ヒットアニメ映画の主題歌等におけるビルボードジャパンソングチャートでの差を考える

最新2月21日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、SPYAIR「オレンジ」が19位に初登場を果たしています。 「オレンジ」は『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』の主題歌。2月16日に公開されたこの作品はロケットスタートを記録しています。 「オ…

【ビルボードジャパン最新動向】Creepy NutsとSnow Man、双方ともポイントを伸ばせただろうことについて

最新2月21日公開分(集計期間:2月12~18日)のビルボードジャパンソングチャートでは、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が4連覇を達成。Snow Man「LOVE TRIGGER」が2位に初登場を果たしています。 【ビルボード】Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」勢い…

日本のSpotifyで新記録樹立のCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」、今後の動向予想および提案

通常は火曜に米ビルボードソングチャートおよび米ビルボードによるグローバルチャートの速報を紹介するのですが、現地時間の2月19日月曜が祝日により公開が延期となったため、ブログでの紹介も明日となります。ご了承ください。 さて、ビルボードジャパンソ…

ビルボードジャパンソングチャートにおけるグラミー賞関連曲の動向から、洋楽の現状を分析する

先月末以降のエントリーにて、arne代表の松島功さんによるポストを踏まえた下記エントリー群を掲載しています。ここでは”洋楽”について、松島さんによる問題提起に合わせる形で”K-POPを除く”と定義しています。 いただいたリアクションの中に、洋楽がヒット…

前週および当週の上位初進出曲、CHART insightから真のヒット曲に成るかを読む (2024年2月14日公開分)

今回のエントリーでは、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲の翌週動向、そして最新週における上位初進出曲の状況をチェックし、真の社会的ヒット曲に成るかを読みます。 前週のエントリーはこちら。 ビルボードジャパンの…

前週および当週の上位初進出曲、CHART insightから真のヒット曲に成るかを読む (2024年2月7日公開分)

今回のエントリーでは、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲の翌週動向、そして最新週における上位初進出曲の状況をチェックし、真の社会的ヒット曲に成るかを読みます。 前週のエントリーはこちら。 ビルボードジャパンの…

"日本人の洋楽離れ"をどう改善させるか…ストリーミングにおける提案を記す

一昨日付のエントリーでは、arne代表の松島功さんによるポストを踏まえてこのようなエントリーを掲載し、昨日付ではその改善提案のひとつとしてラジオ業界に向けた内容を記しました。 今回は、ストリーミングに関する改善提案を記します。

”#ぼくらの冬曲キャンペーン”がクリスマス関連曲の上昇にリンク…プレイリスト企画の可能性を考える

青森県おいらせ町にあるタワーレコード下田店が明日閉店します。 (写真は1月4日に店頭に訪れ撮影したもの。問題があれば削除いたします。) 一部棚においては売り切れゆえか空の状態でした。ただ地方のCDショップ特有というべきか、コアファンが多く且つファ…

旧ジャニーズ事務所はデジタルへ明るくなるか、2024年初頭の動きから見極める

元日付エントリーにて、このようなことを記しました。その際、Number_i「GOAT」が旧ジャニーズ事務所側の変化を促す可能性について示唆しています。 2024年の日本の音楽業界においては、【日本の楽曲が海外でヒットするか】【日本で海外の楽曲がヒットするか…

国内盤シングルCDもリリースの一方でストリーミングは…日本の洋楽における現状を今一度考える

このブログでは一昨日、ザ・ビートルズ「Now And Then」のチャート動向についてお伝えしました。 この「Now And Then」、日本では次週のチャートで上昇する可能性を持ち合わせています。この曲にフィジカルセールス指標が加算されるためです。 なお今回はビ…

【ビルボードジャパン最新動向】Ado「唱」が6度目の首位にして最高ポイント獲得、次週以降の動向に注目

最新11月8日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:10月30日~11月5日)ではAdo「唱」が2週連続、通算6週目の首位を獲得しました。 【ビルボード】Ado「唱」が通算6度目となる総合首位、LE SSERAFIM「Perfect Night」は7位デビュー https://t.co/…

マライア・キャリーとブレンダ・リーのクリスマス曲における施策とは、そしてチャート施策への見方を記す

11月に入ると、街は徐々にクリスマス仕様となっていきますが、米では既に11月1日からこのモードが高まっているといえます。 日本においては季節に関する曲について、ラジオの反応がとりわけ大きくなる一方でストリーミングはそれが薄い傾向にあります。他方…

(追記あり) Hey! Say! JUMPデジタル解禁後のチャート動向、ビルボードジャパンへの提案も含めて記す

(※追記(15時38分):曲名に誤りがありました。「Ready to JUMP」と記載していましたが、正しくは「Ready to Jump」でした。つきましては訂正の上、お詫び申し上げます。) 最新11月1日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、Hey! Say! JUMPのEP『P.U!…

【ビルボードジャパン最新動向】首位返り咲きのAdo「唱」、各指標の上昇度からみえてくるものとは

最新11月1日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:10月23~29日)では前週首位に到達した櫻坂46「承認欲求」が7位に後退。Ado「唱」が2週ぶり、通算5週目の首位を獲得しました。 【ビルボード】Ado「唱」が総合首位返り咲き、WEST.の改名後初シ…

藤井風「花」、ソングチャートトップ10入りの原動力となった動画再生指標の伸長について

10月13日にデジタルリリースされた藤井風「花」が、最新10月25日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:10月16~22日)にて初の1週間フル加算に伴い11→7位へ上昇。初のトップ10入りを果たしたこの曲について、ビルボードジャパンはこのように解説…

米ビルボードがアルバムのストリーミング人気を可視化したチャートを新設、その意義を考える

米ビルボードが新たなチャートをローンチしました。それがトップストリーミングアルバムチャート(Top Streaming Albums)です。 This week, @billboard is launching its new #TopStreamingAlbums chart. The 50-position chart lists the most-streamed albu…

【ビルボードジャパン最新動向】Ado「唱」4連覇ながら気になること、およびINI「HANA_花」の施策について

最新10月18日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:10月9~15日)では、Ado「唱」が4連覇を達成しています。 【ビルボード】Ado「唱」が総合ソング4連覇&「クラクラ」もトップ10に浮上、YOASOBI「アイドル」は「勇者」を抜いて3位に https://t.…

【ビルボードジャパン最新動向】Ado「唱」が登場3週目で首位到達…総合トップに寄与した"活用"の重要性

最新9月27日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:9月18~24日)では、前週初登場で首位を獲得したBE:FIRST「Mainstream」が4位に後退。Ado「唱」が登場3週目にして、同曲初となる首位の座に就いています。 【ビルボード】Ado「唱」が総合ソング…

(追記あり)【ビルボードジャパン最新動向】BE:FIRST「Mainstream」が初週2万2千ポイントを突破…一方で気になる点とは

(※追記(10時15分):ビルボードジャパンが9月20日公開分ソングチャートの記事について訂正を行い、当初のポスト(ツイート)を削除しています。そのため、ビルボードジャパンが新たに用意したポストを今回のエントリーに貼付しました。) 最新9月20日公開分ビル…

男性アイドル/ダンスボーカルグループのチャート上の差について、トップアーティストチャートのCHART insightから掴む

昨日のブログエントリーでは前週および当週のビルボードジャパンソングチャートで上位に初進出を果たした曲について、真の社会的ヒット曲に成るかを分析しています。 最新8月16日公開分のソングチャートにて4位に初登場を果たした関ジャニ∞「オオカミと彗星…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」16連覇、一方で米津玄師「地球儀」の動向から思うこと

最新8月2日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:7月24~30日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から16週連続で首位を獲得。2週前にOfficial髭男dism「Subtitle」を上回り単独最長首位記録を樹立したこの曲が、記録をさらに伸ばしています。 【…

前週上位進出曲の翌週動向、そして最新チャート上位進出曲のヒットの可能性をCHART insightから導き出す

直近7月19日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは15曲が初登場。2曲の100位以内再登場を含め、100位以内においては6分の1が入れ替わっています。前週7月12日公開分ソングチャートについても入れ替わりが多かったのですが、前週のチャート結果に関し…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」単独最長首位記録達成…”異次元”ヒットに至った様々な要因

最新7月19日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:7月10-16日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から14週連続で首位を獲得。連続での最長首位獲得記録を更新すると共に、不連続を含む首位獲得週数においてOfficial髭男dism「Subtitle」を上回り…

ビルボードジャパンによるストリーミング再生回数”億超え”報道の前倒しを支持する

今週、ビルボードジャパンに大きな変化が見られました。 NewJeans「OMG」自身2曲目のストリーミング累計1億回再生突破 https://t.co/1RTzZlY5vi pic.twitter.com/ZkgdwoEEWr — Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2023年6月13日 米津玄師「KICK BACK」自身…

アルバムチャートへのストリーミング指標非導入の理由を言及したビルボードジャパンと、その見解に対する私見

ここ最近、ビルボードジャパンのポッドキャストにおいてチャートに関する注目の発言が次々登場している印象があります。チャートマネージャーを務める礒崎誠二さんがMCを務めるゆえでしょうが、5月31日に公開された最新のポッドキャストでは現状のアルバムチ…

最新チャートでトップ10入りした男性ダンスボーカルグループの動向から、分岐点は未だ見えないと捉える理由

最新5月24日公開分のビルボードジャパンソングチャートではトップ10内に3曲が新たに登場しています。 ・3位 (初登場) Travis Japan「Moving Pieces」 ・4位 (前週22位) MAZZEL「Vivid」 ・10位 (初登場) INI「FANFARE」 男性ダンスボーカルグループ(アイドル…

【ビルボードジャパン最新動向】「アイドル」6連覇、「美しい鰭」週間1千万回再生突破...2曲の勢いを確認する

5月15~21日を集計期間とする最新5月24日公開分ビルボードジャパンソングチャートはYOASOBI「アイドル」が6週連続で首位を獲得。ポイントは4週連続で2万ポイントを突破しています。 【ビルボード】YOASOBI「アイドル」6週連続総合首位 https://t.co/1VXsItqF…

【ビルボードジャパン最新動向】史上最速でストリーミング1億回再生突破のYOASOBI「アイドル」、その強さを今一度まとめる

5月8~14日を集計期間とする最新5月17日公開分ビルボードジャパンソングチャートはYOASOBI「アイドル」が5週連続で首位を獲得。ポイントは初めてダウンに転じたものの、3週連続で2万ポイント超えを達成しています。 ビルボードジャパンによる記事では、この…

【ビルボードジャパン最新動向】4連覇を達成したYOASOBI「アイドル」について、ポイントの伸び率に注目する

5月1~7日を集計期間とする最新5月10日公開分ビルボードジャパンソングチャートはYOASOBI「アイドル」が4週連続で首位を獲得。ポイントをさらに伸ばし、2週連続で2万ポイント超えを果たしました。 【ビルボード】YOASOBI「アイドル」異次元の強さは変わらず…