イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

レコード会社への提言

(追記あり) チャートアクションの取りこぼしを防ぐのは誰の役割か…12月23日付ビルボードジャパンソングスチャートを例に考える

(※追記 (2020年2月27日8時5分):昨年12月23日付ビルボードジャパンソングスチャートにおいてラジオエアプレイ指標に誤りがあり、ビルボードジャパンではチャート公表の翌日に同指標順位および総合ポイント(一部総合順位)が訂正されています。ゆえに今回のブ…

ジャンルをきちんと示さないと思しきレコード会社への不安と、ゴスペル歌手ジェイソン・チャンピオンの現在

先日、J-WAVEチャートで好調だとして紹介したのがケイシー・マスグレイヴス「High Horse」。 『J-WAVE TOKIO HOT 100』(日曜13時)の最新5月27日付チャートでも16位にランクイン。国内盤リリースは7月4日ゆえ、この勢いを維持出来るかどうかにレコード会社の…

(追記有り)椎名林檎トリビュートアルバムに対する”正当評価”と”不当評価”

デジタルダウンロードがCDセールス指標のみの順位を覆した好例といえます。 【ビルボード】椎名林檎トリビュート『アダムとイヴの林檎』が総合アルバム首位 ももクロ、NCT 127が続く https://t.co/lzy0jhcM0m pic.twitter.com/5QOWvTBro6 — Billboard JAPAN …

(追記あり) 安室奈美恵『Finally』デジタルダウンロード未配信の状況下における"環境の変化"

デジタルダウンロード未配信に納得していない方は多いのでしょう。ブログエントリーへのアクセス数において、長きに渡り最上位に登場するのが安室奈美恵さんのベストアルバム関連なのです。 出荷ベースではなく実売ベースでダブルミリオンを突破した『Finall…

後出しデラックス・エディションは企業体質なのか?

昨日はこのようなエントリーを掲載したのですが。 書いた後に伺った、地元の新譜CD販売店でみかけたこれらCDも実は”出し直し”であり、AIさんだけではなかったと痛感した次第です。 11月15日発売。一昨年末リリースのベストアルバムに2曲を追加収録(ただし元…

出し直しという意味での”デラックス・エディション”商法を疑問視する

今年の日本レコード大賞、優秀作品賞にカンナ(渡辺直美)さんとの「キラキラ」が選ばれたAIさん。その曲は、オリジナルアルバム『和と洋』リリース後ゆえか配信での発売となっていましたが、先月リリースされたデラックス・エディションとなる『和と洋と。』…

岡村靖幸トップ10入りの今だからこそ出してほしい、”渡辺美里×岡村靖幸”作品集

まさに”ステップアップ”。 DAOKOさんが岡村靖幸さんと組み先週リリースした「ステップアップLOVE」は、10月30日付ビルボードジャパンソングスチャートで10位、CDセールスのみを対象とした同日付オリコンシングルランキングでは8位と好調。DAOKOさんにとって…

荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー」が証明した日本の新たな”ヒットの方程式”

最初は驚いたのですが、これが今後の日本の音楽業界のスタンダードになるのでは?と本気で思うのです。 おめでとうございます!皆さんのビデオが「ダンシング・ヒーロー」の“公式”ミュージックビデオ扱いとなってチャートのカウント対象になったということで…

邦楽ベストアルバムについての”4つのお願い”

一昨日紹介した安全地帯ならびに玉置浩二さんのベストアルバムは2枚組でしたが、2010年代に入ってからは”2枚組以上の” ”オールタイムベストアルバム”が目立っているように思います。たとえば、ビルボードジャパンによる2013年の年間アルバムチャートをみると…