イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

アフロ(&元アフロ)が奏でる音楽

自分がスタッフのひとりを担当しているラジオ番組『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 毎週日曜17時)。前回、憲法記念日の音楽特集は歴史の鑑たる”憲法”にちなんで(?)、アフロヘアーがトレードマークの歌手、レキシをテーマにお送りしました。女性DJ陣が思い入れの強い、もしくは純粋に好きな楽曲群で構成したのですが、個人的に大好きな「ペリーダンシング」もお送り出来、個人的には満足した次第(無論、こちらの思い入れが強ければ強いほどリスナーとの温度差が生じかねないので、その点は気をつけねばならないのですが)。

今や『アフロの変』(フジテレビ 毎週木曜25時25分)にレギュラー出演し、『タモリ倶楽部』(テレビ朝日)にもゲストで登場。リリースした4枚のアルバムはその度にレーベルを移籍しながらも、週間セールスチャートの最高位が38→78→20→7位と上昇、自分の住む街の最寄りのレンタルショップでも後追いながら全作品の在庫が用意される…など、認知度は確実に上昇中。次のアルバムがいつになるかは分かりませんが、今年も様々なフェスに参加(今日はRHYMESTER初主催フェス『人間交差点』に出演)するので、是非一度レキシの世界を見聞することをお勧めします。女性DJの一人は今年の『ARABAKI ROCK FEST.』にてレキシがフェスのMVPだと語っているくらい。観たら間違いなくハマるはずです。

そんなわけで、ラジオでもおかけしましたが、こちらも個人的に大好きなレキシ feat. Deyonna「きらきら武士」をどうぞ。ミュージックビデオが3百万回以上再生とは素晴らしい。ちなみにDeyonna(=出女)とは椎名林檎さんのレキシネームです。

 

 

そして、こちらもアフロヘアーが印象的なヴォーカル、真行寺貴秋さんを擁するバンド、BRADIO(ブラディオ)。来月3日にファーストフルアルバム『POWER OF LIFE』をリリースする彼らですが、ファーストミニアルバム『DIAMOND POPS』(2013)の冒頭に据えられた「Golden Liar」があまりにも格好良いのです。

この格好良さはどこかで味わったことが?と思ったら、ブルーノ・マーズ「Runaway Baby」(アルバム『Doo-Wops & Hooligans』(2010)収録)を彷彿とさせるんですよね。

イントロからうねるベース、サビのライン、そしてこの躍動感…たしかに似ている気はしますが、決してそれを咎めようとは思いません。ブルーノが特にライブにおいて明確にしている、ソウルとエンタテインメントが合わさった60-70年代を彷彿とさせるパフォーマンスを日本で魅せてくれるバンドがそんなに多くないだろうことを踏まえると、BRADIOには是非そのソウル&エンタテインメント路線を極めてほしいと思うのです。「Golden Liar」自体大好きな曲なので、彼らに期待しています。

余談ですが、ボーカルの真行寺さん、佐藤隆太さんに似てる気が。佐藤さんが音楽活動したらこんな感じになるんだろうなあと勝手ながら思っています。

 

 

そしてもう一組、紹介したいのが。実は彼ら、2003年の結成以降突き通してきたトレードマークの全員アフロヘアーを3年前に終了(アフロ引退)しているので、アフロというくくりで語るにはやや強引な紹介かもしれませんが。

現在、昨秋リリースしたアルバム『Love&Soul』を引っ提げ、【47都道府県TOUR「Live&Soul」〜もう、寂しい想いはさせたくない〜】を展開中。アルバムからのリードトラックである「Life is Party」もきっと演奏してくれることと思われます。

 

青森県では5月14日(木曜)に、D.W.ニコルズ、鴉をゲストに迎えたライブが青森SUNSHINEで開催されるのですが、それに先立って明日11日、FMアップルウェーブの生放送番組『夜はきままに!』(月-金曜 20時)に鶴が生出演。案内役は『わがままWAVE~』を以前担当していたDJで、鶴の大ファンを公言する塚田さんが務めるので、鶴のいろんなな部分を引き出してくれること間違いないでしょう。電波での聴取は弘前市およびその周辺に限られますが、FMアップルウェーブではサイマル放送も実施しておりますので、FMアップルウェーブホームページ中段右にある”インターネットサイマルラジオ”をクリック、もしくはスマートフォンの場合はアプリ”Tunein Radio”(無料ダウンロード可能)をダウンロードして、applewaveと検索すれば聴くことが出来ます。よろしければ是非チェックを。

(と書いたところで、あたかも過去のエントリー("宣伝目的のための出演"が見えてしまったら冷める)で指摘したことに近いことを自分自身で行っているかもと思ったのですが、音楽面で純粋にお勧めできるので紹介させていただいた次第。ちなみに鶴×(これからの季節である)夏、といえば「夏の魔物」。公式な形での動画はないのでこっそり貼っておきます)

 

 

個人的に、ソウルやファンクに根差したバンドが好物だったりするので、アフロ&元アフロの三組には是非今後も活躍し続けてほしいと思っています。