以前弊ブログでも紹介した、タキシード、ジョルジオ・モロダー、藤井隆さん等いわゆる"ディスコティーク"を意識した作品が、それぞれ参照にした時代は異なれどもいずれも今年リリースされており、ダフト・パンク以降のディスコティークブームは今だ健在どころか、より発展を遂げています。
そんな中、彼らとは異なる時代を踏襲する作品が本日発売。田原俊彦さんの新曲、モロにニュージャックスウィングなのです。
ニュージャックスウィングがディスコティークの範疇にはおそらく入らないかもと思いつつ...しかしこの跳ねる音には、テレビでダンス甲子園等を観てきた自分には抗えません。音は(特にイントロにおいて)ボビー・ブラウン「Every Littele Step」を彷彿とさせ、ともすれば似過ぎではと思ったものの、ニュージャックスウィングに慣れ親しんでいた聴き手の懐かしさを煽るには絶好のアレンジかと。
しかも歌っているのが、ニュージャックスウィングがブームだった時代にアイドルだったトシちゃん。ブームを肌で感じていた彼だからこそ、キラキラ感がより強くなっているようにも見えます。
最近の田原俊彦さんのライブ映像やテレビでの歌唱を拝見すると、独特の軽めの声はそのままに、ダンスしながらの歌唱がほぼブレていないことが判ります(例えばコチラ)。50代という年齢を感じさせないだけではなく、長年アイドルとしてパフォーマンスを重ね続けてきたからこそボトムがしっかりしてきたんだなあと感服。一度生で拝見してみたい歌手のひとりです。