イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

英シングルチャートでもドレイクの長期政権が崩壊

日本時間の本日未明に発表された8月6日付の全英シングルチャート。15週連続で首位の座に君臨していたドレイク feat. ウィズキッド&カイラ「One Dance」が遂に陥落し5位に。代わって首位に躍り出たのはメジャー・レイザー feat. ジャスティン・ビーバー&MØ「Cold Water」でした。

メジャー・レイザー、客演のMØにとって初の全英制覇曲となる「Cold Water」(一方でジャスティンにとっては4曲目)。ダウンロード、ストリーミングの両指標を制したことで初登場での首位到達を果たしました。この勢いで、来週火曜早朝に発表されるアメリカのチャートでも高位置での初登場が見込まれますね。

 

他方、「One Dance」が仮に最新チャートでも首位をキープしていたならば、イギリスでの連続首位最長記録に到達していたわけで、ちょっと勿体無いなとも思ってしまいます。ちなみに「One Dance」はウェット・ウェット・ウェット「Love Is All Around」に並んで歴代2位となる15週連続1位。最長記録はブライアン・アダムス「(Everything I Do) I Do It For You」の16週連続です。

 

 

なお、昨日のエントリーにてマイケル・キワヌーカ『Love & Hate』が全英アルバムチャートを制したと書きました。

が、最新チャートで『Love…』は8位に大きく後退。代わって首位を獲得したのはなんとELO(Electric Light Orchestra)のベストアルバム『All Over The World: The Very Best Of ELO』。11年前にリリースされたこのベストアルバムですが、”ジェフ・リン's ELO”として先月開催された世界最大級の音楽フェス、グラストンベリー・フェスティバルに出演したことにより6月25日付アルバムチャートで4位に再登場。そこからトップ10圏内をキープし遂に...という次第。ELOのアルバムチャート制覇は『Time』(1981)以来というわけですから、フェスの効果たるや絶大ですね。

ベストアルバムの冒頭を飾る「Mr. Blue Sky」のグラストンベリーでの演奏がBBCの公式YouTubeチャンネルにアップされていますので是非チェックしてみてください。