イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

ザ・チェインスモーカーズ、遂に"作品集"をリリースへ

今年のアメリカ音楽界を象徴する歌手の一組がザ・チェインスモーカーズであることには異論はないでしょう。3曲がトップ10入りし、そのうちホールジーを客演に迎えた「Closer」は現在まで9週連続の首位をキープ、さらに同曲では昨年度年間1位のマーク・ロンソン feat. ブルーノ・マーズ「Uptown Funk!」以来となるチャート構成要素(デジタルダウンロード、ストリーミング、ラジオエアプレイ)全指標で同時にトップ達成、完全制覇を成し遂げています。

そのザ・チェインスモーカーズがいよいよ作品集をリリースするというアナウンスが。

…フルアルバムじゃないのか、と少し愕然としてしまったのですが。こちらには新曲「Setting Fires」が収録。トップ10入りした3曲のうち「Closer」と「Don't Let Me Down」、そして「All We Know」が収録されるかについては言及されていません(が、収録される模様だと米ビルボードは報じています)。なお、「Roses」は前EPの『Bouquet』に収録済。

 

そしてこのタイミングでいよいよ。

長らく制作されていなかった「Closer」のビデオも公開とアナウンス。ミュージックビデオのない状態でストリーミングチャートを制し続けているというのはそれだけ、曲に求心力がある証拠と言えるでしょう。リリックビデオは下記に。

穿った見方をするならば、「Closer」はラジオエアプレイ以外の指標が直近2週分のチャートでは下がってきており、そのテコ入れでミュージックビデオを投入したと言えるかもしれません。公開分が反映されるのは2週後、11月12日付チャートとなりますので、勢いづいたブルーノ・マーズ「24K Magic」とのチャート争いが今から楽しみです。