イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

オースティン・マホーンが狙っている?”日本の夏祭り”市場

今年上半期を席巻した洋楽といえばオースティン・マホーン「Dirty Work」ですね。

しかしながらこの曲を含むアルバムはリリースされず、結局デジタルダウンロードのみでしか手に入れることが出来ませんでした。その事態については、アルバムリリースの期待を込めて以前記載しています。

アルバムがリリースされないことにはCD化されない事態に業を煮やしたのか(?)、ユニバーサルが遂に動き出しました。この曲を”シングル”として、来月リリースする運びとなったのです。

自分が以前参加した結婚披露宴でも余興でブルゾンちえみさんネタが用いられており、CDリリースによって出し物用に購入する方は少なくないでしょう。

さて気になったのが、”盆ダンス”リミックスというもの。え...洋楽が盆踊りに?と思ったのですが、これが実は存在するんですよね。

ボニーM「Bahama Mama」(1979)が用いられているというのは衝撃的でした。他にも新宿の花園神社で流れたという報告も。

(勝手ながらブログを紹介させていただきました。問題があれば削除させていただきます。)

この、洋楽が盆踊りに用いられているというのは『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』(TBSラジオ 土曜22時)の特集コーナーで知った次第。上記動画はおそらく特集の最中に宇多丸さんとライターの大石始さんがチェックしたものと思われます。みやーんさんによる書き起こしもありますので是非ご確認ください。

「Bahama Mama」が盆踊りに使われたその起源は完全には解っていないそうですが、ボニーM側が盆踊りに使ってくれと言ったとはちょっと考えにくいんですよね。ゆえに、今回のオースティン・マホーン「Dirty Work」盆ダンスリミックスが盆踊り市場向けに”狙って作った”というのは策士すぎやしないかという点は否めないのですが...といいつつも、その志は買いたいなと思っています。ただ、オースティン本人はこのリミックスをどう思っていることでしょう。