イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

夏びらきMUSIC FESTIVAL@大阪、birdの心地よい歌に触れる

少量の用事と友人との再会、そしてライブ三昧だった先週末の大阪旅行。日曜は夏びらきMUSIC FESTIVALへ行ってきました。所沢会場に近いステージの形ながら、会場に降り注ぐ…というよりビームのごとく照らしつける太陽に体力を奪われ、休み休み観賞。しかしながら出演者は皆その猛暑を熱意に変えていて、おなじみのRHYMESTERSCOOBIE DO、太陽光でパソコンがヤラれながらそのトラブルを貫禄で乗り越えたFIRE BALLなど見どころ満載でしたが、今回初めて生で観ることの出来たbirdさんによる、堂々たる立ち居振る舞いにひときわ魅了されました。

とにかくこの2曲が聴けてめちゃめちゃ嬉しかったり。

MONDO GROSSOへの新旧客演曲をアコースティックスタイルで披露。ボーカルはしなやかで力強く、それでいて優しさや清涼感を湛え、CDで聴くよりはるかに上手いんですよね。時折吹き抜ける柔らかな風や、後半で眼の前を飛ぶ蝶が彼女の声に惹かれてやってきたかと思うくらいに魅了されました。その一方で、"時間がないのでギターソロの合間に…暑いでしょう?"と言って立ち上がり、観客に塩分チャージタブレットを渡していた、いわゆる飴ちゃん的な親しみやすさに、ベテランのステージングおそるべしと実感。

個人的には以前リリースしたこのカバーも是非やってほしかったのですが、いつか単独ライブに行った際に観られることを願うばかり。いいステージを観させていただきました。

それにしても、人生最初の夏フェス参戦が夏びらきMUSIC FESTIVALでよかった、と心から感謝しています。家族連れが多くアットホームな雰囲気が生まれ、子どもたちの原体験のひとつが良質なミュージシャンによる生の音楽になるのならば最高なんじゃないかと。過去の参戦分を思い出したりもした自分です。

 

この日があまりにも暑く、出演者のみなさんがこぞって梅雨明けした!?と言っていましたが、今週に入ってからの雨はひどいですね…大阪をはじめ、豪雨被害が最小限にとどまることを心から願います。