米ビルボードにデータを提供する調査会社のニールセンが、今年上半期のラジオエアプレイチャートを発表しました。
Nielsen Music's mid-year 2018 charts: @EdSheeran's "Perfect" reigns at radio as AC, Latin and R&B/hip-hop surge https://t.co/AuXXLVbTcx pic.twitter.com/hNzKqTQNFk
— billboard (@billboard) July 7, 2018
米ビルボードの(総合)ソングスチャートにおいてはヒップホップの台頭が目立つ一方、ラジオエアプレイではアダルトコンテンポラリーが強かったと報じています。ちなみにデジタルダウンロード、ストリーミング等の上半期チャートは下記リンク先に。こちらではドレイクやポスト・マローンの強さが光りますが、そのヒップホップ曲でラジオエアプレイ上半期トップ10入りしたのがドレイク「God's Plan」(6位)だけというのですから、デジタル2指標とラジオエアプレイとでの乖離が目立ちます。
ラジオエアプレイチャートに話を戻すと、トップ10の大半は(総合)ソングスチャートトップ10入りを果たしています。しかし8位に入ったMAX feat. ナッシュ「Lights Down Low」はソングスチャート20位が最高位。昨年からのヒットとはいえ、ここまで開きがあるのかと驚かされます。しかし、曲はあまりにも素晴らしいのです。ミュージックビデオもまた然り。
すでに自分は昨年秋の段階で取り上げていたこの曲、実は2年前のアルバム『Hell's Kitchen Angel』に収録され、同年秋にナッシュを新たに客演に迎えてシングル化、ジワジワと人気に火がついたわけです。どうやら今年アルバムをリリースするという噂もあるのですがそれに先立ってか、日本独自の"CD(フィジカル)としての"アルバムリリースが決まりました。
『Hell's Kitchen Angel』に、ナッシュ参加バージョンを加えさらに「Lights Down Low」のリミックス3バージョンも追加した作品。MAXの作品はまったくもってフィジカル化されていないようなので、これは嬉しい限りですね。来日公演にちなんだフィジカル化の模様ですが、個人的には以前から、まだフィジカルの需要が高い日本だけでもせめてデジタルオンリー(カーディ・Bなど)のフィジカル化を…と望んでいただけに、ソニーミュージックの英断に拍手を送りたいと思います。