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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

ビルボードジャパンソングスチャート、次週は星野源「アイデア」首位発進が確実に?

最新8月27日付のビルボードジャパンソングスチャート、前週首位の乃木坂46「ジコチューで行こう!」は1万ポイントをキープし3位に。大量のシングルCDセールスを獲得した欅坂46アンビバレント」が首位の座につきました。

 「アンビバレント」は42352ポイントを獲得したものの、前作「ガラスを割れ!」(2018)の45449ポイントを下回っています。前作のシングルCDセールスが90万近くとなっており、セールスの減少がポイントに響いていると言えるでしょう(前作のチャートアクションについては【ビルボード】欅坂46「ガラスを割れ!」が893,632枚を売り上げ3冠で総合首位獲得 レミオロメン「3月9日」はダウンロードとストリーミングで10位にジャンプ・アップ | Daily News | Billboard JAPAN(3月14日付)をご参照ください)。

他方、毎週弊ブログで追いかけているDA PUMP「U.S.A.」は4位に。ランクを2つ落としていますが、ポイントも1万台を割り込んでしまいました。

日付 総合順位 総合ポイント

 各指標順位(ダウンロード/ストリーミング/シングルCDセールス/ルックアップ)

6/18 3位  7554ポイント 2位/10位/10位/30位

6/25 5位  6551ポイント 5位/1位/19位/18位

7/  2 3位  6236ポイント 3位/2位/29位/14位

7/  9 4位  7243ポイント 2位/1位/23位/7位

7/16 2位  8033ポイント 2位/1位/15位/5位

7/23 2位  8090ポイント 1位/1位/27位/4位

7/30 2位  8371ポイント 1位/1位/20位/5位

8/  6 3位  9923ポイント 3位/1位/22位/4位

8/13 4位 11390ポイント 1位/1位/20位/4位

8/20 2位 10039ポイント 1位/1位/20位/4位

8/27 4位  9038ポイント 3位/1位/18位/5位 ←New

前週から10%のダウン。その前の週が12%ダウンということで徐々にピークは過ぎている状況です。しかし10週以上トップ5内をキープしていることから、年間チャートトップ10入りが期待出来そうです。

 

さて次週は、今週月曜に解禁された星野源「アイデア」が首位を獲れるかが大きなポイントといえます。

前週の段階で既に予想していたのですが。

解禁後の盛り上がり、そしてなによりスタッフサイドの徹底した戦略で、おそらく首位獲得は間違いないというのが個人的な見方です。

オリコンによると、「アイデア」は解禁初日(8月21日月曜)のダウンロード数が10万近くに達し、1日単位でのデジタルダウンロード最高記録を更新しました。

上記ツイートにおいて、ビルボードジャパンソングスチャートに反映させるべく『#星野源#アイデア をつけて』つぶやくことをさりげなく促している、その方法が実に巧いなあと思うのです。

一方、「アイデア」のライバルたる曲の動きをみると、8月22日発売分のフラゲ日(火曜)におけるオリコンシングルCDセールスランキングにおいて2万枚以上のセールスを獲得したのはENDRECHERI「one more purple funk... -硬命katana-」のみ(45777枚)。back number「大不正解」(3位)、BLACKPINK「DDU-DU DDU-DU」(6位)、三浦大知「Be Myself」(9位)、MISIA feat. HIDE(GReeeeN)「アイノカタチ」(22位)といった、他指標でもポイントが見込める作品はビルボードジャパンソングスチャートにおいてシングルCDセールス指標を大きくは得にくいであろう状況となっています。またENDRECHERIについても10万枚を超えるかは微妙なことから、この点においても次週は星野源「アイデア」が首位を獲得するものと考えます。

おそらく次週、「アイデア」がなければ、また「アンビバレント」の落ち込みが大きければ首位を獲れるラインが8千点台だったのでは...そう考えると、DA PUMP「U.S.A.」はこのまま首位獲得出来ずじまいになりそうな気がしますが、結果がどうなるかは水曜午後の発表を待ちましょう。