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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

ゴスペルソングスチャートを駆け上がるトッド・デュラニーの前職に驚く

最新、8月25日付米ビルボードゴスペルソングスチャート以前紹介したコリン・ホーソーン「Won't He Do It」が通算23週目の首位を獲得し、女性による楽曲での首位獲得週数が歴代2位タイとなりました。

そんな中、ジリジリとランクアップを続け最新チャートで2位に上り詰めたのがトッド・デュラニー「Your Great Name」。

近年のゴスペルで流行しているアコースティックギター使いではありながら、初っ端から分厚いバンドサウンドでグイグイ押し進める姿は圧巻。上記は8分半もの尺があるライブバージョンですが、あっという間に過ぎていきますね。

この「Your Great Name」は今年初めにリリースされた、同名アルバムの収録曲。

トッド・デュラニーは前作『A Worshipper's Heart』(2016)に続き、米ビルボードゴスペルアルバムチャートを制していますが、ソングスチャートでは未だ頂点に立ったことがありません。コリン・ホーソーンが根強く、また次週は訃報を受けてアレサ・フランクリンの曲が上位に進出するものと見られ、その中で次週も赤丸をキープ出来れば首位獲得の可能性が出てくるものと考えます。

さて、トッド・デュラニーのCDジャケットを見るに肩幅が広いなと思ったのですがそれもそのはず、ゴスペル歌手としてデビューする前の2000年代前半、トッドはプロ野球選手として活躍していたのです。ドラフトでニューヨーク・メッツに入りマイナーリーグで活躍。残念ながらメジャーリーグ進出はなりませんでしたが、野球選手がプロのミュージシャンになったというのは他にほぼ聞いたことがなく新鮮ですね。2年前のインタビューでもプロ野球選手だった当時について話している模様です。

ゴスペルの世界でメジャー...アルバムチャートに続きソングスチャートでも頂点に上り詰めることが出来るか、注目したいものです。