イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

近年ユーロビートに溢れる"NAMIE"愛、"NAMIE"イズム

担当しているラジオ番組『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時)、明後日9月16日の音楽特集は【J-ユーロ】でいきます。再燃する和モノユーロビートをかけまくる1時間半です。

 

さて、ユーロビートというと、放送日が引退日となる安室奈美恵さんの、ブレイク期に用いられたジャンルでもあります。そして、ここ1年ちょっとの間にリリースされた和モノユーロビートには、安室奈美恵さんの影響がみられる気がするのです。

現在ロングヒット中の「U.S.A.」でカムバックを果たしたDA PUMPに、安室奈美恵さんのブレイクと同様の方法論が当てはまるものと考えます。DA PUMPと、かつて安室さんが在籍していた事務所が同じゆえ、ユーロビートをカバーしてヒットに至らせるというアプローチが実を結んだ形(尤も、その前には荻野目洋子さんという強力な実績があるのですが)。そのアプローチはまた、DA PUMPと同じ事務所に所属するフェアリーズも用いていて、コアなファン以外でも少し話題になった印象があります。

Original Tracks Vol.1

Original Tracks Vol.1

個人的にはDA PUMP並に注目を集めるのでは?と思っていたのが、青山テルマさんが今年放ったユーロビート。パラパラを振り付けに用い、ミュージックビデオには長州小力さんを起用。そういえば小力さん、HINOIチーム with コリッキーとしてユーロビートをカバーした経緯もあるゆえ、青山テルマさんサイドの人選にニヤリ。そして曲には「うちらのアイドル永遠NAMIE」というフレーズが。

そして昨年、47都道府県形態でシングルCDをリリースしたゴールデンボンバー。オケは彼ららしいサウンドですが、メロディを安室奈美恵さんの「Stop the music」に差し替えても実はしっくりくると思うのです。特にAメロのメロディラインはシンクロ率高しではないかと。

 

ユーロビートど真ん中の曲から、もしやこれユーロビートでは?という隠し味的なものまで、近年の作品からは安室奈美恵さんの影響が垣間見える…と思うのは意識しすぎでしょうか? しかしながらどの作品も完成度が高いですね。そして安室奈美恵さんの初期ユーロビート作品に溢れる瑞々しさは時代を超越しているよなあと、聴いてあらためて実感した次第です。

 

 

自分がスタッフの一員として担当するラジオ番組、『わがまま WAVE It's Cool!』はFMアップルウェーブで毎週日曜17時からOA。サイマル放送で全国各地から聴くことが出来ます(サイマル放送についてはこちらをご参照ください)。リクエストおよびメッセージ(メッセージテーマは当日発表)の宛先はFMアップルウェーブのホームページ経由で送ることが出来ます。明後日の特集、リクエストお待ちしています。