昨日発表された、最新11月19日付ビルボードジャパンソングスチャート。
【ビルボード】52万枚を売り上げたBTS (防弾少年団)「FAKE LOVE」が総合首位獲得 back number「オールドファッション」はDL1位で総合4位に https://t.co/eZbOhoB5wL pic.twitter.com/xCGyGOpiua
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) November 14, 2018
首位はBTS「FAKE LOVE」が獲得。
ちなみに上記は韓国語バージョン。しかしながら。
最新11月19日付 @Billboard_JAPAN ソングスチャート 、まずはCHART insight更新 https://t.co/7SJdXgZrdT BTS「FAKE LOVE」が首位も9割程度のポイントがシングルCDセールス。次週勢いを維持できるか難しいかもしれません。米津玄師さんが2、3位。back numberが4位に登場
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) November 14, 2018
各指標毎の順位はシングルCDセールスが首位、デジタルダウンロード86位、ストリーミング18位、ラジオエアプレイ56位、ルックアップ3位、Twitter9位そして動画再生23位。この結果。
CHARTinsightから曲毎の最新週での指標構成比を確認出来るのですが、「FAKE LOVE」はおよそ9割がシングルCDセールスで占められているのです。
シングルCDセールスに特化という傾向はK-Pop全体の特徴でもあるのですが(またルックアップも3位となっており、シングルCD購入者数(ユニークユーザー)が実際の売上と乖離している可能性もあります)、もしかしたら先週浮上した問題が各指標、特にシングルCDセールス以外の伸びを抑えてしまったものと考えます。実際、『ミュージックステーション』(テレビ朝日 金曜20時)への出演を機に多くの楽曲が伸びるか少なくとも前週の勢いをキープする傾向にあり、現にBTSがキャンセルされることになった11月9日放送分に出演した椎名林檎と宮本浩次「獣ゆく細道」は前週比2.44倍のポイント推移により42→17位へジャンプアップしています。コアなファンがシングルCDセールス指標を支える中でライト層が他指標を支えなかったというのが、今回首位になりながらも9割程度のポイントがシングルCDセールスとなってしまった理由であり、この傾向では次週ポイントを大きく下落させかねません。
さて、今回のBTS問題については様々な意見が出ていますがその大半が、どちらかのみが悪という一元論に(またも)終始している気がして、それでは問題が見えなくなるどころか何も解決しないのではと悲しくなります。
BTSとMステ問題については【Tシャツの原爆表現】【当時着たこと】【公式謝罪がないこと】【事務所の対応不足】【Mステの不可解なキャンセル理由】等様々な問題があるわけで、嫌韓や反日に極端な一元化することは恐ろしいこと。まして反日を訴えるのは嫌韓を訴えるヘイターにとって狙い通りなのですよ…
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) November 10, 2018
BTSを擁護するあまりに反日を持ち出す一部ファンにも苦言を呈しましたが、自分の意見はTwitterに載せています。事務所の立場表明以前はこちら、以降はこちらなどをご確認ください。
昨日発表された『第69回NHK紅白歌合戦』(NHK総合 12月31日19時15分)にはBTSの名前は入っていませんでした。
キンプリやあいみょんら初紅白に気合い十分、“新人”YOSHIKIは「度肝を抜くことを」https://t.co/gIyaYG1R8T
— 音楽ナタリー (@natalie_mu) November 14, 2018
#NHK紅白 #あいみょん #DAOKO #KingPrince #純烈 #Yoshiki #DAPUMP #Aqours #刀剣男士 pic.twitter.com/0KeLPBuUXP
他方、スポーツ誌等の記事ではBTSは出られないのでは?もしくはBTS落選したと、今回の問題に絡めて多数掲載されていましたが、これはBTSが今年十分に出られる成績を残していたとメディアが思っていたことの裏返しとも言えるでしょうし、実際出演予定がありながらNHKがキャンセルを通達し、本来紅組だった椎名林檎・宮本浩次両氏を特別企画枠に移したことも想起出来ます(あくまで推測の域を出ませんが)。仮に自分の推測が正しかった場合、BTS側にも問題があったとはいえど、グローバルに活躍しアメリカでもその名を轟かせつつある方々のパフォーマンスに触れる機会を逸するのは至極残念でなりません。