イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

RHYMESTER主催フェス【人間交差点】、中村佳穂の圧巻のステージに心を奪われる

RHYMESTER主催フェス【人間交差点】、今年も観戦してきました。岡村ちゃんを最前列で拝んできたり、RHYMESTERの貫禄と余裕のあるステージ運びに拍手を送ったり…その中で個人的なベストアクトは中村佳穂さんでした。

RHYMESTERによる、宇多丸さんが先日まで罹患したことをまるで予言したかのような「ほとんどビョーキ」を交えたオープニングMCから一転。中村佳穂さんは出だしのフリースタイル(!)から会場にある空気すべてを掴み、風を感じて終いには引き連れ、指の先から心からの笑顔まで一挙一動その全てが音楽でした。

完璧なステージの中でもとりわけ惹かれたのは「そのいのち」で、自分にとってはゴスペル。ゴスペルは神様を賛美する宗教音楽ながら、歌うことで聴衆のみならず自分自身を讃え、前向きにさせるものだとクワイアにいた自分は捉えています。”GO GO”などを共に歌うことで心が軽くなり、なんだか認められているような気がして、まさにゴスペルだと感じた次第。この瞬間のみならず終始心が持っていかれたというか、たゆたうような時間で、RHYMESTERの公式Twitterにおける中村佳穂さんライブの写真にはそんな自分の表情が見事に抜かれるなど。そのくらいに素晴らしい時間でした。

人間交差点】フェスの素晴らしさは数多ありますが、オープニングMC直後もしくは序盤での人選の妙が見事で、自分が初観戦した3年前には三浦大知さんが、昨年はNakamuraEmiさんがフェス初登場。一昨年は一日限りでMummy-Dさんと竹内朋康さんによるマボロシが復活。自分がとりわけ気になる方が登場し、フェスを介して大ファンに。さあ来年はどうなるか、今から楽しみです。そしていつか中村佳穂さんのワンマンを観たいと思うのですが、東京公演先行予約2度外れてしまい断念…いつか青森でライブが開催されることを願うばかりです。