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チャート愛好家。ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

緊急事態宣言発令でCDショップが大量休業、チャートにもたらす影響は既に始まっている

新型コロナウイルス対策としての緊急事態宣言発令により、様々な店舗が営業自粛という措置を採っています。CDショップについても同様です。

タワーレコードは80以上ある店舗のうち7店舗以外がすべて休業。

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HMVは、タワーレコードのように休業店舗一覧が見当たらなかったため今朝の段階でのこちらのページをキャプチャ(休業状況紹介のためのみを目的としてキャプチャしました。問題があれば削除いたします)、実に8割以上が休業することになりました。これらは出店しているショッピングモール自体が休業することに伴う場合が多く、たとえば自分の住む青森県においてはタワーレコードHMV共にイオンモール内にあり、そのイオンモール自体が…という状況です。

ビルボードジャパンソングスチャートを追いかける身としては、CD関連指標群がさらに下がるだろうことを強く危惧しています。やむを得ないのは承知の上で、それでも気にせずにはいられません。既に今週水曜に発表された、4月6日からの1週間を集計期間とする最新4月20日付チャートにおいてカラオケ指標が集計取り止めとなっていますが、この段階で既に、4月7日に7都府県に発令された緊急事態宣言によって『CD関連指標群が、実店舗の営業自粛や営業時間短縮等に伴いポイント占有率が大きく下落している』事態も発生していました(『』内は下記ブログエントリーより)。

再来週のチャート以降はHKT48「3-2」(4月22日発売)、King & Prince「Mazy Night」そしてKinKi Kids「KANZAI BOYA」がシングルCDセールスで順番に首位となるものと予想していましたが、ジャニーズ事務所所属歌手2組が延期となり、とりわけ「KANZAI BOYA」は現在のところ発売日未定に。アルバムについても4月29日発売予定だった亀と山P『SI』が延期且つ発売日未定となっています。

強力な売上が見込める作品が減り、実店舗が休業を余儀なくされる状況で何が起こっているか…今年度(2019年12月9日付以降)のビルボードジャパンソングスチャートにおいて、チャートを構成するシングルCDセールスチャート(サウンドスキャンジャパン調べ)の10位および50位の推定売上枚数の推移をみると明らかです。

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下位の売上が如実に下がっていることがよく解りますし、上位についても同様。最新4月13日付における数値は年末年始を集計期間とする1月13日付並となっており、この段階で既に、いわばジリ貧の状況なのです。7日に7都府県に緊急事態宣言が出された段階で既にこの数値なのですから、次週以降さらなるダウンが見込まれることは容易に想像出来ます。CDはオンライン注文可能なため、ビルボードジャパンがカラオケ指標同様の集計取り止め措置を採るとは考えにくいのですが、しかしながら異常事態であることには変わりありません。

 

いち早く自粛を行ってきたエンタテインメント業界において、自らを支える収益がどんどん目減りしているのはこの件だけでも明らかです。歌手においてはダウンロードやサブスクリプションサービス等から収益を得ることは出来ても、日本では今も高いシェアを誇るパッケージ販売(当然DVD/ブルーレイも含まれます)やライブ活動が出来ないことで収益が途絶え、活動自体出来なくなる方も出てくるかもしれません。これだけを見ても悲惨な状況ゆえ補償は必要だと思います。無論、自粛するしないにかかわらずすべての業種、すべての日本在住者への補償は最低条件ではないでしょうか。