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チャート愛好家。ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

四谷天窓の閉店に寄せて、そしてライブハウスがこれ以上苦境に立たされないために願うことは

コロナ禍により様々な業種、様々な店舗が苦境に立たされています。その中でもこのライブハウスの閉店のお知らせには大きなショックを受けています。

四谷天窓グループの閉店を知ったのは元スタッフの方によるInstagramでした。そしてそのスタッフの方と仲の良い高橋優さんもツイートしています。

 

四谷天窓は、歌うたいではない自分にとっても、今のパーソナリティやアイデンティティを築き上げてくれた場所。今こうして毎日ブログを書いたり音楽に触れ続けるための基礎を作ってくれた場所のひとつと言っても過言ではありません。

 

アコースティックに特化した四谷天窓グループそれぞれのライブハウスは、歌手とスタッフ、歌手と観客そしてスタッフと観客それぞれの距離の近さゆえに親しみやすさや応援の声がより高まっていく印象がありました。スタッフのアドバイス、観客の反応によって磨かれた曲やパフォーマンスは歌手にとって唯一無二の財産になっていくのです。

2020年はコロナ禍の影響によりTikTokYouTube、サブスクの利用者が増えたことで、たとえば瑛人「香水」をはじめとするアコースティックを基調とした曲がヒット。「香水」はビルボードジャパンソングスチャートを制するなどアコースティック曲は尚の事聴き手と寄り添い、動画に用いられバズを起こす可能性が生まれていきました。TuneCore JapanやBIG UP!といった音楽配信流通サービスの登場もバズを起こす、いやそれ以前に歌手の作品を広める役割を果たします。だからこそ四谷天窓のようなライブハウスの存在は、曲の力や歌手の実力を磨く場として今後ますます必要不可欠な存在となっていくはずだと捉えていました。

TikTok等が興隆したのがコロナ禍に因るものであれば、ライブハウスを苦しめるのもまたコロナ禍ではあります。しかし後者において、行政の十分なサポートが得られれば、サポートシステムが解りやすくしっかりしたものならば、そして行政がきちんと心を配る姿勢をみせていたならば、さらなる苦境に陥ることのなかったライブハウスは間違いなく多いはずです。

ライブハウスの状況について加藤氏がアンケート結果をもとに「まだまだ元通りにはなっておらず、通常の3割未満の稼働がほとんど。中にはまったくライブ・営業ができてないところも多く、ガイドラインとして(観客の数を)50%以下でやりましょうということになっており、経済的な再開にはいたってない業種です。はっきり言って、これでは時間の問題で、実際に閉店を選ぶお店もたくさん出てきております。今の状況が続いた場合、5割以上のお店が半年もつかどうかわからない、9割以上が1年もつか自信がないという、非常に悲観的な結果が出ております」と伝えた。

加藤氏による発言は下記動画で確認できます。

コロナ禍で、日本の行政が文化への補償にあまりにも後ろ向きな姿勢がより鮮明になったと感じていますし、クールジャパンとは何ぞという思いも抱かずにはいられません。文化は心を救います。現に救われた者のひとりとして、行政の姿勢の変化を強く願いますし、変わろうとしない者には退出を求めたいとも強く思います。そしてこれ以上の犠牲が生まれないことを願うばかりです。

 

 

自分の四谷天窓での思い出は、稚拙な文章ながら旧ブログに残していますのでよろしければ。今日のエントリーの後半は政治への苦言を主としましたので、旧ブログにてその様子をご確認いただければ幸いです。

四谷天窓グループに心からの感謝の思いを。本当にありがとうございます。