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チャート愛好家。ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

洋楽の日本限定CD化を歓迎する一方、足りないものがあるのです

毎月レンタルCDの量を追いかけていると、ここ1、2年は500~600タイトルで推移していることが判ります。少し前は800~900が常だったことを考えれば、CD化作品の少なさを感じずにはいられないのが現状です。

そんな中にあって特にリリースが少ないのが洋楽作品なのですが、ここに来て興味深い流れが生まれています。

未だCD化されるのは笑えないニュースだという声が聞こえてくるのは確か。CD化にこだわるのは日本だけかもしれませんが、しかし聴く手段が増えるというのは好ましいことだと思うのです。

ただ、どうも納得できない点が…それは、然るべき曲が入っていないということなのです。

 

ザ・ウィークエンド『After Hours』の日本限定CD化は19曲入り(曲目はこちら)。ですが米では『After Hours』関連曲はもう少し多いのが現状です。

米では『After Hours』リリースから2週間で数度のデラックスエディション等を導入。チャート対策だろうとはいえさすがに…というのが私見でしたが、その各種デラックスエディションに散らばっていた曲すべてが国内盤に収録されているわけではないのです。とりわけ、リル・ウージー・ヴァートを招いた「Heartless」が今回の日本限定CD化に未収録なのは疑問を覚えます。

この日本限定CD化のアナウンス直後には「In Your Eyes」のケニー・G参加バージョンが発表。こちらについても今からでも追加できないのかと思うのです。

 

ドージャ・キャット『Hot Pink』の世界初CD化についてはさらに強い疑問が。収録曲の「Say So」は米ビルボードソングスチャートを制し、またBTS「Dynamite」へと続くディスコティークな流れを生んだ重要曲(であることは、10月21日放送の『アフター6ジャンクション』で高橋芳朗さんが解説。当日の曲目はこちらから確認可能)。しかしこの「Say So」が米ビルボードを制した大きなきっかけはニッキー・ミナージュによる客演参加版にあるのですが、このバージョンが収録されていないというのはまったくもって腑に落ちません。

 

 

日本でのCD化を祝し、ザ・ウィークエンドはレコード会社の公式ストア限定でTシャツプレゼントを実施し(詳細はこちら)、ドージャ・キャットはオリジナルステッカー封入(詳細はこちら)や購入店舗毎の特典(こちら)が用意され、気合が入っているのは事実。しかし肝心の中身が伴っていないと、特に洋楽知識に長けた者からすればより心象を悪くするばかりだと思うのです。

そしてその気合についても、そこまで意気込むならばまず何よりなぜもっと早くリリースに至らなかったのか…国内盤を一度リリース済のザ・ウィークエンドならまだしも、ドージャ・キャットの場合は尚の事そう思うのです。現在国内盤がリリースされる作品がどんどん減ってきているだろうことは冒頭で触れたレンタル解禁数の推移から見えてきていますが、敢えて売れるだろう作品且つ世界で実績を残した作品に絞って国内盤化しているのではないかという疑念を抱きます。特典等いわゆるガワにこだわることは否定しませんが、この点からも、どうも日本の音楽業界が消極的になりすぎている印象を受けてしまうのです。

 

 

最後に。個人的にはドージャ・キャットとチャートを争ったメーガン・ザ・スタリオンの日本限定CD化も希望します。「Say So」とチャートを争った「Savage」が、ビヨンセを客演に迎えたことで首位獲得に至っており尚の事、なのです。

ドージャ・キャットとは異なりアルバム未リリースゆえ国内盤化のゴーサインは出にくいでしょうが、個人的には"メーガン・ザ・スタリオンなのかメーガン・ジー・スタリオンなのか、ミーガン・ジー・スタリオン?それともミーガン・ザ…?"という日本語表記の疑問を解決してほしい意味でも、日本のレコード会社に動いてほしいのです。なお弊ブログでは途中から、英語の発音を踏まえミーガン・ジー・スタリオン→メーガン・ザ・スタリオンに表記を変更しているのですが、この問題は早く終わってほしいと思うんですよね。