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チャート愛好家。ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

”ウィズ・カリファ feat. チャーリー・プース「See You Again」はなぜ今も売れ続けているのか問題”に対する自分なりの回答

一昨日のZeebraさんのツイートが気になっています。

このヒットについて、自分なりの回答をまとめてみます。

 

ウィズ・カリファ feat. チャーリー・プース「See You Again」は2015年春にリリース。映画『ワイルド・スピード SKY MISSION (原題:Furious 7)』の主題歌に起用され、映画共々大ヒットしました。米ビルボードソングスチャートでは通算12週の首位を獲得し、2015年の年間チャートでは3位を記録。映画もシリーズ8作品の中で北米、北米以外ともに最高の興行収入を上げているのですが、映画のクランクアップ直前に主役のひとりであるポール・ウォーカーが死亡。映画の最後ではポールへの追悼が行われ、ミュージックビデオもまた彼へ捧げられているのです。

 

Zeebraさんはダウンロードのロングセラーについて疑問を述べていましたが、まずはダウンロードに限定せず「See You Again」のヒットの要因を探ってみます。最初に、ビルボードジャパンのチャート推移(CHART insight)をみてみましょう。

2015年3月30日付で総合100位未満(300位圏内)に初登場して以来、先週発表された最新6月22日付が274週目にあたります。そこで初週からの150週と最新までの150週のCHART insightを掲載します。

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チャートにおける山はいくつかあり、まず2015年は映画のヒットが牽引したものと推測。トップ10入りこそ通算2週にとどまるもののロングヒットしたことで同年の年間チャートでは19位を記録しています。翌2016年も年間59位にランクインし、シリーズ8作目となる『ワイルド・スピード ICE BREAK』が公開された2017年春には週間25位に再浮上。同年の年間チャートは64位となり、3年連続で年間チャート100位以内ランクインを果たしました。その後2018年および2019年は目立った動きがなかったものの、2020年に突如再浮上。2月17日付で88位に入り一度目の山が築かれ、そして5月11日付の45位を最高位とする2つ目の山が出現したというのが現在に至るまでの大まかなチャートアクションであり、ここ数ヶ月は赤いグラフで示される動画再生指標が牽引している形です。

 

このブログでは昨年、エド・シーラン「Shape Of You」について取り上げました。2017年初頭にリリースされた曲が、(ブログエントリーを掲載した)昨年春になってもロングヒットを続ける理由について、4つの理由を挙げてみました。

① ミュージックビデオが面白く、再生回数を増やしている

② ストリーミングのプレイリストに多数引用されている

③ 曲調がジャンルレスであり使い勝手が好い

④ 日本のソングスチャートにはアメリカにおける”消える”ルールが存在せず、ヒットが可視化されている

上記のうち、④の消えるルール(リカレントルール)は今もビルボードジャパンソングスチャートで存在せず状況は同じことから、④を除く3つの点について、「See You Again」についても形を変えて当てはめてみます。

 

①のミュージックビデオについて、「See You Again」はポール・ウォーカーの喪失と彼への追悼というテーマで統一されています。この深い悲しみを湛えた曲は映画の大ヒットも相俟って多くの方に視聴され、2017年夏にはミュージックビデオにおけるYouTubeの再生記録で1位を獲得しました。後にルイス・フォンシ & ダディー・ヤンキー「Despacito」に抜かれるものの、「See You Again」のミュージックビデオはYouTubeにて、現段階で46億を超える再生回数を記録しています。

以前から高い支持を得ていたこのビデオが今年に入り注目を集めたきっかけとなったのは、バスケットボール選手のコービー・ブライアントが現地時間の1月26日、アメリカで事故により他界したことと関係していると言えるでしょう。コービーの訃報から5日後、彼が所属していたロサンゼルス・レイカーズの試合にてウィズ・カリファチャーリー・プースが「See You Again」を披露しています。

コービー・ブライアントの訃報は日本でも大きく報じられました。さらにチャーリー・プースは4月に開催されたコロナ禍におけるイベント、”Together At Home”においても「See You Again」を披露しています。これらが、「See You Again」の持つ追悼の意を広く世間に知らしめ、ミュージックビデオの視聴に至らせた要因と思われます。

③において、「See You Again」はジャンルレスな「Shape Of You」とは真逆の曲ですが、だからこそ喪失をイメージする曲はと聞かれて真っ先に「See You Again」を連想する方が多いものと考えます。

 

②のストリーミング…サブスクリプションサービスのプレイリストにおいては、「See You Again」をSpotifyで調べたところ、昨夜の段階で260を超えるプレイリストに収録。おそらくApple Music等他のサブスクサービスでも同様と考えられます。多数のプレイリストに用いられることで、「See You Again」を能動的にチェックしたつもりはなくともプレイリスト経由でこの曲を聴く方は少なくないはずです。また、有名曲のカバー(歌唱者はジャケット等に未記載)だけで作られたミックスCDをレンタル店にてよく目にするのですが、『ワイルド・スピード』シリーズを模したと思しきジャケットがあったと記憶しています。「See You Again」自体はバラードでもこの種のCDに収められ、借りてオリジナルが気になり本家にたどり着くという方もいらっしゃるかもしれません。

カバー曲でまとめられたミックスCDには”TikTokで人気の曲”括りのものもありますが、実際にTikTokでも「See You Again」は人気となっています。現段階までに「See You Again」が使われた動画は、最も使われているバージョンで81万4千もの投稿がなされており、動画は喪失をテーマにしたものから日常生活を映したものまで様々。エド・シーラン「Shape Of You」の120万には及ばないものの、たとえばTikTokを機に日本で現在ヒットしている瑛人「香水」の9万6千を大きく上回ります。また、先のZeebraさんへの返信の形でレコードメーカーA&R、音楽ライターのJAMさんが指摘されていますが、曲名のハッシュタグが貼付された動画の総再生回数は2億3千万に達しています。


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(上記を含め、キャプチャやツイートを勝手ながら用いさせていただきました。問題があれば削除いたします。)

日本ではTikTokからサブスクや動画再生に人気が派生する形でヒットする曲がこの半年で増えていますが、「See You Again」においては以前から同様の現象が起きているのではないでしょうか。

 

エド・シーラン「Shape Of You」をなぞる形で、ウィズ・カリファ feat. チャーリー・プース「See You Again」のロングヒットの理由を考えてみました。上記①~③は形を変えてですが当てはまると言えるはずです。

では、冒頭に紹介したZeebraさんのツイートに戻りましょう。Zeebraさんが指摘したのはダウンロードの安定した人気についてですが、ここ最近のダウンロードの推移を先のCHART insightからみてみましょう。

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直近30週分の総合チャートおよびダウンロード指標を取り出したものが上記。5月4日付においてダウンロードが突如54位に再浮上しているのですが、この5月4日付チャートからおおよその数値を予想することが出来ます。

総合チャートでトップ10入りした曲は、シングルCDセールス、ダウンロードおよびサブスクの再生回数に基づくストリーミングといった3つの指標の数値も、それぞれ50位以内に入っていれば記事に掲載されます。ダウンロードにおいて総合トップ10入りを果たした曲のうち50位以内未ランクインのHKT48「3-2」を除き、最も低かったのはOfficial髭男dism「イエスタデイ」の39位、2452DL。この数値から、54位だった「See You Again」は2000DL前後と推測してよいでしょう。その2週後以降はダウンロード指標で100位未満(300位圏内)となっていますが、数値的には1週間あたり1000DL前後と言ったところでしょうか。カウント対象となるダウンロードサービスは現段階で7つあり、おそらく最も大きいであろうiTunes Storeのシェアを5割と仮定すれば、同サービスでの「See You Again」の売上は週間500DL。この数値をどうみるかは人によって解釈が様々でしょうが、個人的には決して小さい数字ではないと思うのです。リアルタイムで更新されるiTunes Storeの楽曲ランキングの対象期間が解りかねることもあり、売上等についての具体的な数値は断言出来ません。しかし今年に入りダウンロードが好調なのは、コービー・ブライアント新型コロナウイルスの犠牲者を追悼するウィズ・カリファチャーリー・プースの姿に感銘を受けた方が少なくなく、彼らの喪失や追悼という思いが「See You Again」の所有欲を高め、好調なチャートアクションに結び付いたと言えるでしょう。

 

実は喪失つながりでもう1曲、同時期に聴かれるようになった曲があります。

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ヴァイストーン & トニー・アイジー「Astronomia」は5月4日付で動画再生指標が23位に急伸。これはTikTokYouTubeでこの曲を用いた棺桶ダンスなるムーブメント(ミーム)が発生し、BGMにこの曲が使われていることが要因とみられます。

喪失に関連した「Astronomia」のヒットで、別角度から喪失を捉えた「See You Again」にも波及している可能性は少なからずあるでしょう。この棺桶ダンスというミームも、注目すべき動きと言えます。

 

 

元来は映画の曲であり、ポール・ウォーカー追悼の意を込めて生まれたウィズ・カリファ feat. チャーリー・プース「See You Again」。映画共々大ヒットしたこの曲が関連作品の公開等のタイミングで浮上していた時期とは異なり、今年はコービー・ブライアントそして新型コロナウイルスで亡くなられた方へ捧げる歌として多くの方に聴かれるようになりました。さらにTikTokの(継続した)流行や喪失関連の別のミームの発生も加わり、今もその人気が続いているというのが自分なりの結論です。具体的な週間売上DL数は解りかねますが、今後もコンスタントに売れていくのではないでしょうか。

フィジカル施策が功を奏したヒット曲は、翌週の動向をみて真のヒットかを見極める必要がある…6月27日付米ビルボードソングスチャートを踏まえて提案する

ビルボードのソングスチャートをチェック。現地時間の6月22日月曜に発表された6月27日付最新ソングスチャート、シックスナイン & ニッキー・ミナージュ「Trollz」が初登場で首位の座に就きました。

動画を貼付したものの、YouTube以外のサイトでは観られない仕組みになっているようです。チャートを追いかけてしばらく経ちますが、このような事態ははじめてかもしれません。もしかしたらYouTubeで観(続け)よという狙いがあるのかもしれません。

 

「Trollz」はストリーミングが3600万を獲得し同指標3位発進、ラジオエアプレイが120万を獲得(同指標50位未満)、そしてダウンロードが116000となり同指標トップに立ちました。特にダウンロードは、テイラー・スウィフト feat. ブレンドン・ユーリー「Me!」が昨年5月11日付で獲得した193000以来となる高水準。これは双方の公式サイトにてフィジカル施策が実施されたためで、集計期間中の16日にリリースされた新バージョン(オルタネートバージョン)も含め、12を超える種類のフィジカル(シングルCD、レコードおよびカセットテープ。サイン入りCDも含まれる)がリリース。これらの購入者には後日フィジカルが届くほか、購入の段階でダウンロードが出来るという形。これにより10万を超える数値を獲得したという次第です。

シックスナインとニッキー・ミナージュによる組み合わせでは、マーダー・ビーツも加わった「Fefe」が一昨年夏に3位を獲得し、今年5月23日付では「Gooba」も初登場で3位を記録しています。シックスナインのトップ10入りは今回が3曲目にして初の頂点となり、ニッキー・ミナージュにとってはドージャ・キャットに客演参加した「Say So」が5月16日付で首位となって以来2曲目となりました。コラボ曲での首位獲得は今年7曲目となり最多記録を更新、またインディレーベルの首位獲得はエックスエックスエックステンタシオン「Sad!」(2018年6月30日付)以来、2年ぶりとなります。

 

ラジオエアプレイの首位はザ・ウィークエンド「Blinding Lights」(総合5位)。前週比2%ダウンの7430万を獲得しています。またストリーミングの首位はダベイビー feat. ロディ・リッチ「Rockstar」(総合2位)で、前週比11%アップとなる3980万を獲得。この上昇は6月12日に新たなバージョン、BLM(Black Lives Matter)リミックスをリリースしたことに伴うもので、ダウンロードは前週比12%アップの13000(同指標3位)、ラジオエアプレイは同21%アップの3140万(同指標14位)と、全指標二桁成長を達成しています。

今週3位に初登場を果たしたリル・ベイビー「The Bigger Picture」もまた、アメリカで社会問題となっている黒人差別を撤廃せんと訴えるBlack Lives Matterムーブメントから生まれた曲。ストリーミングは3910万を獲得し同指標2位発進。ダウンロードは8000を獲得し同指標10位、ラジオエアプレイは360万(同指標50位未満)となっています。このBlack Lives Matterムーブメントから生まれた曲では6月19日にリリースされたものも多いことから、次週のチャートでトップ10入りとまではいかなくとも100位以内に入る曲は少なくないものと捉えています。リル・ベイビーにとってはドレイクとの「Yes Indeed」(2018 6位)、ガナとの「Drip Too Hard」(2018 4位)に続く3曲目のトップ10入りにして、最高位を更新しました。

 

今週2曲が初登場でトップ3入りを果たしたことで、トップ3において2曲以上が初登場を果たしたのは5回目となりました。1998年2月28日付でのセリーヌ・ディオン「My Heart Will Go On」(1位)とウィル・スミス「Gettin' Jiggy Wit It」(3位)、2003年6月28日付でのクレイ・エイケン「This Is The Night」(1位)とルーベン・スタッダード「Flying Without Wings」(2位)、2015年11月14日付でのアデル「Hello」(1位)とジャスティン・ビーバー「Sorry」(2位)、そして今年5月23日付でのアリアナ・グランデジャスティン・ビーバー「Stuck With U」(1位)とシックスナイン「Gooba」(3位)に次ぐ記録が今週達成されています。

 

最新のトップ10はこちら。

 
 
 
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#Hot100 (chart dated June 27, 2020)

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[今週 (前週) 歌手名・曲名]

1位 (初登場) シックスナイン & ニッキー・ミナージュ「Trollz」

2位 (1位) ダベイビー feat. ロディ・リッチ「Rockstar」

3位 (初登場) リル・ベイビー「The Bigger Picture」

4位 (2位) ミーガン・ジー・スタリオン feat. ビヨンセ「Savage」

5位 (3位) ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」

6位 (4位) ドージャ・キャット「Say So」

7位 (5位) ジャスティン・ビーバー feat. クエイヴォ「Intentions」

8位 (7位) セイント・ジョン「Roses」 

9位 (10位) レディー・ガガアリアナ・グランデ「Rain On Me」

10位 (9位) ロディ・リッチ「The Box」

 

「Trollz」は今年5曲目となる初登場での首位獲得曲となり、この5曲というのは2018年および1995年の4曲を上回り過去最高となりました。一方、5月9日付で首位を獲得したザ・スコッツ(トラヴィス・スコット & キッド・カディ)「The Scotts」は翌週12位へ、5月23日付の首位だったアリアナ・グランデジャスティン・ビーバー「Stuck With U」は翌週13位へと、わずか1週でトップ10からも後退してしまいました。「Stuck With U」に阻まれ「Gooba」が3位初登場だったためにアリアナやジャスティン、果ては米ビルボードの不正と喧伝したシックスナインですが、その「Gooba」も翌週は11位へ後退しています(ランクダウンが緩やかだったのは、後になってフィジカル施策を採ったためとみられます)。急落した曲はいずれもフィジカル施策が採られたものであり、初登場の翌週は所有指標が落ち込むする一方、ラジオエアプレイが一気に上昇することはないため急落は必至なのです。いわばフィジカル施策は日本的なチャートアクションに近いと言ってもよく、少なくとも「Trollz」は次週の動向をみて真の社会的ヒットと言えるかを判断しなければなりません。首位を獲ったという記録は残れども年間チャートを、少なくとも翌週の動きをみないといけないというのが私見です。仮に次週、「Trollz」が急落することがあれば、米ビルボードはフィジカル施策に関してチャートポリシーを見直す必要があるのではと考えます。

三浦大知「Yours」がSpotifyの新曲プレイリストに入っていないことを勿体なく感じる

昨年末の「COLORLESS」の衝撃再び。先週木曜に解禁された三浦大知「Yours」が素晴らしいのです。

コロナ禍においてエンタテインメント、エンターテイナーが辛酸をなめる状況が続く中で届けられた、三浦大知さんによる決意とも取れる「Yours」。三浦大知さんの中では珍しく、”俺”という一人称を用いているという下記ブログエントリーの指摘に強く納得した次第です。

(勝手ながらブログを取り上げさせていただきました。問題があれば削除いたします。)

 

この「Yours」は6月10日にYouTube配信企画にて初披露されています。

上記は既に公開終了となっていますが、公開から1週間を経た先週木曜に配信が開始されました。ですがこの「Yours」、サブスクリプションサービスのSpotifyでは新曲プレイリストに入っていません。曲が好いゆえこの漏れには尚の事悲しくなるのです。

 

Spotifyには新曲をまとめた日本向けプレイリスト、【New Music Wednesday】および【New Music Friday Japan】が存在します。金曜は海外における標準的なリリース日ゆえグローバルな視点に基づく【New Music Friday】もあります。

日本向けのものは水曜もしくは金曜の日付が変わって間もなく、【New Music Friday】は海外での日付が変わるタイミングで更新されるものと認識しています。ですので、上記Spotifyのプレイリストはこのブログエントリーを読まれているタイミングで最新のものが登場しています。

新曲を公開するタイミングは必ずしも水曜もしくは金曜0時とは限らず、その歌手によって設定日時は異なります。たとえばBTSの日本オリジナル曲「Stay Gold」は6月19日金曜18時に解禁されながらも、Spotifyの【New Music Friday Japan】6月19日更新分では2曲目に登場しています。BTSの日本公式Twitterアカウントによるツイートは解禁日時である6月19日18時となっており、この日時が徹底されていることが解ります。

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また今回の【New Music Friday Japan】で「折り合い」が巻頭に据えられ、またカバーアイコンを飾る星野源さんは、Instagramのストーリーにて直前に告知した上で「折り合い」を配信しています(ただし新曲を解禁するとは明言していませんでした。それゆえ新曲公開のインパクトはより大きくなったものと思われます)。星野源さんのスケジュールの巧さはダウンロードのみリリースの「アイデア」がビルボードジャパンソングスチャートを制したことでも証明されましたが(詳しくは以前のブログエントリーを参照してください)、同曲配信の段階ではサブスク未解禁でしたが、サブスクに明るくなった今もスケジュール策定を綿密に行っていることが解ります。

 

Spotifyの新曲プレイリストは作成者がSpotify自身であることから、自身のサービスをより多くの方に知ってもらうべく、よりインパクトのある歌手や推したい曲を冒頭に持ってくる傾向があると感じています。Spotifyへの働きかけが直接出来るかは疑問ですが、元Spotifyの松島功さんのnoteにおける事前プロモーションの頁を読むとそのヒントがみえてきます。

リリースの告知は直前であってもSpotifyに事前に提出が出来ていることが重要であり、つまりは歌手側がきちんとスケジュールを組み立てていることが新曲プレイリストの上位登場の鍵となるのではないでしょうか。

 

この点において、三浦大知「Yours」の漏れは至極勿体なく思うのです。「Yours」は上記ツイートにもあるように【New Music Friday Japan】には今のところ収録されず。木曜配信ゆえ【New Music Wednesday】に組み込まれるかもしれないと思って探してみたのですがこちらも未収録でした(仮に収録されたとしても水曜リリースではないため冒頭には登場しなかったかもしれませんが)。先にスケジュール策定が鍵と書きましたが、この点については今年リリースされた「I'm Here」についても疑問を抱き、以前記しています。

そもそも「I'm Here」においては、シングルCDリリースの16日後になってはじめてデジタルの接触指標群を解禁したスケジュールの策定がチャートアクションに大きな影響を及ぼしたと捉えています。CDリリースのタイミングでサブスクおよびミュージックビデオといった接触出来る環境がなかったため、サブスクで「I'm Here」が”存在しなかった”ことがヒットに至れなかった要因と捉えています。所有に特化した策ながら、CD売上は以前とさほど変わりませんでした。

 

「Yours」が日本標準の水曜、もしくは世界標準の金曜ではない木曜に解禁したとして、1週間前にYouTubeにて公開していたことを考えると、(その生配信は観ていないためその段階で完全に完成していたかは解りかねますが、)Spotify側には事前提出が出来ていたのではと思うのです。今回の新曲プレイリスト漏れがたまたまSpotify側の問題だったのかもしれません(だとしたらそれはそれで問題です)が、デジタル接触環境の不備という前例を踏まえれば、三浦大知さんサイドのプロモーションにはよりしっかりしてほしいという思いに駆られるのです。

 

 

今日22日、ジャニーズ事務所所属歌手によるプロジェクト、Twenty★Twenty(通称トニトニ)のチャリティソング「smile」が先行配信されました。

解禁を確認して”遂に…!”と実感。ジャニーズ事務所が徐々にデジタルに明るくなっていることが解ります。

「smile」もSpotifyの新曲プレイリストに入っていませんが、仮にこの曲が複合指標から成るビルボードジャパンソングスチャートを制すれば、事務所側はさらにデジタルに前向きになり、そしてサブスクへの対策も強化していくのではないかと思うのです。だとすればデジタルに中途半端な者が新参にどんどん突き放されてしまうものと危惧します。今しかないアドバンテージをどう強化していくかは多くの歌手にとっての課題だと認識する必要があるでしょう。

氷川きよしのポップス作が総合アルバムチャートの頂点を逃したことを勿体なく感じる

今週水曜に発表された最新6月22日付ビルボードジャパンアルバムチャートはmilet「eyes」が2連覇を達成、同チャートでの連覇はKing Gnu『CEREMONY』以来となりました。一方で、CDセールス指標で首位に立った氷川きよし『Papillon(パピヨン) - ボヘミアン・ラプソディ-』は、総合での首位の座を逃しています。

この2作品、チャート構成比をみると明らかな差が生じています。ビルボードジャパンのCHART insightをみてみると。

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『eyes』がCDセールスと同程度のポイントをダウンロードで獲得しているのに対し、『Papillon(パピヨン) - ボヘミアン・ラプソディ-』の獲得ポイントはほとんどがCDセールスであり、ダウンロードは加算されていません。実際、アルバムはダウンロード未解禁のためにポイントを得られなかった形です。

 

氷川きよしさんがポップスに乗り出したこと、新たな自身の姿を魅せるべく変化したことは、昨年の『NHK紅白歌合戦』で「限界突破×サバイバー」を披露したことなどからも明らか。クイーンのカバー曲「ボヘミアン・ラプソディ」で『ミュージックステーション』へも出演を果たしており、その変化は多くの方に認知され、注目を集めていたのではないでしょうか。しかしながら現段階でダウンロードやサブスクをみると、「限界突破×サバイバー」等過去のポップス作品は解禁されているものの、アルバム収録曲は未解禁のままです。

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(※上記はAppleのホームページにおける今朝の段階での検索結果。2017年にシングルCDとしてリリースされた「限界突破×サバイバー」は検索出来ますが『Papillon(パピヨン) - ボヘミアン・ラプソディ-』は出てきません(パピヨンを英語表記で検索しても同様)。また「限界突破×サバイバー」は最新アルバムに収録されながらも検索結果はシングルCD(のジャケット)のみのため、『Papillon(パピヨン) - ボヘミアン・ラプソディ-』自体が完全に未解禁であることが解ります。)

この動きで思い出したのは、森口博子さんによる機動戦士ガンダムシリーズの人気曲をカバーした『GUNDAM SONG COVERS』(2019)でした。その評判が口コミで広がったこともあり、ビルボードジャパンアルバムチャートではトップ10入りを果たしています。しかしダウンロードおよびサブスクの解禁はアルバムのリリースから5週間後、またダウンロードは当初アルバム単位で出来なかったという問題も発生していました。解禁がCDリリースと同時だったならば、より高くチャートを推移したのではないでしょうか。

 

穿った見方かもしれませんが、これらの作品はともすればデジタルよりもCDセールスを優先したかったのかもしれません。しかしながら、たとえば『GUNDAM SONG COVERS』は元来テレビ番組での投票企画により選曲が決定したことも話題の一因であり、また氷川きよしさんにおいてはその生き方も含めポップスへの挑戦が注目を集めていました。それらを機に興味を持ったライト層が多くいらっしゃったわけで、ならば彼らの作品に接触出来る機会がきちんと与えられていない(いなかった)のは至極勿体ないと思うのです。

 

 

ビルボードジャパンアルバムチャート発表から間もなく、所属レコード会社から発せられたツイート(この速度は素晴らしいと思います)には、収録曲2曲が段階的に解禁されることがアナウンスされました。

一方でこの動きは、アルバム全体の解禁が後日になることも示しているかと思われますし、またここでの”配信”がサブスク解禁も指すのかは不明です。上記ツイートには、早く全曲を解禁してほしいというリプライが少なくなく、ここは是非とも英断をお願いしたいところです。

人気のK-Popは日本オリジナル曲より韓国語曲? TWICEの動向から見えてくるものとは

K-Popが日本で盛り上がりをみせています。BTSが昨日、日本オリジナルの楽曲「Stay Gold」を配信開始。7月15日にリリースされる日本向けオリジナルアルバム『MAP OF THE SOUL : 7 ~ THE JOURNEY ~』のリードトラックとなります。

BTSはこの曲のパフォーマンス映像を韓国で撮影し、22日に放送される『CDTVライブ!ライブ!』のスペシャル番組で初披露します。

 

一方、今月はじめに韓国でカムバックを果たしたのはTWICE。ミニアルバムからのリードトラックにしてタイトル曲でもある「MORE & MORE」はビルボードジャパンソングスチャートでも2週連続でトップ10入りを果たしています。

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チャート構成比のうち半分がサブスクの再生回数を基とするストリーミングで、3割が動画再生で占められ、接触指標群に長けているのはロングヒットする曲の特徴と言えます。

 

さてこのカムバックによりTWICEの過去曲も人気が再燃しているのですが、この1年でリリースされた曲の動向をみると、韓国語曲と日本オリジナル曲とで大きな差が生じていることが解るのです。

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韓国で昨年9月にリリースされたミニアルバムからのリードトラックが今回のカムバックに合わせて再浮上。新曲が過去曲の浮上に貢献するのは今のチャートの特徴ですが、その影響力は非常に大きいことが解ります。その一方で。

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昨年7月に2週連続でシングルCDとしてリリースされた日本オリジナル曲「HAPPY HAPPY」および「Breakthrough」は最新チャートにおいても100位未満(300位圏内)と大きな浮上はみられず。また日本オリジナルアルバム『&TWICE』からのリードトラックである「Fake & True」は4月6日付のランクイン(300位圏内)を最後に登場しておらず、韓国語曲と日本オリジナル曲とで大きな乖離がみられるのです。とりわけ接触指標群が充実しているか否かにその差が表れていることは「Feel Special」が出始めた頃にも記載しましたが、今回もこの動きをなぞっています。

たとえば日本のSpotifyにおける6月18日付デイリーチャートをみると、200位以内にランクインしたTWICEの曲は全て韓国語曲(「MORE & MORE」(17位)、「Feel Special」(52位)、「FANCY」(83位 7枚目のミニアルバムリードトラック)、「YES or YES」(133位 6枚目のミニアルバムリードトラック)、「What is Love?」(142位 5枚目のミニアルバムリードトラック)および「Dance The Night Away」(176位 2枚目のスペシャルアルバムリードトラック)。ここからも人気になっているのは韓国語曲ではないかと捉えていますがいかがでしょう。日本オリジナル曲がCDで手に入りやすいためCDで聴く方が少なくないこともあるでしょうが、それだけではこの差は説明出来ない気がします。

 

TWICEのファンの方々に、韓国語曲と日本オリジナル曲の(捉え方の)違いを伺いたいところです。そして7月8日にシングルCDとしてリリースされ、昨日先行配信された日本オリジナル曲「Fanfare」の動向に注目し、これまでのチャートアクションをなぞるかどうかを追いかけたいと思います。

ENDRECHERI、トニトニ、嵐…サブスク等デジタル解禁に前向きになったジャニーズ事務所を注目する理由

星野源さんが新曲「折り合い」を本日リリースしました。

前日のInstagramストーリーで24時に何かが起こると伝えていましたが、この解禁(を匂わせる)手法は海外のそれを彷彿とさせます。海外の標準的なリリース日である金曜に公開したのは、星野源さんが世界で活動していることの証明と言えそうです。Spotifyでは毎週金曜に日本でリリースされる作品をまとめたプレイリスト”New Music Friday Japan”のトップおよびカバーアートを飾っています。「折り合い」は24日水曜に発表される6月29日付ビルボードジャパンソングスチャートに初登場が予定されます。集計期間3日でどこまでポイントならびに順位を伸ばすか、注目です。

 

星野源さんがデジタルに至極前向きな対応をする一方で、そのデジタルに今前向きになり出したのがジャニーズ事務所(所属歌手)。まずはKinKi Kids堂本剛さんによるプロジェクト、ENDRECHERIによる過去作品が6月17日に解禁されました。

好事家の間でもその本格的なファンクネスが評判となっているENDRECHERI。ニューアルバム『LOVE FADERS』およびKinKi Kidsのシングル「KANZAI BOYA」のリリースと同じ6月17日に解禁されています(なお、同時リリースの作品群は未解禁)。前作『NARALIEN』のレコチョクでのダウンロード配信手法に堂本剛さんのデジタルへのこだわりを感じていた身には、ジャニーズ事務所所属歌手の中でいち早く解禁したことに強く納得しています。

解禁初週の動向は6月29日付ビルボードジャパンソングスチャートおよびアルバムチャートに反映。ENDRECHERI流ファンクネスが炸裂した「KANZAI BOYA」のCDセールスが途中経過ながら前3作品を上回るペースを記録しているのはENDRECHERIの解禁が影響したと言っていいかもしれません。

 

KinKi Kidsも参加するジャニーズ事務所所属歌手によるユニット、Twenty★Twenty(通称トニトニ)が8月12日にリリースするチャリティシングル「smile」が6月22日月曜に先行配信決定。この配信先にはSpotifyApple Music、LINE MUSIC等サブスクサービスも含まれます。配信サービスは下記ツイート内特設サイトをご参照ください。

嵐や堂本剛さん以外の歌手の声がはじめてサブスクサービスにて聴取可能に。CDにおけるカップリングの「Wash Your Hands」は未配信ながら、「smile」がチャート上で好成績を記録する可能性は十分(ミュージックビデオが同日解禁されるかどうかも重要ですが)。「smile」の配信がチャートにはじめて反映されるのは7月1日発表の7月6日付ビルボードジャパンソングスチャートとなりますが、仮にこの配信により首位を獲得することがあれば、後のCDセールスによる加点も含め年間チャートの上位進出もあり得るでしょう。なにより月曜の解禁は、ビルボードジャパンソングスチャートの集計期間をフルに活用する意味において巧い戦略だと思うのです。

 

さらに、米津玄師さんが提供した嵐「カイト」のCDリリースが7月29日に決定。

いち早くデジタルに明るくなり、大半の曲を解禁した嵐はロングヒットを記録したデジタルシングル「Turning Up」でデジタルの実績を残しています。シングルCDとしてのリリースは「BRAVE」以来となりますが、注目は「カイト」のデジタル解禁がいつになるかということ。さすがに今の嵐がデジタルを遅らせるとは考えにくいですが、この動向にも注目したいと思います。

 

 

ジャニーズ事務所がデジタル解禁に明るくなったことを、個人的に注目する理由があります。

Spotifyの松島功さんの言葉をお借りしましたが、チャートを追いかける者としては”すべての指標で上位”という完璧な首位獲得を見てみたいと思うのです。チャート好きという視点を除いても、CDのみならずあらゆるところから収益を得る仕組みを築くことが出来ればやはり完璧ではないかと。ユニークユーザー数の多いジャニーズ事務所所属歌手ならばきっと出来ると思いますし、彼らがデジタルに明るくなることはイコール日本のエンタテインメント業界の大幅な意識改革につながるものと考えます。

あいみょん「裸の心」が勢いをキープする理由とは? 6月22日付ビルボードジャパンソングスチャートをチェック

毎週木曜は、前日発表されたビルボードジャパン各種チャートの注目点を紹介します。

6月8~14日を集計期間とする6月22日付ビルボードジャパンソングスチャート。YOASOBI「夜に駆ける」の4連覇を阻んだのはKing & Prince「Mazy Night」でした。

CDセールスはデビュー曲「シンデレラガール」(2018)に次ぐ初週売上を記録し、ルックアップもCDセールス同様に首位。さらにファーストアルバムやこれまでのシングル4作品のルックアップが全て同指標トップ10入りを果たし、レンタルの上昇等で歌手自体に注目が集まっていることが解ります。気掛かりなのは動画再生が96位と高くないこと。公開から時間が経ったこともありますが、コアなファンは同梱の映像盤でチェックし、一方でライト層の大半はチェックしていないのではという疑問が浮かびます。上記動画は長尺ではあれどフルバージョンではないため視聴者が付きにくいとも考えられ、仮にフルバージョンで解禁すれば総合ポイントはさらに伸びたのではないかと思うのです。

今週以降、シングルCDセールスが圧倒的に強い歌手が入れ替わりで首位を獲得することが予想されますが、チャートにおいて重要なのはそのCDセールスに長けた曲の、CDセールス加算2週目のポイント前週比。ジャニーズ事務所所属歌手はポイント前週比10~20%の範囲内であることが多く、次週「Mazy Night」がそれを上回るかが気になります。一方でCDセールスに頼りすぎずロングヒットする曲においても、ポイント前週比をチェックしヒットが続くかを見極める必要があります。2位のYOASOBI「夜に駆ける」は4週目の首位を逃したもののポイント前週比99.8%とほぼ横ばい3位の瑛人「香水」は同115.6%を記録し初の1万ポイント超えを達成。順位は下がっても勢いが衰えていないことが読み取れます。

次週はKinKi Kids「KANZAI BOYA」の首位登場は間違いないでしょう。同時に今週のトップ3の動向もチェックしていきたいと思います。

 

さて今週は、あいみょん「裸の心」(10位)に注目します。4月クールの連続ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(TBS 火曜22時)の主題歌ながら、コロナ禍でドラマの開始日は7月7日に変更。そんな中、「裸の心」は5月1日に先行配信され、昨日にはCDもリリース。同じく昨日はミュージックビデオも公開されました。

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解禁後7週連続で20位以内をキープし、そのうち通算2週トップ10入りというのは安定の証拠。先行配信からCDリリース、さらにタイアップ先のドラマ開始までタイムラグがある中でその勢いをキープした理由は何か、上記チャート分析(CHART insight)の動画再生指標(赤の折れ線グラフで表示)から察することができます。

「裸の心」先行配信日に上記ショートムービーが解禁されています。ショートバージョンゆえでしょう、動画再生指標は未だ100位以内には入っていませんが(ただし300位圏内のためポイント加算対象に)、この動画の投稿が曲の熱の持続につながったと捉えています。あいみょんさんはTikTokに、このショートムービーの一部を用いて投稿を行っているのです。

@aimyon_official

歌詞をつけてみました。ぜひ歌ってみてください。##裸の心 ##カラオケ ##あいみょん ##この恋が実りますように

♬ 裸の心 サビ (Karaoke) - あいみょん

先のショートムービーの、生活感が漂うリアルな質感がホームビデオっぽいと感じていたのですが、なるほど動画投稿を促すべくリアルな映像を制作したのかもしれません。そしてあいみょんさんサイドは投稿を促すキャンペーンも開催したのです。

「裸の心」の”歌ってみた”キャンペーンは5月22日から6月21日まで開催。投稿先はTikTokInstagramおよびTwitterであり、Twitter指標以外はビルボードジャパンソングスチャートに大きな影響を及ぼさないようにみえますが、これまでブログで書いてきたように動画投稿サイトで話題の曲がストリーミング等接触指標群に波及するのが今のヒット曲の傾向。瑛人「香水」やyama「春を告げる」等、TikTokがヒットの発信源になることが増えているのです。

ビルボードジャパンが発表するTikTok週間楽曲ランキングでは5月11~17日週以降3週連続で「裸の心」が20位以内にランクインしていましたが、後半2週がキャンペーンの影響と考えられる一方、前半はあいみょんさん自らがTikTokに動画を投稿したことが契機になったと考えられます(5月11~17日週のビルボードジャパンによる記事はこちら)。動画ではカラオケバージョンが用いられることが多く、実際にカラオケバージョンを配信したことで歌ってみたい欲を高めたことも功を奏したのではないでしょうか。すなわちショートムービーを制作しTikTokに投稿、歌ってみたキャンペーンの開催とカラオケバージョンの配信が「裸の心」の熱を持続させたというのが自分の見方です。その一方で、昨日公開のミュージックビデオはショートムービーと全く別の演出が施されており、この対比も素晴らしいですね。

6月12日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日 金曜21時)で披露したことでポイント前週比155.9%を記録し総合10位に浮上した「裸の心」。次週はシングルCDセールスが初加算されるためどこまで上昇するか、非常に楽しみです。