face it

青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

マイケル・ジャクソン「P.Y.T.」使いの三曲

俳優としても有名ですが、先週アルバムをリリースしたばかりの(その宣伝を兼ねて出演したテレビ番組でのモノマネも素晴らしかった)ジェイミー・フォックス。今月のリリース作品が多いゆえ、個人的にはアルバム購入を先延ばしにしようと思っていたのですが、マイケル使いの曲が収録されていると聞き、一気に気になってきました。

タンクもクリス・ブラウンも筋肉馬鹿(褒めてます)ですが、吠えまくるというよりは強靭ながらもしなやかなイメージ。この曲もそのイメージを踏襲しているようです。

 

マイケル・ジャクソン「P.Y.T.(Pretty Young Thing)」(アルバム『Thriller』(1982)収録。翌年シングル化)は、サンプリングされた回数こそ多くはないものの、たとえば同曲を用いたカニエ・ウェスト feat. T-ペイン「Good Life」(アルバム『Graduation』(2007)よりシングルカット)は全米シングルチャート最高7位を記録。オリジナルが最高10位でしたのである意味本家超えを果たしています。ジェイミーの曲もカットされるのでしょうか。

カニエのこの曲の色の質感が、任天堂のこのCMを思い出したり。

 

 

そして、これら楽曲と同じく「P.Y.T.」使いで、個人的に大好きなこの曲も紹介。

・Monica「All Eyez On Me」(2002)

ロドニー・ジャーキンスによるプロデュース曲。ロドニーはマイケルの「You Rock My World」(→ YouTube 2000)も手掛けており、サンプリング使用許可をいただいていたのかもしれません。が、全米シングルチャートは69位止まりと大コケ。モニカは日本などで既にリリースしていた同名アルバムをアメリカではお蔵入りにし、翌年『After The Storm』およびそこからのシングル「So Gone」でカムバックを果たします。アルバムは彼女自身初となる1位を獲得し、またシングル(最高10位)はその後の彼女の音楽に深く関わっていくミッシー・エリオットが手掛けたことから、お蔵入りから『After The Storm』へという一連の流れは彼女にとってターニングポイントになったと言っても過言ではないでしょう。『After The Storm』のボーナストラックには、お蔵入りアルバムからの曲も含まれているのですが、アメリカでは終ぞ「All Eyez On Me」はアルバム収録されないままとなってしまったのは、いい曲なだけに勿体無い気がします。もしかしたらマイケル側から曲使用の差し止めがあったのかもしれませんが真相は分かりません。

 

モニカ、今年中にはアルバム『Code Red』をリリース予定で、リル・ウェインを迎えた「Just Right For Me」が公開されたばかり(bmrにて試聴可能)。「So Gone」以降に顕著なレトロソウル風味を持ちつつ、ヒップホップ度数高めなサウンドで、アルバムに期待が高まります。