face it

青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

TBSラジオのFM的?な局ジングルのセンスの好さ

今週月曜より、首都圏の民放AM3局(TBSラジオ文化放送ニッポン放送)は、これまでのAMに加え、”ワイドFM”と銘打ってFMでの本放送もスタートしました(たとえばTBSラジオにおけるワイドFMの説明はコチラに)。これに伴い、番組のテーマ曲や局自身のジングルに、FMの周波数が盛り込まれるように変更されています。

TBSラジオのジングルについては、自分は5秒バージョン(男性アナウンサーによる、『TBSラジオ 954(キューゴーヨン)&905(キューマルゴ)』)を昨夜初めて耳にしました。BGM有りと無しの両バージョンあったと記憶しています。0がゼロではなくマルと読んだのは日本語にこだわるからか?と若干の違和感を覚えたものの、この違和感が功を奏したのか、90.5メガヘルツというTBSラジオの周波数を一気に覚えてしまいました。ただこのジングル、SNSで見聞きする限りは不評のようで…その大概の理由は”FMっぽいから”とのこと。たしかにAMの内容がFMに流れるようになった途端に番組内容も喋りもジングルもFM仕様に…という必要はありませんが、それでもその(言ってしまえば少しだけ小洒落た)仕様が、以前からのFMリスナーのスムーズなワイドFM局への移行(リスナーの取り込み)に繋がる可能性はあるでしょう。またその戸惑いは新ジングルがはじまったばかりだからであり慣れればOKという人も多いはず。穿った見方を覚悟で書くならば、”AMがFM(特にJ-WAVE)に対し必要以上の劣等感を抱く、もしくは、実はFMに憧れているのに自身のこじらせ感が半端ないために執拗に攻撃してしまう”というリスナー(そして局側にも)の傾向が、FM的になったと揶揄させる心理に至らせいるのかもしれません。無論そのこじらせ云々はネタとしてですよ、という位置づけの人が多いはと思うのですが。

 

さて、TBSラジオの新ジングルに使われたBGMは、2015年にデビューし、好事家を中心に高い評価を受けるあまりに盛り上がりが加熱し、”サマソニ”を含む数度の来日公演に至ったタキシードを使っています。

イントロ直後の音がジングルのBGMに用いられています。この「Without Your Love」はアルバム『Tuxedo』の国内盤ボーナストラック曲。思わず”そこか!”と唸ってしまいました。

 

タキシードを使ったこのジングルを、先述したようなFMっぽさの象徴だと悪い意味で揶揄する方がもしいらっしゃるのでしたら、ならば今秋スタートの『ザ・トップ5』の新バージョンのジングル(西寺郷太さん作)もタキシードを意識したであろうディスコ(ブギー)調ですよ、とあらためて記載させていただきます(電波障害によるラジオ聴取不可事態に対する局の対応への疑問(9月30日付)をご参照ください)。つまりはAMでも素晴らしい音楽特集やセンスの好い音を使った番組があったり、FMでAMチックなトーク番組もあるわけで、AMもFMも隔たりなくラジオ全体として盛り上がればいいのではというのが私見です。というか、radikoを使っている身には既にその隔たり自体がナンセンスだと思うんですよね。