痛快。
三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE、今市隆二さんのソロ曲「ONE DAY」(RYUJI IMAICHI名義)はまさかのソウルバラード。STY氏作ながら\フォーン/はないなあと思ったら二番サビ直前に薄くだけど入ってますね https://t.co/Uc1Td0kfGn
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) 2018年1月15日
\フォーン/については以前書いたのでそちらを読んでいただきたいのですが(このタイプの曲にまで入れているとは...と驚きつつ)、それにしてもまさかソロ作が直球ソウルだとは!いい意味で意外でした。チャートアクションも好調で、デジタルダウンロード首位が牽引する形で1月22日付ビルボードジャパンソングスチャート3位に初登場。しかも面白いのは先の動画リンク先の高評価の多さ。LDH所属であることだけで揶揄されることがあり、また三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの音楽性(特に最近のヒット曲)と異なる世界観ゆえファンは戸惑いを抱くのでは?と懸念していたのですが、直球ソウルを受け入れる方の多さに、R&B好きとして嬉しくなりました。
さて、この曲展開で思い出した曲が。コメントにもその指摘がありましたが。
この曲を聴いて真っ先に思い出したのはエリック・ベネイ「Sometimes I Cry」、そしてw-inds.による同曲のカバー。「夢で逢えるのに 〜Sometimes I Cry〜」での橘慶太さんのファルセットはソウル的歌唱ではないかもだけど、個人的にはよりしっくり来る気がしています https://t.co/EqU7b0p5aE
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) 2018年1月15日
エリック・ベネイのオリジナルも載せておきます。
自分のツイートにおいて、橘さんのほうが今市さんよりしっくり来ると書いたのは、声に感情がより溢れ出ているのが橘さんのほうだと感じたゆえ。更に私見を書くならば、LDH全体においてですが、所属する歌手はいずれも高い水準にあり特に”綺麗さ”において特筆すべきレベルだと感じる一方、感情をむき出しにして歌うことや、ファルセットでも力強く突き抜けるような声にほぼ出会えないことから(単に自分が出会っていないだけかもしれませんが)、”もっと感情を出してほしい”と思うのです。ゆえに「ONE DAY」においてももっとソウルフルな声が聴きたいなと。たとえば先述したエリック・ベネイの他にも。
敢えてセックスアピール強めの作品群を掲載したのですが、今市さんの作品のYouTubeコメント欄に”色気”の単語が目立つことを踏まえれば、歌唱をより鋼のごとく、猛々しく響かせれば女性ファンのみならず男性ファン、そしてR&B好きな方にも気に入っていただけるのではと考えます。そしてLDHには誰かひとりでも、海外R&Bに引けを取らないくらいの猛々しい男性ボーカリストを用意し、R&B道を極めさせていけば面白いかもしれません。
願いの部分を多めに書いてしまったのですが、先述したツイートにおいてはこのように締めくくりました。
とはいえ優劣をつけるのは野暮かも。J-Popのメインストリームを行く方々がド直球なソウルミュージックに挑戦し、少しでも多くの方にその好さが広まっているのはR&B好きとしてはたまりません
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) 2018年1月15日
それゆえの、”痛快”という書き出しなのです。