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チャート愛好家。ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

日本がこれ以上世界から信用失墜を招かないために、意識しなければいけない人権について考える

台北旅行を終えて、近いうちに絶対再訪する!という思いを抱いていたのですが、このままでは厳しくなりそうです。

一昨日の記事では、台湾”から日本の渡航への注意喚起を厳格化したと報じています。日本から台湾への渡航については触れられていませんが、このままでは日本からの入国拒否が増えていくだろうことは目に見えて明らかであり、つまりは、新型コロナウイルス蔓延に歯止めがかからない日本の対策の杜撰さが世界に知れ渡った結果と言えます。日本には対策に躍起になってほしいと以前記載したのですが。

しかも、日本では新型コロナウイルス対策にあたった方への蔑視、虐めが発生しているという報道も目にしています。日本自体が世界から疑いの眼差しをかけられている中で国内においても、蔑視する人間の都合の良い自己都合による分断すら発生しているわけです。そのことを世界が知れば、日本は先進国とは名ばかりの精神的後進国と言われてもおかしくないのではないでしょうか。それらが日本のイメージを悪化させ、観光客が激減し、観光業や小売業に大打撃が及んだときに、蔑視する人間は彼らの代わりに日本にお金を落としてくれるでしょうか。するつもりがないならば黙ってほしいとも思うのですが、その前に彼らが軽視している人権について考えてほしい…ということを、昨日のラジオで実感した次第です。

 

 

自分がスタッフの一員を担当するラジオ番組、『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時。サイマル放送で世界中どこからでも聴取可能です)では毎月第4日曜、【つなげよう!市民のチカラ!】というコーナーを用意し、弘前市民の活動を紹介しています。

昨日放送回では弘前人権擁護委員協議会の田中さんから、人権についてのお話を伺いました。田中さんは協議会で活動しもうすぐ7年目となるのですが、人権相談に応じる立場として毎年研修を行っているとのこと。実は人権課題は多岐に渡るのです、と17項目を教えていただいたのですが、そのどれもが解決に至っていないではないか…と愕然としてしまいました。17項目は下記リンク先より辿ることが出来ます。

フェミニズム叩き、昨年の『NHK紅白歌合戦』にレインボーフラッグが出てきたことへの文句、反省し出所等した方への蔑視(これは逮捕の段階から既に起きています)、ネットや書籍でのヘイトの堂々とした表出…無論すべての日本人がそうではありませんがここ数年でこれら言説が目立ってきている印象があり、日本はなんて心も視野も狭いのだと強い不快感を覚えることが増えています。そして項目の17番目には『福島第一原子力発電所事故の影響による避難生活の長期化に伴うトラブルや,被災地からの避難者に対するいじめなど,東日本大震災に起因する人権問題』も記載されているのですが(『』内は上記リンク先より)、今回の新型コロナウイルスでも似た被害が既に起きていることを考えると、日本人の進歩のなさにただただ愕然とするばかりです。

 

田中さんはコーナーの最後に、人権の定義について紹介してくださいました。大事なのは、『互いに相手を思いやり、自分の人権も相手の人権も大切に守りながら、共に幸せに暮らせる社会を築いて』いくこと*1。相手のことを一切考えす自分の都合だけで物事を考えるからこそ、相手への誹謗中傷を平気で行える方が増えているのかもしれません。そのような方に人権について説いても聞く耳を持っていただけないかもしれないと悲観してしまいがちですが、それでも何度も働きかけていくことが大事だと田中さんは仰っていました。たしかに、いつか改心する可能性がゼロではない以上、その姿勢は大事ですね。

 

 

新型コロナウイルスの問題でこのような人権侵害がさらに噴出している現状は辛いですが、今回のウイルス問題が解決されるのを機に、日本に蔓延る悪しき習慣やモラルの低さ、旧態依然の考えも同時に膿として出し切るようになることを願います。そして新型コロナウイルス対策自体については、諸外国の取り組みに好いところがあれば積極的に採り入れてほしいものです。それがたとえ発生源とされる国であり、政府が好ましいと思っていないであろう国であっても。以前使っていたキャッチフレーズの”取り戻す”に込めた思いは捨て、相手に敬意を払い共に良くしていこうという気概を持てば、対策は格段に進歩するものと期待します*2

*1:『』内は、法務省人権擁護局 全国人権擁護委員連合会が発行する【人権擁護委員 あなたの街の相談パートナー】に掲載されています。

*2:キャッチフレーズについての私見こちらに記載しています。